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第49話 影斗と怜の関係は?:日向視点
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やっと見つけた。
怜ちゃん。
なんて話しかければいいのかわからない。けど、もしかしたら見間違いかもしれないし、本人に確認してみるのがいいはず。
確認するのは怖い。でも、このまま知らないまま話が進むのはもっと怖い。
自分の中だけで考え続けるのはもうできない。
「怜ちゃん。あのさ。今一人?」
「あら、日向さん。ええ、そうだけどどうかした?」
今、なにか隠した? もしかして影斗からのラブレター? 書いてもらったの? ううん。まだわからない。二人ともいい人のはずだから、これはそれを信じるためだから。
「めずしいね。いつも周りに人がいるのに」
「まあ、私だって一人になりたい時もあるわよ。それより今朝、日向が来なかったから遅刻しかけたって影斗が言ってたわよ。いいえ。日向さんなら聞いてるわよね。影斗、あれでズボラなところもあるから、幼なじみの日向さんが気にかけてあげてほしいわ」
「……」
そうだ。わたしは今日一人で学校に来た。
影斗のことはすっぽかして。気づいたら学校まで来ていた。
なんとなく影斗から聞くのはできなかった。
「どうかしたの? 体調、悪いのかしら」
「……」
でも、やっぱり、影斗って言ってる。でも、仲がいいのはいいことのはずだから、聞くだけ。
今だってわたしの心配だってしてくれてるんだもん。
これが彼女だからできる余裕じゃないなら。
「れ、れ、怜ちゃん」
「なにかしら?」
「これ、なんだけど、人違いだったらいいんだ。でも気になって……」
わたしはおずおずとスマホの画面を見せた。この間とってしまった、影斗と怜ちゃんが写った写真を。
笑顔だった怜ちゃんの顔はみるみる無表情に変わり、やがて、その顔のままわたしを見上げてきた。
こんなに驚いている怜ちゃんは見たことがない。
「……この写真……」
「どういうこと?」
「……」
黙ってるってことは図星なの? じゃあやっぱり二人は家に通い合うような仲になってたの?
私を差し置いて、そんな、そんなのって。
「へ!?」
なにかを素早くポケットにしまうと急に怜ちゃんが私の手を握ってきた。
「ち、ちちち、これはち、違うのよ。ひ、日向さん。これは違うの」
「え」
「そっそう! なにかの見間違いよ。この子は親戚の子じゃないかしら? 私に似てるわねー。だから私を呼び捨ててるのね。おそらくだけど、うん、そうだわ。そうに違いないわ」
こんなに取り乱した怜ちゃんは初めてみた。
いつもクールでかっこいいのに。
それでキララちゃんの話をするときは笑顔がかわいらしい、ギャップがかわいい子なのに。
この言い訳は苦しい。
なんだか頭が冴えてしまう。冷えてしまう。
「影斗の親戚にこんな子いないよ?」
わたしは知ってる。
影斗に同い年の親戚の子がいないことを。
少しさみしそうに、兄弟もいないことを話していたことを。覚えている。
「そうなのね。知らなかったわ……えーと。それじゃあ……」
怜ちゃんはわたしから目をそらした。
「じゃあ、これはやっぱり怜ちゃんなんだね。どういうこと? 二人は影斗の家でなにをしてたの? 二人だけでなにをしてたの?」
「ああ!」
「なに?」
「そうだわ。ちょっと用事を思い出したからこの話は後日にしましょ。これについてはゆっくり話すべきよ。そういうことにしましょ。ええ。その方がいいわ。それじゃ」
「あ、ちょっと!」
急なことで動けなかった。
怜ちゃんはあわてた様子で走り出した。明らかになにかを隠している。
怜ちゃんがあんなに動揺するなんて、わたしには絶対に知られたくないことなのかな?
わざわざ自分から影斗の呼び方について触れちゃうくらいだし。
着実に影斗との距離をつめてるってこと?
わたしに内緒で。
「あれは……」
隠したものが見える。手に持つものが、小走りで遠ざかる怜ちゃんの持つものが見える。
スマホ? じゃあ、スマホでやり取りを? 画面も見ないで指を動かしてる?
「ヤッホー。どしたのぼーっとして。こんなところで日向一人? めずらしいね」
突然、フィアラちゃんがわたしの視界に入り込んできた。
「あ、うん」
後ろには若菜ちゃんが立っている。
「ひなたんどぉしたのぉ? 暗い顔してぇ。向こうから誰か来るのぉ? もしかして待ち合わせぇ?」
「う、ううん」
わたしが首を横に振っても、不思議そうにする二人はすぐに柔らかく笑って脇腹を小突いてくる。
「なにかあったならいいなよ? 特に影斗くんのこととかさ」
「かげとんのことなら若菜も協力するよぉ」
二人ともふざけたように笑いながらそんなことを言ってくる。
二人は怜ちゃんと影斗のことを知らないみたいだ。
「あはは。ありがとう。でも本当になんでもないよー。ちょっと考え事してただけー」
実際にはなにかあった。
多分、影斗のことでもある。
でも、二人を信じてないわけじゃないけど、二人には話さない。まだ怪しいだけでしかないから。
これでもわたしは影斗と怜ちゃん、二人のことを好きだから。
「そっか。でも、無理はしないでね。いつでも相談に乗るからさ」
「そうだよぉ。若菜にできることなら言ってねぇ」
「うん。でも今は大丈夫。必要になったら力を借りるよ」
目の前の二人は安心したように笑ってくれた。
影斗と怜ちゃんのことはわたしが解決することだ。
でも二人を見て決めた。
確証を得るのは難しいから、影斗を怜ちゃんに取られるより先に動く。
冗談めかして話してくれる二人がいるからわたしは動ける。
怜ちゃん。
なんて話しかければいいのかわからない。けど、もしかしたら見間違いかもしれないし、本人に確認してみるのがいいはず。
確認するのは怖い。でも、このまま知らないまま話が進むのはもっと怖い。
自分の中だけで考え続けるのはもうできない。
「怜ちゃん。あのさ。今一人?」
「あら、日向さん。ええ、そうだけどどうかした?」
今、なにか隠した? もしかして影斗からのラブレター? 書いてもらったの? ううん。まだわからない。二人ともいい人のはずだから、これはそれを信じるためだから。
「めずしいね。いつも周りに人がいるのに」
「まあ、私だって一人になりたい時もあるわよ。それより今朝、日向が来なかったから遅刻しかけたって影斗が言ってたわよ。いいえ。日向さんなら聞いてるわよね。影斗、あれでズボラなところもあるから、幼なじみの日向さんが気にかけてあげてほしいわ」
「……」
そうだ。わたしは今日一人で学校に来た。
影斗のことはすっぽかして。気づいたら学校まで来ていた。
なんとなく影斗から聞くのはできなかった。
「どうかしたの? 体調、悪いのかしら」
「……」
でも、やっぱり、影斗って言ってる。でも、仲がいいのはいいことのはずだから、聞くだけ。
今だってわたしの心配だってしてくれてるんだもん。
これが彼女だからできる余裕じゃないなら。
「れ、れ、怜ちゃん」
「なにかしら?」
「これ、なんだけど、人違いだったらいいんだ。でも気になって……」
わたしはおずおずとスマホの画面を見せた。この間とってしまった、影斗と怜ちゃんが写った写真を。
笑顔だった怜ちゃんの顔はみるみる無表情に変わり、やがて、その顔のままわたしを見上げてきた。
こんなに驚いている怜ちゃんは見たことがない。
「……この写真……」
「どういうこと?」
「……」
黙ってるってことは図星なの? じゃあやっぱり二人は家に通い合うような仲になってたの?
私を差し置いて、そんな、そんなのって。
「へ!?」
なにかを素早くポケットにしまうと急に怜ちゃんが私の手を握ってきた。
「ち、ちちち、これはち、違うのよ。ひ、日向さん。これは違うの」
「え」
「そっそう! なにかの見間違いよ。この子は親戚の子じゃないかしら? 私に似てるわねー。だから私を呼び捨ててるのね。おそらくだけど、うん、そうだわ。そうに違いないわ」
こんなに取り乱した怜ちゃんは初めてみた。
いつもクールでかっこいいのに。
それでキララちゃんの話をするときは笑顔がかわいらしい、ギャップがかわいい子なのに。
この言い訳は苦しい。
なんだか頭が冴えてしまう。冷えてしまう。
「影斗の親戚にこんな子いないよ?」
わたしは知ってる。
影斗に同い年の親戚の子がいないことを。
少しさみしそうに、兄弟もいないことを話していたことを。覚えている。
「そうなのね。知らなかったわ……えーと。それじゃあ……」
怜ちゃんはわたしから目をそらした。
「じゃあ、これはやっぱり怜ちゃんなんだね。どういうこと? 二人は影斗の家でなにをしてたの? 二人だけでなにをしてたの?」
「ああ!」
「なに?」
「そうだわ。ちょっと用事を思い出したからこの話は後日にしましょ。これについてはゆっくり話すべきよ。そういうことにしましょ。ええ。その方がいいわ。それじゃ」
「あ、ちょっと!」
急なことで動けなかった。
怜ちゃんはあわてた様子で走り出した。明らかになにかを隠している。
怜ちゃんがあんなに動揺するなんて、わたしには絶対に知られたくないことなのかな?
わざわざ自分から影斗の呼び方について触れちゃうくらいだし。
着実に影斗との距離をつめてるってこと?
わたしに内緒で。
「あれは……」
隠したものが見える。手に持つものが、小走りで遠ざかる怜ちゃんの持つものが見える。
スマホ? じゃあ、スマホでやり取りを? 画面も見ないで指を動かしてる?
「ヤッホー。どしたのぼーっとして。こんなところで日向一人? めずらしいね」
突然、フィアラちゃんがわたしの視界に入り込んできた。
「あ、うん」
後ろには若菜ちゃんが立っている。
「ひなたんどぉしたのぉ? 暗い顔してぇ。向こうから誰か来るのぉ? もしかして待ち合わせぇ?」
「う、ううん」
わたしが首を横に振っても、不思議そうにする二人はすぐに柔らかく笑って脇腹を小突いてくる。
「なにかあったならいいなよ? 特に影斗くんのこととかさ」
「かげとんのことなら若菜も協力するよぉ」
二人ともふざけたように笑いながらそんなことを言ってくる。
二人は怜ちゃんと影斗のことを知らないみたいだ。
「あはは。ありがとう。でも本当になんでもないよー。ちょっと考え事してただけー」
実際にはなにかあった。
多分、影斗のことでもある。
でも、二人を信じてないわけじゃないけど、二人には話さない。まだ怪しいだけでしかないから。
これでもわたしは影斗と怜ちゃん、二人のことを好きだから。
「そっか。でも、無理はしないでね。いつでも相談に乗るからさ」
「そうだよぉ。若菜にできることなら言ってねぇ」
「うん。でも今は大丈夫。必要になったら力を借りるよ」
目の前の二人は安心したように笑ってくれた。
影斗と怜ちゃんのことはわたしが解決することだ。
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確証を得るのは難しいから、影斗を怜ちゃんに取られるより先に動く。
冗談めかして話してくれる二人がいるからわたしは動ける。
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