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17歳環奈
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あした世界が終わるらしい。
今日の朝ニュースでそう言っていた。
今私は大嫌いだった高校の屋上に来ている。
高校に入学してから私は虐められた。
何がいけないか聞いたことがあるが、顔がムカつく、暇だから、特に理由はない、そう言われた。
私は貧しい家庭で育った。
お金がないのに一生懸命働いて稼いだお金で私を高校に入学させてくれた母がいる。
私が唯一誇れるのは母の子ということだけだ。
せっかく入学させてくれたのに学校に行かないのは私自身が許さなかった。
最初の一年はあともう少し、いつか終わるとイジメを耐えていたが、いつしか私は限界を迎えていたようで部屋から出られなくなってしまった。
学校のことを考えると体が震える、学校という存在は私にとって恐怖そのものでしかなかった。
部屋に引きこもってから三ヶ月ほどは家に落書きや、窓に石が飛んできたりしていた、その名残で部屋の窓には乱雑にガムテープが貼られている。
朝食、夕食の時間になると母が料理を部屋の前に置いてくれる。
昼食は母が働いている時間なので置かれることはなかった。
私が部屋に引きこもってから五ヶ月ほどが経った頃だ、朝食と夕食がでない日が三日続いた。
私は母に何かあったのではと心配になり五ヶ月振りに部屋の外へ出た。
リビングに向かうと付けたままのテレビの前に母が倒れていた。
母の胸に手を当てると心臓は動いていなかった。
私の唯一の味方だった母が、今私のいる世界にはいない。
虚無だった。
何時間たっただろうか、途方もない時間私は母の前で絶望していた。
外を見ると暗かった外が明るくなっていた。
窓から見える朝焼けがこの世のものとは思えないほど美しく感じた。
だが今その美しさは私の心を締め付けた。
もしも私が引きこもっていなければ、母の容体に気づき、母はこんなことにならかったかもしれない。
もし私が虐められなければ、もし私が高校に行かなければ、もし私ではなくもっと強い子が母の子であったら。
そんなことを永遠と考えていた。
付けたままのテレビからは、若い女性のキャスターが明日世界が終わると語っている。
私が部屋にこもっている間に世界は変わっていたらしい。
しばらく開いていなかったスマホを無意識に開きLINEを確認した、すると悪口や罵倒が無数に溜まっていた。
1番近いトーク履歴で昨日のものだった。
あの人たちはこんなにも私を不幸にしたかったのか。
安心してほしい、今私は最高に不幸だ。
おめでとう、あなたたちの勝ちだよ。
でも明日世界が滅ぶのなら、どうせ明日死ぬのなら、いいよね。
そう思った頃には私は制服を身にまとい手に包丁を持ち外に出ていた。
その後の記憶は覚えていない。
気づくと私は大嫌いな学校の屋上にいた。
またこの制服を着て学校に来るなんてあり得ないと思っていた。
母がアイロンをかけ綺麗にしまって置いてくれていた制服は憎悪の色に赤く染まってしまった。
どうせ明日世界は終わる。でも今すぐにでもお母さんに会いたい。
「お母さん大好きだよ、愛してる、今から行くから待っててね」
さよなら私の大嫌いだったこの世界。
今日の朝ニュースでそう言っていた。
今私は大嫌いだった高校の屋上に来ている。
高校に入学してから私は虐められた。
何がいけないか聞いたことがあるが、顔がムカつく、暇だから、特に理由はない、そう言われた。
私は貧しい家庭で育った。
お金がないのに一生懸命働いて稼いだお金で私を高校に入学させてくれた母がいる。
私が唯一誇れるのは母の子ということだけだ。
せっかく入学させてくれたのに学校に行かないのは私自身が許さなかった。
最初の一年はあともう少し、いつか終わるとイジメを耐えていたが、いつしか私は限界を迎えていたようで部屋から出られなくなってしまった。
学校のことを考えると体が震える、学校という存在は私にとって恐怖そのものでしかなかった。
部屋に引きこもってから三ヶ月ほどは家に落書きや、窓に石が飛んできたりしていた、その名残で部屋の窓には乱雑にガムテープが貼られている。
朝食、夕食の時間になると母が料理を部屋の前に置いてくれる。
昼食は母が働いている時間なので置かれることはなかった。
私が部屋に引きこもってから五ヶ月ほどが経った頃だ、朝食と夕食がでない日が三日続いた。
私は母に何かあったのではと心配になり五ヶ月振りに部屋の外へ出た。
リビングに向かうと付けたままのテレビの前に母が倒れていた。
母の胸に手を当てると心臓は動いていなかった。
私の唯一の味方だった母が、今私のいる世界にはいない。
虚無だった。
何時間たっただろうか、途方もない時間私は母の前で絶望していた。
外を見ると暗かった外が明るくなっていた。
窓から見える朝焼けがこの世のものとは思えないほど美しく感じた。
だが今その美しさは私の心を締め付けた。
もしも私が引きこもっていなければ、母の容体に気づき、母はこんなことにならかったかもしれない。
もし私が虐められなければ、もし私が高校に行かなければ、もし私ではなくもっと強い子が母の子であったら。
そんなことを永遠と考えていた。
付けたままのテレビからは、若い女性のキャスターが明日世界が終わると語っている。
私が部屋にこもっている間に世界は変わっていたらしい。
しばらく開いていなかったスマホを無意識に開きLINEを確認した、すると悪口や罵倒が無数に溜まっていた。
1番近いトーク履歴で昨日のものだった。
あの人たちはこんなにも私を不幸にしたかったのか。
安心してほしい、今私は最高に不幸だ。
おめでとう、あなたたちの勝ちだよ。
でも明日世界が滅ぶのなら、どうせ明日死ぬのなら、いいよね。
そう思った頃には私は制服を身にまとい手に包丁を持ち外に出ていた。
その後の記憶は覚えていない。
気づくと私は大嫌いな学校の屋上にいた。
またこの制服を着て学校に来るなんてあり得ないと思っていた。
母がアイロンをかけ綺麗にしまって置いてくれていた制服は憎悪の色に赤く染まってしまった。
どうせ明日世界は終わる。でも今すぐにでもお母さんに会いたい。
「お母さん大好きだよ、愛してる、今から行くから待っててね」
さよなら私の大嫌いだったこの世界。
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