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第24話 再発見! 謎のモンスターの正体!!
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足跡を頼りに僕らは猫の姿を追った。
絶対に見つけ出してやる。そんな強い気合いが届いたのか、猫はすぐに見つかった。
期待していたとおり、行き止まりにいたのは猫だった。
「当たり!」
僕の動体視力もバカにならないな。
とはいえ、これはクイズではない。相手はモンスターだ。当然、見つけて終わりなんてことにはならない。
「待って。何か構えてるよ」
僕が何も考えず突っ込もうとしたのをみふだちゃんに止められた。改めて注視すると、猫は攻撃の準備をするように低く身構えていた。
すぐさまチーターのような姿になり、超短距離でトップスピードまで駆け上がった。
かと思うと、飛び上がった際にはすでにライオンのような姿へと変わり、首を刈り取るように鋭い爪を高くかかげていた。
「っぶな……」
一度見ていなければ、確実に目が奪われて頭も飛んでいただろう攻撃。
だが、すんでのところで回避に成功。
どうやら僕もだいぶ探索に慣れてきたみたいだ。
さて、背後からの攻撃を警戒してすぐに振り向く。
すると、猫は着地に失敗したのか地面に激突する大きな音を立てると、そのままごろごろと地面を転がった。
気づくと猫の姿に戻っている。
しばらく様子をうかがっても動く様子はない。かと思われたが、よろよろと立ち上がると僕らに対して威嚇してきた。
「どういう事……?」
「だいぶ弱ってるみたいですね」
千伊香ちゃんの言うとおり、俊敏な動きに反してスキが多いように思える。
どうやら姿を変える系の能力を持ったモンスターみたいだけど、どう相手したものか。
「みふだちゃん、あれをどう思う?」
「あれはレアモンスターのメタモルキャットだよ」
「めたもるきゃっと?」
僕の聞きたかった事ではないけれど、とても気になる情報ではあった。
「メタモルキャットはB~Aランク程度の能力を持つモンスターだね。だけど、ランクの値は変身能力に依存するから個体によってはBより低いランクをつけられることもあるんだ。そのせいで上層や低ランクのダンジョンにも出てくるモンスターだよ」
「待って。B~Aって高くない? 高ランクじゃん」
「歴ちゃんは高ランクモンスターや希少なモンスターを引きつける才能があるみたいだね」
「さすがお姉様です」
これは素直に喜んでいいのだろうか。
とはいえ、みふだちゃんの話なら、今回の個体はあくまでレアというだけかもしれない。
「上層に現れたってことは、低ランクの方なんじゃないの?」
「それはないよ。だって、変身する姿が最低でも2つある個体だから、Bランクは見てもいい。それに、今のスピードに変身までのラグの少なさ、低く見積もってもB+だね。わたしからも言わせてもらおうかな。さすが歴ちゃん!」
「いや、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。やばいじゃん。油断できないってことでしょ?」
「当然!」
しかし、一応構えてみたものの、高ランクと思われるメタモルキャットは2回目の攻撃をしてこない。
僕が一歩進むと、メタモルキャットは怯えるように数歩後ずさった。
こちらが格下なのにこの行動、まるで、弱っている事が悟られないように威嚇してごまかしているようだ。
ブランクカードに封印するにしても事情を把握してからの方がいいかもしれない。
「ちょっと僕に考えがある」
「どうするの? 歴ちゃん」
「まあ見ててよ」
僕は咳払いしてから、一枚のカードを取り出した。
「いでよ、狂戦士」
僕は手早く狂戦士を召喚した。
さすがはAランクモンスター。メタモルキャットを前にしても動じた様子は見えない。
それに、メタモルキャットの方も狂戦士だからと特別態度が変わったようには見えない。
お互い、実力を確かめるように、にらみ合っている。
「狂戦士。おとなしくさせて」
「ugaaa」
「……」
「きゃっ、お姉様ったら大胆!」
千伊香ちゃんの茶化しをスルーしながら狂戦士の速攻でメタモルキャットを取り押さえさせた。
少しは抵抗されるかと思ったものの、メタモルキャットは実力差を察したのか、諦めたように抵抗さえしなかった。
「さて、これで隠していた場所が見えるね」
「お姉様に暴かれてしまいま」
「静かにしなさい」
「はーい」
千伊香ちゃんを軽く小突いて黙っていてもらうようにする。
なぜか腕に抱きついてきたけれど、おとなしくしてくれるなら今回はこれでもいい。
「なるほどね。これが目的だったんだ」
「そう。そして、思ったとおり」
「お腹のところにケガ、ですかね。痛そうです」
「…………」
ケガしている箇所をさらされて、モンスターと言えど、メタモルキャットの表情があからさまに不服そうなものへと変わったが、ここでは我慢してもらおう。
どうやら、この傷のせいで実力を出せなかったという事なのだろう。
モンスターとはいえ、弱っている相手にトドメを刺すのは気分が悪い。それに、モンスターだって、全部が全部悪者ってわけじゃないからな。
僕の身近にも仲良くしてくれるモンスターはいるのだ。
「それにしても、相手が無防備なところを襲おうなんて、お姉様もかなりアグレッシブな性格をされているんですね」
「違うわ。いつそんなことをすると言ったよ」
「え、じゃあ、どうするんですか? もしかして、このままリリースするとか?」
「それも違う」
他の人がどう感じるかはわからないけど、2人ならきっと大丈夫だろう。
「ケガしてるんだし、手当てしてあげようよ」
絶対に見つけ出してやる。そんな強い気合いが届いたのか、猫はすぐに見つかった。
期待していたとおり、行き止まりにいたのは猫だった。
「当たり!」
僕の動体視力もバカにならないな。
とはいえ、これはクイズではない。相手はモンスターだ。当然、見つけて終わりなんてことにはならない。
「待って。何か構えてるよ」
僕が何も考えず突っ込もうとしたのをみふだちゃんに止められた。改めて注視すると、猫は攻撃の準備をするように低く身構えていた。
すぐさまチーターのような姿になり、超短距離でトップスピードまで駆け上がった。
かと思うと、飛び上がった際にはすでにライオンのような姿へと変わり、首を刈り取るように鋭い爪を高くかかげていた。
「っぶな……」
一度見ていなければ、確実に目が奪われて頭も飛んでいただろう攻撃。
だが、すんでのところで回避に成功。
どうやら僕もだいぶ探索に慣れてきたみたいだ。
さて、背後からの攻撃を警戒してすぐに振り向く。
すると、猫は着地に失敗したのか地面に激突する大きな音を立てると、そのままごろごろと地面を転がった。
気づくと猫の姿に戻っている。
しばらく様子をうかがっても動く様子はない。かと思われたが、よろよろと立ち上がると僕らに対して威嚇してきた。
「どういう事……?」
「だいぶ弱ってるみたいですね」
千伊香ちゃんの言うとおり、俊敏な動きに反してスキが多いように思える。
どうやら姿を変える系の能力を持ったモンスターみたいだけど、どう相手したものか。
「みふだちゃん、あれをどう思う?」
「あれはレアモンスターのメタモルキャットだよ」
「めたもるきゃっと?」
僕の聞きたかった事ではないけれど、とても気になる情報ではあった。
「メタモルキャットはB~Aランク程度の能力を持つモンスターだね。だけど、ランクの値は変身能力に依存するから個体によってはBより低いランクをつけられることもあるんだ。そのせいで上層や低ランクのダンジョンにも出てくるモンスターだよ」
「待って。B~Aって高くない? 高ランクじゃん」
「歴ちゃんは高ランクモンスターや希少なモンスターを引きつける才能があるみたいだね」
「さすがお姉様です」
これは素直に喜んでいいのだろうか。
とはいえ、みふだちゃんの話なら、今回の個体はあくまでレアというだけかもしれない。
「上層に現れたってことは、低ランクの方なんじゃないの?」
「それはないよ。だって、変身する姿が最低でも2つある個体だから、Bランクは見てもいい。それに、今のスピードに変身までのラグの少なさ、低く見積もってもB+だね。わたしからも言わせてもらおうかな。さすが歴ちゃん!」
「いや、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。やばいじゃん。油断できないってことでしょ?」
「当然!」
しかし、一応構えてみたものの、高ランクと思われるメタモルキャットは2回目の攻撃をしてこない。
僕が一歩進むと、メタモルキャットは怯えるように数歩後ずさった。
こちらが格下なのにこの行動、まるで、弱っている事が悟られないように威嚇してごまかしているようだ。
ブランクカードに封印するにしても事情を把握してからの方がいいかもしれない。
「ちょっと僕に考えがある」
「どうするの? 歴ちゃん」
「まあ見ててよ」
僕は咳払いしてから、一枚のカードを取り出した。
「いでよ、狂戦士」
僕は手早く狂戦士を召喚した。
さすがはAランクモンスター。メタモルキャットを前にしても動じた様子は見えない。
それに、メタモルキャットの方も狂戦士だからと特別態度が変わったようには見えない。
お互い、実力を確かめるように、にらみ合っている。
「狂戦士。おとなしくさせて」
「ugaaa」
「……」
「きゃっ、お姉様ったら大胆!」
千伊香ちゃんの茶化しをスルーしながら狂戦士の速攻でメタモルキャットを取り押さえさせた。
少しは抵抗されるかと思ったものの、メタモルキャットは実力差を察したのか、諦めたように抵抗さえしなかった。
「さて、これで隠していた場所が見えるね」
「お姉様に暴かれてしまいま」
「静かにしなさい」
「はーい」
千伊香ちゃんを軽く小突いて黙っていてもらうようにする。
なぜか腕に抱きついてきたけれど、おとなしくしてくれるなら今回はこれでもいい。
「なるほどね。これが目的だったんだ」
「そう。そして、思ったとおり」
「お腹のところにケガ、ですかね。痛そうです」
「…………」
ケガしている箇所をさらされて、モンスターと言えど、メタモルキャットの表情があからさまに不服そうなものへと変わったが、ここでは我慢してもらおう。
どうやら、この傷のせいで実力を出せなかったという事なのだろう。
モンスターとはいえ、弱っている相手にトドメを刺すのは気分が悪い。それに、モンスターだって、全部が全部悪者ってわけじゃないからな。
僕の身近にも仲良くしてくれるモンスターはいるのだ。
「それにしても、相手が無防備なところを襲おうなんて、お姉様もかなりアグレッシブな性格をされているんですね」
「違うわ。いつそんなことをすると言ったよ」
「え、じゃあ、どうするんですか? もしかして、このままリリースするとか?」
「それも違う」
他の人がどう感じるかはわからないけど、2人ならきっと大丈夫だろう。
「ケガしてるんだし、手当てしてあげようよ」
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