10 / 62
不埒な保健室
前編
しおりを挟む
FILE4 真壁 (保健の先生)× 近藤 (生徒)
…
「先生ぇ、いる?」
「いるよ。どうしたんだい?」
真壁が奥のベットのカーテンの中から出てきた。
「体育でコケてさ」
「おいで、治療してあげる」
保健室の真壁先生はとても人気だ。
男女両方の生徒からの受けがいい。
保健医にしては珍しい男性だが、誰にでも優しくて白衣が似合うイケメン。
おまけに教職員たちの信頼も厚い。
この日も転んで膝をすりむいてしまった生徒をやさしく手当てしていた。
「はい、できた」
「ありがと!ね、あそこ誰かいるの?」
「うん、体調が悪いみたいでね。なんでだい?」
真壁の視線が一瞬、鋭く光った。
「ううん、知ってる子かなと思ったっだけ」
「たぶん違う学年の子だから知らないと思うよ」
「そっか。じゃ、先生、俺行くわ!」
「お大事に」
手当てが終わった生徒は笑顔で保健室を出て行った。
真壁は戸が閉まるまで笑顔で彼を見送る。
…
「よく我慢できたね」
保健室の奥のカーテンを開けると真っ白のベットに一人の男子生徒が横たわっている。
しかし彼は体調不良でこのベットにいるわけではなかった。
「おやおや、ずいぶんと濡れている」
ベットで横たわる彼の名前は近藤。
彼の手は頭上のベットのパイプに縛られている。
足はM字に開かれ固定されている。
そして肉棒の根元は縛られ、穴には大きなバイブが入れられていた。
「ん、ふっ、くうっ」
「そろそろお昼休みも終わりますね」
真壁はベットに近づいた。
「先生、外して、ください」
「うん、いいよ。声を我慢できたご褒美だ」
真壁は穴からバイブを引き抜く。
「んああああ」
近藤は出すことを許されないまま果てた。
真壁は近藤の肉棒の根元の諫めに触れない。
手首を固定していた縄とタオルをほどく。
そして足の拘束を解くと体液で濡れた近藤の全身を拭いた。
「ほら、早くしないと、授業に遅れるよ」
「こ、これも、外してください」
「だめ」
真壁は問答無用で近藤にトランクスと制服のスラックスを穿かせた。
ワイシャツのボタンを上までしめるとネクタイを縛った。
「立って」
近藤を立たせると背中を押してドアまで送り届けた。
ドアを開くと背中をトンと押して外に出した。
「それじゃ、また放課後に」
真壁は縋るような眼をしている近藤の目の前で戸を閉めた。
…
「先生ぇ、いる?」
「いるよ。どうしたんだい?」
真壁が奥のベットのカーテンの中から出てきた。
「体育でコケてさ」
「おいで、治療してあげる」
保健室の真壁先生はとても人気だ。
男女両方の生徒からの受けがいい。
保健医にしては珍しい男性だが、誰にでも優しくて白衣が似合うイケメン。
おまけに教職員たちの信頼も厚い。
この日も転んで膝をすりむいてしまった生徒をやさしく手当てしていた。
「はい、できた」
「ありがと!ね、あそこ誰かいるの?」
「うん、体調が悪いみたいでね。なんでだい?」
真壁の視線が一瞬、鋭く光った。
「ううん、知ってる子かなと思ったっだけ」
「たぶん違う学年の子だから知らないと思うよ」
「そっか。じゃ、先生、俺行くわ!」
「お大事に」
手当てが終わった生徒は笑顔で保健室を出て行った。
真壁は戸が閉まるまで笑顔で彼を見送る。
…
「よく我慢できたね」
保健室の奥のカーテンを開けると真っ白のベットに一人の男子生徒が横たわっている。
しかし彼は体調不良でこのベットにいるわけではなかった。
「おやおや、ずいぶんと濡れている」
ベットで横たわる彼の名前は近藤。
彼の手は頭上のベットのパイプに縛られている。
足はM字に開かれ固定されている。
そして肉棒の根元は縛られ、穴には大きなバイブが入れられていた。
「ん、ふっ、くうっ」
「そろそろお昼休みも終わりますね」
真壁はベットに近づいた。
「先生、外して、ください」
「うん、いいよ。声を我慢できたご褒美だ」
真壁は穴からバイブを引き抜く。
「んああああ」
近藤は出すことを許されないまま果てた。
真壁は近藤の肉棒の根元の諫めに触れない。
手首を固定していた縄とタオルをほどく。
そして足の拘束を解くと体液で濡れた近藤の全身を拭いた。
「ほら、早くしないと、授業に遅れるよ」
「こ、これも、外してください」
「だめ」
真壁は問答無用で近藤にトランクスと制服のスラックスを穿かせた。
ワイシャツのボタンを上までしめるとネクタイを縛った。
「立って」
近藤を立たせると背中を押してドアまで送り届けた。
ドアを開くと背中をトンと押して外に出した。
「それじゃ、また放課後に」
真壁は縋るような眼をしている近藤の目の前で戸を閉めた。
10
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる