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第六章 修行の旅 前編
第五話 許可はおりる?
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次の日、アミはどきどきしながら出勤した。
「どうだったかな…」
エレベーターに乗って自分の部署に向かう。
「おはようございます」
「おはよう」
先輩に挨拶しながら自分の席につく。
「おはよう、アミさん」
荷物を整理しているとエグチが現われる。
「あ、エグチさん!おはようございます!」
「今ちょっといいかな」
「はい」
朝礼前にエグチに呼び出されたアミはエグチの後をついていった。
「ここ、どうぞ」
空の会議室に入ると椅子を指される。
「失礼します」
ほどなくしてユリもやってきた。
「あ、ユリ!おはよう!」
「アミおはよう。エグチさんもおはようございます」
「おはようユリさん。メモ読んでくれてよかったよ」
「いえ」
エグチはユリにこの会議室に来るようにメモを残していたのだ。
「それで昨日の話なんだけどね」
ユリがアミの隣に腰かけるのを見届けてエグチが本題に入る。
「はい」
「はい」
二人は真剣な眼差しでエグチを見据える。
「…許可が下りたよ」
「え?」
「本当ですか!?」
「ただし条件付きで、ね」
喜ぶ二人にくぎを刺す。
「条件って?」
アミが尋ねる。
「一ヶ月、本当はこの部署で研修をしっかりと行うこと。それから指定した国に指定した期間しっかりと滞在して修行に打ち込むこと。現地の魔法少女と協力すること」
エグチが指折り条件をあげていく。
「そ、そんなに!?」
アミが驚く。
「これでも楽なほうですよね」
ユリは冷静に聞いていた。
「そうだね。協会側もかなり譲歩したというか、君たちの今までの成績を考慮して、これからの活躍に期待しているんだ」
「うわぁあ…」
アミは目を輝かせる。
「それでもやるか?」
エグチの真剣な眼差しがアミとユリを射抜く。
アミとユリは二人で目を合わせて頷く。
「やらせてください」
「やりたいです」
二人は強い目でエグチに答える。
「わかった。上にはそう伝えておくよ。あとで細かいスケジュールをつめようか」
エグチがいつもの笑顔に戻る。
「はい」
「よろしくお願いします」
二人はエグチに頭をさげた。
しかし二人を待っていたのは厳しく過酷な未来だということを一ミリも分かっていなかった。
「どうだったかな…」
エレベーターに乗って自分の部署に向かう。
「おはようございます」
「おはよう」
先輩に挨拶しながら自分の席につく。
「おはよう、アミさん」
荷物を整理しているとエグチが現われる。
「あ、エグチさん!おはようございます!」
「今ちょっといいかな」
「はい」
朝礼前にエグチに呼び出されたアミはエグチの後をついていった。
「ここ、どうぞ」
空の会議室に入ると椅子を指される。
「失礼します」
ほどなくしてユリもやってきた。
「あ、ユリ!おはよう!」
「アミおはよう。エグチさんもおはようございます」
「おはようユリさん。メモ読んでくれてよかったよ」
「いえ」
エグチはユリにこの会議室に来るようにメモを残していたのだ。
「それで昨日の話なんだけどね」
ユリがアミの隣に腰かけるのを見届けてエグチが本題に入る。
「はい」
「はい」
二人は真剣な眼差しでエグチを見据える。
「…許可が下りたよ」
「え?」
「本当ですか!?」
「ただし条件付きで、ね」
喜ぶ二人にくぎを刺す。
「条件って?」
アミが尋ねる。
「一ヶ月、本当はこの部署で研修をしっかりと行うこと。それから指定した国に指定した期間しっかりと滞在して修行に打ち込むこと。現地の魔法少女と協力すること」
エグチが指折り条件をあげていく。
「そ、そんなに!?」
アミが驚く。
「これでも楽なほうですよね」
ユリは冷静に聞いていた。
「そうだね。協会側もかなり譲歩したというか、君たちの今までの成績を考慮して、これからの活躍に期待しているんだ」
「うわぁあ…」
アミは目を輝かせる。
「それでもやるか?」
エグチの真剣な眼差しがアミとユリを射抜く。
アミとユリは二人で目を合わせて頷く。
「やらせてください」
「やりたいです」
二人は強い目でエグチに答える。
「わかった。上にはそう伝えておくよ。あとで細かいスケジュールをつめようか」
エグチがいつもの笑顔に戻る。
「はい」
「よろしくお願いします」
二人はエグチに頭をさげた。
しかし二人を待っていたのは厳しく過酷な未来だということを一ミリも分かっていなかった。
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