40 / 49
ジョーンズ:許しの頬ずり
しおりを挟む
「きゃあっ」
温泉へとつながる階段を下りてくるルビーが足元を滑らせた。
とっさにルビーを支えた俺の唇とルビーの唇が触れ合う直前で抱き留めた。
お互いの吐息が唇を刺激する。
「…大丈夫か、ルビー?」
「ええ…ありがとう、ジョー…」
そっとうつむくルビーの耳朶が赤く染まっていたことに俺は内心歓喜した。
ルビーを抱きとめたままの体勢で俺はぎゅっとその華奢な体を思わず抱きしめた。
「あっ…」
艶っぽい声を思わず出してしまったのだろう、ルビーは口元を手で押さえ、首元まで真っ赤に染まってしまっていた。
ごくんと生唾を飲み込んだ俺はルビーの頭に軽くキスを送った。
出来ることならずっと抱きしめていたかったが理性を総動員して、そのままルビーを横抱きにして階段を下りた。
俺にされるがままになっていたルビーは何も文句を言わなかった。
その後いつものように、俺が先に湯につかってしばらくしてルビーが入ってきた。
いつも並んで座るか向かい合って座るのに、なぜかその日は俺に背を向けてルビーは腰を下ろした。
なあ、ルビー。気が付いているのか?それが俺にとっては逆効果だと。
その無造作にさらされた首元が湯に入る前から真っ赤に染まっているのが丸見えで、いじらしい彼女に俺は思わず息を吹きかけた。
途端にびくっとして俺に振り返ろうとしたルビーを、俺は気がついたら無意識のうちに後ろから抱きしめてしまった。
「ジョー…」
「すまない、ルビー。しばらくこのままでも許してもらえるだろうか…。」
囁くようにルビーに許しを乞う俺は、ルビーの甘い匂いに一瞬で酔いしれそうになった。
前を向いたまま返事がなかったが、その代わりに俺の腕に頬ずりをし来たルビーが愛おしくてたまらない。
温泉へとつながる階段を下りてくるルビーが足元を滑らせた。
とっさにルビーを支えた俺の唇とルビーの唇が触れ合う直前で抱き留めた。
お互いの吐息が唇を刺激する。
「…大丈夫か、ルビー?」
「ええ…ありがとう、ジョー…」
そっとうつむくルビーの耳朶が赤く染まっていたことに俺は内心歓喜した。
ルビーを抱きとめたままの体勢で俺はぎゅっとその華奢な体を思わず抱きしめた。
「あっ…」
艶っぽい声を思わず出してしまったのだろう、ルビーは口元を手で押さえ、首元まで真っ赤に染まってしまっていた。
ごくんと生唾を飲み込んだ俺はルビーの頭に軽くキスを送った。
出来ることならずっと抱きしめていたかったが理性を総動員して、そのままルビーを横抱きにして階段を下りた。
俺にされるがままになっていたルビーは何も文句を言わなかった。
その後いつものように、俺が先に湯につかってしばらくしてルビーが入ってきた。
いつも並んで座るか向かい合って座るのに、なぜかその日は俺に背を向けてルビーは腰を下ろした。
なあ、ルビー。気が付いているのか?それが俺にとっては逆効果だと。
その無造作にさらされた首元が湯に入る前から真っ赤に染まっているのが丸見えで、いじらしい彼女に俺は思わず息を吹きかけた。
途端にびくっとして俺に振り返ろうとしたルビーを、俺は気がついたら無意識のうちに後ろから抱きしめてしまった。
「ジョー…」
「すまない、ルビー。しばらくこのままでも許してもらえるだろうか…。」
囁くようにルビーに許しを乞う俺は、ルビーの甘い匂いに一瞬で酔いしれそうになった。
前を向いたまま返事がなかったが、その代わりに俺の腕に頬ずりをし来たルビーが愛おしくてたまらない。
476
あなたにおすすめの小説
【完結】365日後の花言葉
Ringo
恋愛
許せなかった。
幼い頃からの婚約者でもあり、誰よりも大好きで愛していたあなただからこそ。
あなたの裏切りを知った翌朝、私の元に届いたのはゼラニウムの花束。
“ごめんなさい”
言い訳もせず、拒絶し続ける私の元に通い続けるあなたの愛情を、私はもう一度信じてもいいの?
※勢いよく本編完結しまして、番外編ではイチャイチャするふたりのその後をお届けします。
【完結】要らないと言っていたのに今更好きだったなんて言うんですか?
星野真弓
恋愛
十五歳で第一王子のフロイデンと婚約した公爵令嬢のイルメラは、彼のためなら何でもするつもりで生活して来た。
だが三年が経った今では冷たい態度ばかり取るフロイデンに対する恋心はほとんど冷めてしまっていた。
そんなある日、フロイデンが「イルメラなんて要らない」と男友達と話しているところを目撃してしまい、彼女の中に残っていた恋心は消え失せ、とっとと別れることに決める。
しかし、どういうわけかフロイデンは慌てた様子で引き留め始めて――
婚約解消の理由はあなた
彩柚月
恋愛
王女のレセプタントのオリヴィア。結婚の約束をしていた相手から解消の申し出を受けた理由は、王弟の息子に気に入られているから。
私の人生を壊したのはあなた。
許されると思わないでください。
全18話です。
最後まで書き終わって投稿予約済みです。
あなただけが私を信じてくれたから
樹里
恋愛
王太子殿下の婚約者であるアリシア・トラヴィス侯爵令嬢は、茶会において王女殺害を企てたとして冤罪で投獄される。それは王太子殿下と恋仲であるアリシアの妹が彼女を排除するために計画した犯行だと思われた。
一方、自分を信じてくれるシメオン・バーナード卿の調査の甲斐もなく、アリシアは結局そのまま断罪されてしまう。
しかし彼女が次に目を覚ますと、茶会の日に戻っていた。その日を境に、冤罪をかけられ、断罪されるたびに茶会前に回帰するようになってしまった。
処刑を免れようとそのたびに違った行動を起こしてきたアリシアが、最後に下した決断は。
幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。
クロユキ
恋愛
街の学校に通うルナは同じ同級生のルシアンと交際をしていた。同じクラスでもあり席も隣だったのもあってルシアンから交際を申し込まれた。
そんなある日クラスに転校生が入って来た。
幼い頃一緒に遊んだルシアンを知っている女子だった…その日からルナとルシアンの距離が離れ始めた。
誤字脱字がありますが、読んでもらえたら嬉しいです。
更新不定期です。
よろしくお願いします。
王家の面子のために私を振り回さないで下さい。
しゃーりん
恋愛
公爵令嬢ユリアナは王太子ルカリオに婚約破棄を言い渡されたが、王家によってその出来事はなかったことになり、結婚することになった。
愛する人と別れて王太子の婚約者にさせられたのに本人からは避けされ、それでも結婚させられる。
自分はどこまで王家に振り回されるのだろう。
国王にもルカリオにも呆れ果てたユリアナは、夫となるルカリオを蹴落として、自分が王太女になるために仕掛けた。
実は、ルカリオは王家の血筋ではなくユリアナの公爵家に正統性があるからである。
ユリアナとの結婚を理解していないルカリオを見限り、愛する人との結婚を企んだお話です。
愚か者は幸せを捨てた
矢野りと
恋愛
相思相愛で結ばれた二人がある日、分かれることになった。夫を愛しているサラは別れを拒んだが、夫であるマキタは非情な手段でサラとの婚姻関係そのものをなかったことにしてしまった。
だがそれは男の本意ではなかった…。
魅了の呪縛から解き放たれた男が我に返った時、そこに幸せはなかった。
最愛の人を失った男が必死に幸せを取り戻そうとするが…。
永遠の誓いをあなたに ~何でも欲しがる妹がすべてを失ってからわたしが溺愛されるまで~
畔本グラヤノン
恋愛
両親に愛される妹エイミィと愛されない姉ジェシカ。ジェシカはひょんなことで公爵令息のオーウェンと知り合い、周囲から婚約を噂されるようになる。ある日ジェシカはオーウェンに王族の出席する式典に招待されるが、ジェシカの代わりに式典に出ることを目論んだエイミィは邪魔なジェシカを消そうと考えるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる