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ルイス
兄二人と義姉二人 1
私には兄が二人いる。
一人は、私が最も尊敬できるウィリアム兄上だ。
そしてもう一人、亡きウィリアム兄上に代わり国王となったサミュエル兄上だ。
私には全く理解できなかったが、ウィリアム兄上はローズ義姉さんと結婚するまでずっとブリアナ義姉さんに夢中になっていた。
サミュエル兄上がブリアナ義姉さんにはっきりと愛を囁いていた訳でも、体の関係を持ったわけでもないみたいだが。
しかし、私達から見ても二人の言動は常軌を逸していたので、彼らの婚約者であったローズ義姉さんやウィリアム兄上はさぞかし不快な思いをしたことだろう。
ローズ義姉さんとその実家の公爵家がどうにかサミュエル兄上との婚約を破棄できないか、私たちの父である前国王に交渉していたのは知っていた。
誰だってあんなふらふら他の女に侍る婚約者なんかいやだよな。もしあれが私の立場でも婚約を破棄しようとするだろう。
だから私はサミュエル兄上とブリアナ義姉さんの言動で傷ついているであろうローズ義姉さんを陰ながら支えたいと思った。
それから気を付けて彼女を見ていると、ローズ義姉さんの表情のちょっとした変化や、辛い状況にも凛とした健気な様子を人知れず目で追うようになってしまっていた。
いつしかローズ義姉さんのことばかり考えるようになっていた。
私は思いがけず、恋に落ちてしまっていた。
でも、私はサミュエル兄上とは違って、恋に落ちたからといってむやみやたらに彼女と距離を縮めて行くことはしなかった。
決して私の気持ちを誰にも悟られないように、義理の弟として自然にふるまうよう細心の注意を払った。
兄二人を支える立場の自分に婚約者は必要ない。
余計な争いの火種を起こさないよう、独身を貫くことを決めている私だったが、もしもローズ義姉さんが私の婚約者だったなら...なんて、そんなことをふと考えている自分に苦笑した。
一人は、私が最も尊敬できるウィリアム兄上だ。
そしてもう一人、亡きウィリアム兄上に代わり国王となったサミュエル兄上だ。
私には全く理解できなかったが、ウィリアム兄上はローズ義姉さんと結婚するまでずっとブリアナ義姉さんに夢中になっていた。
サミュエル兄上がブリアナ義姉さんにはっきりと愛を囁いていた訳でも、体の関係を持ったわけでもないみたいだが。
しかし、私達から見ても二人の言動は常軌を逸していたので、彼らの婚約者であったローズ義姉さんやウィリアム兄上はさぞかし不快な思いをしたことだろう。
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だから私はサミュエル兄上とブリアナ義姉さんの言動で傷ついているであろうローズ義姉さんを陰ながら支えたいと思った。
それから気を付けて彼女を見ていると、ローズ義姉さんの表情のちょっとした変化や、辛い状況にも凛とした健気な様子を人知れず目で追うようになってしまっていた。
いつしかローズ義姉さんのことばかり考えるようになっていた。
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でも、私はサミュエル兄上とは違って、恋に落ちたからといってむやみやたらに彼女と距離を縮めて行くことはしなかった。
決して私の気持ちを誰にも悟られないように、義理の弟として自然にふるまうよう細心の注意を払った。
兄二人を支える立場の自分に婚約者は必要ない。
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