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サミュエル
心境の変化
ローズと結婚したその日、私たちは初夜を迎えた。
私が夫婦の部屋に入るとローズは既にそこで私のことを待っていた。
いつも淑女としての見本のようなローズが、今まで見せたことのない表情を私だけに見せた。
しどけなく少女のように頬を染め、しかし扇情的で、時には涙を流し、私の腕の中で激しく可愛く喘ぐローズに私は夢中になった。
彼女の豊かな胸も、柔らかな唇も、その女性らしい曲線を描く肢体も、そのすべてが私の理性をたやすく焼き切り、私は夢中になって彼女の中で幾度も果てた。
それからというもの、ローズと体を重ねるごとに、私の心はローズで満たされていった。
ローズが私のそばにいないだけで寂しく感じ、寝ても覚めてもローズのことばかりを考えるようになっていった。
婚約者期間、ブリアナに焦がれるあまり、ローズを蔑ろにしていた自覚があった私がだ。
自己中心的な考えだが、もともと結婚したらローズを大事にしようと決めていた私は、ローズと夫婦になり体を重ね暮らしていく日々の中で、改めて彼女が何を考え、どういう女性なのかを注目するようになった。
今考えても自分は本当にローズにとって最悪の婚約者だったと思うし、彼女がよくそんな愚かな自分についてきてくれたと感謝している。
ローズのことを知れば知るほど、彼女ほど素晴らしい女性は他には絶対にいないのではないかと思えた。
今更ながら自分はローズと夫婦になれて本当に運がよかったのだと、ローズを私の婚約者として選んでくれた父上に感謝した。
結婚して新たに王領地と爵位を頂いた私達は、住み慣れた王宮を離れた。
つまり、これまで会おうと思えばいつでもそばにいたブリアナと距離も出来、ローズに目を向ける余裕みたいなものができていたのも良かったのかもしれない。
ローズを心から愛するようになった私の心から、ブリアナの存在が知らず知らずの間に消えていった。
あんなにブリアナに恋焦がれていたのにと、あっけない自分の移り気に内心苦笑した。
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それからというもの、ローズと体を重ねるごとに、私の心はローズで満たされていった。
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今考えても自分は本当にローズにとって最悪の婚約者だったと思うし、彼女がよくそんな愚かな自分についてきてくれたと感謝している。
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今更ながら自分はローズと夫婦になれて本当に運がよかったのだと、ローズを私の婚約者として選んでくれた父上に感謝した。
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つまり、これまで会おうと思えばいつでもそばにいたブリアナと距離も出来、ローズに目を向ける余裕みたいなものができていたのも良かったのかもしれない。
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あんなにブリアナに恋焦がれていたのにと、あっけない自分の移り気に内心苦笑した。
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