ダンジョン行くなら監禁するよ?

浅上秀

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第八章 出発の前に

1話

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グレンとマルクが任務を承諾してから、それほど時を置かずにクエストが舞い込んできた。
マルクは既に引き継ぎを終え、いつでも任務に入れる状態にあり、グレンも鍛錬を怠っていなかった。

「でもいざとなると困る」

クエストの話を聞いた2人はすぐにギルドに承諾の連絡を伝えた。
そして出発の準備をしている時、マルクが不意に話し始めたのだ。

「何がだよ」

グレンは手を止めてマルクを見た。

「だってさ、任務が始まったら2人きりじゃなくなるだろ?」

「そりゃ、まぁ」

複数人で行うクエストが対象のようなので、必然とメンバーは2人以外にも増える。

「しかも長い」

「今回は一週間、ダンジョンに潜って対象の生物を捕獲してくるだけだけどな」

グレンは苦笑する。

「長いよ、一週間。そんなに他人も一緒にいるの?グレンとイイコトするのもお預けでしょ?」

「あ、あたりまえだろ」

「我慢できない」

マルクが唇を尖らせて拗ねる。

「我慢しろ」

グレンは再び手を動かして準備を始めた。

「…わかった、そのかわり」

マルクはポーションに伸びたグレンの手を奪って握る。

「一週間分、やらせて?」

「は?ダメに決まってるだろ。これからクエストで体力使うのに今から消費してどうするんだよ!」

「だって、グレン任務中はやらせてくれないんでしょ?」

「そりゃあ、まぁ…」

マルクが両手でグレンの手を包み込んで上目遣いでグレンの目を見る。

「お願い。今させてくれたら、我慢するから、ね?」

「ぐっ」

グレンはマルクの視線にやられた。

「チョロいな」

マルクはグレンの様子を見てぼそっと呟いた。

「しょ、しょうがないな!」

2人は一旦、準備していたのをやめるとベッドルームに駆け込んだ。



2人で一緒にベットに倒れ込む。

「一回だけだからな」

グレンは服を脱ぎ捨てながらマルクにいう。

「ええ、ケチ。五回はさせてくれないと満足できないよ」

「五回は俺の腰が死ぬ」

「四回」

マルクは渋る。

「二回」

グレンも負けじと数を減らそうとする。

「三回」

「わかった三回な」

2人の唇が合わさり、服を脱ぎ捨て素肌が触れ合う。








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