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初めて編
2話
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島田から来たメールには、阿部の話をもっと聞きたいというものだった。
阿部ははやる気持ちを抑えて、待ち合わせ場所に向かった。
「資料は…これでよし、あとは…」
プレゼンするために多少荷物が多くなってしまったが、時間前には待ち合わせ場所のホテルに到着していた。
ロビーで島田のことを待っていると、後ろから肩をたたかれた。
「やぁ、阿部くん、お待たせしたね」
「いえいえ!本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます…」
「いや、気にしなくていいよ。立ち話もなんだから移動しようか」
「は、はい」
阿部は島田の後についていく。
島田はエレベーターの前に立ち、上りボタンを押した。
島田と阿部がエレベーターに乗り込むと島田は鍵を一瞥し客室のあるフロアの階数ボタンを押す。
てっきりホテル内のレストランなどで商談をするものだと思っていた阿部は虚をつかれた。
「あ、あの、レストランとかではなくてよろしいのでしょうか?」
「あぁ、二人きりの方が、何かと都合がいいだろう?」
「は、はぁ…」
この時に島田の口角が不敵に上がっていたことに阿部は気づかなかった。
到着を知らせるベルが鳴り、二人はエレベーターを降りた。
島田の先導である客室の前に辿り着く。
島田が持っていた鍵でドアを開けた。
「さぁ、どうぞ」
「し、失礼いたします」
部屋の中には大きなダブルベットが一つ、テーブル一つと椅子が二脚あった。
「どうぞ、そこの椅子にでも座って。ワインでいいかな?」
「あ、いえ、私は仕事中なので…」
「まぁまぁ、そんな硬いこと言わないで」
阿部は島田に渡されたグラスを手に取った。
中には赤ワインが入っていた。
「それじゃあ、乾杯」
「か、乾杯」
グラスから少し口を付けた。
「どうだい?美味しいだろ?」
「は、はい」
正直、阿部は緊張でワインの味などわからなかった。
そのせいでワインに媚薬が入れられていたことにも気づけなかった。
「さ、早速ですが、仕事のお話を…」
「あぁ、資料ならそこにおいておいてくれ。私は今日、君と話をして君がどんな人かを知るために来たんだ」
「え、あ、はい」
そういうと阿部はカバンから資料の束を取り出してテーブルに置いた。
島田はワインを片手にテーブルに頬杖をついて阿部を見ていた。
「お、お話し次第でお仕事をいただけるということでしょうか?」
「まぁ、そうなるね。全ては君の頑張り次第だよ」
「は、はい…」
阿部は緊張を紛らわせるためにワインをあおった。
「おや、良い飲みっぷりだね。どれどれもう一杯…」
「い、いただきます…」
お酒を飲みながら、阿部の話を色々と聞きだされた。
そして今回、仕事がもらえなければクビになってしまうという話もした。
「そりゃあ、かわいそうな話だね」
「は、はい…なのでできれば島田様にはお力をお貸し頂きたく…」
「貸すのはいいんだけどね、貸す代わりに君は何をくれるんだい?」
「え、あ、な、なんでもいたします!」
そういった瞬間に島田の目がギラリと輝いた。
「なんでも?本当になんでもするんだね?」
「は、はい」
「それじゃあ、服を全部脱いで全裸になってくれ」
「え???」
「なんでもするんだろう?それくらい造作もないはずだ」
阿部は戸惑った。
しかしなんでもするといっただけに引くことができず島田に従った。
そしてこれが阿部の地獄の生活の始まりだった。
阿部ははやる気持ちを抑えて、待ち合わせ場所に向かった。
「資料は…これでよし、あとは…」
プレゼンするために多少荷物が多くなってしまったが、時間前には待ち合わせ場所のホテルに到着していた。
ロビーで島田のことを待っていると、後ろから肩をたたかれた。
「やぁ、阿部くん、お待たせしたね」
「いえいえ!本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます…」
「いや、気にしなくていいよ。立ち話もなんだから移動しようか」
「は、はい」
阿部は島田の後についていく。
島田はエレベーターの前に立ち、上りボタンを押した。
島田と阿部がエレベーターに乗り込むと島田は鍵を一瞥し客室のあるフロアの階数ボタンを押す。
てっきりホテル内のレストランなどで商談をするものだと思っていた阿部は虚をつかれた。
「あ、あの、レストランとかではなくてよろしいのでしょうか?」
「あぁ、二人きりの方が、何かと都合がいいだろう?」
「は、はぁ…」
この時に島田の口角が不敵に上がっていたことに阿部は気づかなかった。
到着を知らせるベルが鳴り、二人はエレベーターを降りた。
島田の先導である客室の前に辿り着く。
島田が持っていた鍵でドアを開けた。
「さぁ、どうぞ」
「し、失礼いたします」
部屋の中には大きなダブルベットが一つ、テーブル一つと椅子が二脚あった。
「どうぞ、そこの椅子にでも座って。ワインでいいかな?」
「あ、いえ、私は仕事中なので…」
「まぁまぁ、そんな硬いこと言わないで」
阿部は島田に渡されたグラスを手に取った。
中には赤ワインが入っていた。
「それじゃあ、乾杯」
「か、乾杯」
グラスから少し口を付けた。
「どうだい?美味しいだろ?」
「は、はい」
正直、阿部は緊張でワインの味などわからなかった。
そのせいでワインに媚薬が入れられていたことにも気づけなかった。
「さ、早速ですが、仕事のお話を…」
「あぁ、資料ならそこにおいておいてくれ。私は今日、君と話をして君がどんな人かを知るために来たんだ」
「え、あ、はい」
そういうと阿部はカバンから資料の束を取り出してテーブルに置いた。
島田はワインを片手にテーブルに頬杖をついて阿部を見ていた。
「お、お話し次第でお仕事をいただけるということでしょうか?」
「まぁ、そうなるね。全ては君の頑張り次第だよ」
「は、はい…」
阿部は緊張を紛らわせるためにワインをあおった。
「おや、良い飲みっぷりだね。どれどれもう一杯…」
「い、いただきます…」
お酒を飲みながら、阿部の話を色々と聞きだされた。
そして今回、仕事がもらえなければクビになってしまうという話もした。
「そりゃあ、かわいそうな話だね」
「は、はい…なのでできれば島田様にはお力をお貸し頂きたく…」
「貸すのはいいんだけどね、貸す代わりに君は何をくれるんだい?」
「え、あ、な、なんでもいたします!」
そういった瞬間に島田の目がギラリと輝いた。
「なんでも?本当になんでもするんだね?」
「は、はい」
「それじゃあ、服を全部脱いで全裸になってくれ」
「え???」
「なんでもするんだろう?それくらい造作もないはずだ」
阿部は戸惑った。
しかしなんでもするといっただけに引くことができず島田に従った。
そしてこれが阿部の地獄の生活の始まりだった。
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