学校にいる人たちの卑猥な日常

浅上秀

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不埒な保健室 

後編

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体育の授業中、散々な目に合った。

真壁はあの時、近藤の穴に遠隔操作できる小型のローターを入れたのだ。
まずストレッチをしている時に振動がして感じてしまった。

ウォーミングアップで走っている時も、教師の説明を聞いている時も不定期に振動が襲ってくるので声をあげないように必死だった。

そのせいでボールに集中できず、迷惑をかけてしまった。

「おい、近藤!」

「ご、ごめん…」

ボールを逃した近藤が謝る。

「おまえ、今日おかしいぞ」

「もしかして具合でも悪いのか?」

「う、うん、大丈夫、ごめんね」

クラスメートが心配するのをよそに近藤の穴は振動の刺激に打ち震えていた。

「とりあえず、お仕置き~」

そういうとクラスメートの一人が近藤に指浣腸をしてきた。

「んひいい」

近藤はローターに加えてやってきた強い衝撃に倒れてしまった。

「え、近藤?大丈夫?」

「ご、ごめん、そんなになると思わなくて…」

ふざけていたクラスメートが慌てる。
騒がしい様子に気付いた体育教師の佐藤が近寄ってくる。

「おまえら、どうした?」

「あ、近藤君がちょっと調子悪いみたいで」

「そうなのか?近藤、保健室行くか?」

近藤は保健室というワードにビクついた。

「は、はい…」

「そうか、誰か付き添い…」

「お、俺行きます!」

先ほど指浣腸をしてきたクラスメートが手をあげた。

「任せたぞ」

「はい」

二人で保健室にむかって歩き出した。



「先生~いる~?」

クラスメートが戸を開けて真壁を呼んだ。

「おや、どうしました?」

「近藤君が具合悪いみたいで…」

「それは大変だ」

近藤が保健室に入ると奥のベットに案内された。

「熱はないですか?」

真壁が体温計を差し出すので脇に挟めた。

「近藤、大丈夫?」

クラスメートが心配そうに尋ねる。

「ん」

近藤は顔を真っ赤にしながら答えた。
ピピピと音が鳴ったので脇から体温計を取り出す。

「これは大変だ」

真壁はわざとらしく声をあげた。

「ちょっと熱があるみたいだから保健室で休もうか。君、後で近藤君の荷物を持ってきてくれるかな?」

「は、はい」

「私が担任と保護者の方に連絡するからね」

クラスメートは一礼すると速足で保健室を出て行った。

「ちょっと刺激が強すぎたかな?」

「ん、先生、これ、ダメです」

目を虚ろにしながら近藤が答えた。

「それじゃあどうなっているのか見せておくれ」

真壁は舌なめずりをしながら近藤の体操着を脱がせるのだった。






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