枕営業から逃げられない

浅上秀

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お仕事のお礼編

4話

「と、トイレに行ってもいいですか?」

「いいって言うとでも思った?勝手に汚した罰を与えなきゃね」

島田はニヤニヤとしている。
阿部の腹部はもう限界がすぐそこまで見えている。

「おねがいです、トイレに、行かせてください」

「ダメって言ってるだろ~」

「なんでもします、なんでもしますから!」

「うーん、じゃあ、替えのシーツもらってきて」

「え?」

「その格好じゃかわいそうだな」

島田は阿部を風呂場から連れ出した。
そして上からバスローブを着せる。

アナル栓はそのままだった。

「うう、苦しい…」

阿部は思わず蹲った。

「ほら、立てよ」

スーツを着直した島田が阿部を立たせる。
ルームキーを持つと阿部の背中を押して部屋を出させた。

二人でエレベーターに乗り込み、フロントに降りる。

「カウンターに行って新しいシーツもらってこい」

島田はロビーの椅子に腰かけて阿部に言った。

「は、はい…」

阿部は拙い足取りでフロントのカウンターに向かう。
カウンターには先客がいる。

なにやら手間取っているようだった。

「は、はやくしてくれよ…」

阿部はもうお腹が痛くてたまらなかった。



「お客様?どうされました?」

フロントのホテルマンが心配そうに阿部に声をかける。

「あ、あの、新しいシーツとタオルをください」

「か、かしこまりました」

阿部の後ろにいる島田を見て顔色を変えたホテルマンは急いで言われたものを用意した。

「どうぞ」

「ありがとうございま・・・ひっ」

阿部に腹痛の波が襲ってくる。

「いえいえ…」

ホテルマンは足早に二人の前から去っていた。

「さぁ帰るぞ」

島田が阿部の背中を押す。

「もう、無理です。トイレに、行かせてください」

「ダメだ。部屋に帰るまでは我慢だ」

島田は強引に阿部をエレベーターに乗せて部屋へと連れ戻した。




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