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番外編 マッサージ店への出資はご慎重に
1話
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マッサージはお好きですか?(https://www.alphapolis.co.jp/novel/553523935/588375414)
とのコラボ企画
…
「あー、肩いてぇな」
一日中、パソコンに向かっているとどうしても肩が痛くなる。
ゴリゴリと自分でもみほぐしていると隣の席にいた女性社員が見かねて一枚のチラシをくれた。
「あの、よかったらこれどうぞ」
「え、あ、ありがとうございます」
それはマッサージ店のチラシだった。
お店の開店の周年記念でクーポンがあるようだ。
「へぇ、平日遅くまでやってるんだな」
チラシに乗っていたQRコードを読み取って予約サイトに飛ぶ。
「ラッキー、今日開いてる」
早速、今日の会社帰りに行ってみることにした。
…
こんなに定時が待ち遠しかったのはいつぶりだろうか。
「お疲れ様です」
さっさと荷物をもって俺は定時で会社を飛び出す。
駅に向かって歩く途中で、いつもよりも一本位手前で左に曲がった路地にあるビルにあるようだ。
「ここか」
エレベーターのボタンを意味もなく連打する。
三階まで上がるとすぐに店は見つかった。
「いらっしゃいませ」
扉を開けると男性が立っていた。
「予約したんですけど…」
俺は彼に予約完了のスマホの画面を見せる。
「はい、ご予約承っております。お待ちしておりました。こちらでお履き物をお脱ぎください」
俺は靴を脱いで絨毯にあがる。
暖簾をくぐると薄暗い中、来客用に椅子とテーブルがあった。
案内されるがままに椅子に座る。
「改めまして本日はご来店ありがとうございます。本日マッサージを担当する渡辺です。まずこちらがお越しいただいた皆様にお飲みいただいているハーブティーです。それから初めてご来店された方にはお手数ですがカウンセリングシートのご記入をお願いしております」
グラス入ったお茶と紙が挟まれたバインダー、そしてボールペンが手渡される。
「こちらわかる範囲でけっこうですのでご記入をお願いいたします。書き終わりましたらお呼びください」
渡辺さんはそういうよカウンターに戻った。
俺はお茶を一気に飲み干すと、さっさとカウセンリングシートとやらを書いて渡辺さんを呼んだ。
「ご記入ありがとうございます。マッサージを始める前にカウンセリングをさせていただきます。本日、一番お身体で気になる部分はどちらでしょうか?」
「肩ですね。もうガチガチに固くなってて…」
「かしこまりました。それではお試しコースの範囲内で肩を重点的に行わせていただきます。こちらのお部屋にどうぞ」
…
案内された個室はアロマが炊かれていて、とても雰囲気がいい。
「では早速、上半身に身に着けていらっしゃるものを全てお脱ぎください。ご準備ができましたらこちらのベットにうつぶせになってお待ちください。一旦、失礼いたします」
「はい」
渡辺さんが部屋を出て行った後、俺はさっさとネクタイを外してスーツとワイシャツを脱いだ。
シワにならないようにハンガーがあったので、そこにかけて壁のフックにハンガーを戻す。
「あー、固ぇな」
自分で自分の肩に触れながらそう思った。
ベットに横になってからわりとすぐに渡辺さんは戻ってきた。
「ご準備終わられましたか?」
「はい」
「それでは一旦こちらの温かいタオルをお掛けさせていただきます」
じんわりと肩から腰に掛けて暖かくなる。
「熱さはいかがでしょうか?」
「あ~、ちょうどいいです」
「それではまずは素手で状態を確認させていただきます」
タオルがどけられて渡辺さんの手が俺に触れる。
「うーん、すごいですね…ガチガチだ」
「はは、ですよね」
ゴリゴリと何かが体に響く感じがする。
「これでしたら…当店の背面専用のローションを使ってリンパと血流を整えさせていただきますね。それから全体に筋肉だったりのこりをほぐさせていただきます」
「あ、わかりました」
よくわからないが渡辺さんにおまかせすることにした。
ドプリと聞きなれた音がして俺の背中にちょっと不快な刺激が走る。
「寝てしまっても大丈夫ですので、ごゆっくりおくつろぎくださいね」
「は、い」
血流がよくなったのか眠気に襲われた俺は意識を手放していた。
…
「起きてください、終わりましたよ」
渡辺さんの声がして俺は目を開く。
「んんっ、はい…」
寝る前にはあんなに重たかった肩が異常なくらいに軽くなっていた。
「うわ、すげ!」
俺はあまりの嬉しさにグルグルと肩を何度もまわしてしまった。
「かなり固くなっていましたが、なんとか柔らかくできましたよ。一応、定期的に通っていただけるとこんなに固くなることもないと思いますが」
渡辺さんは苦笑気味に言う。
「ですね…うーん、それなら回数券買わせてもらいます」
そうして俺は体験料金と回数券の料金を支払った。
「ちょうど、いただきます。こちら回数券とあと先ほど施術でも使用させていただいたアロマオイルです。よろしければどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
俺は次回の予約を入れると家に帰ったのだった。
とのコラボ企画
…
「あー、肩いてぇな」
一日中、パソコンに向かっているとどうしても肩が痛くなる。
ゴリゴリと自分でもみほぐしていると隣の席にいた女性社員が見かねて一枚のチラシをくれた。
「あの、よかったらこれどうぞ」
「え、あ、ありがとうございます」
それはマッサージ店のチラシだった。
お店の開店の周年記念でクーポンがあるようだ。
「へぇ、平日遅くまでやってるんだな」
チラシに乗っていたQRコードを読み取って予約サイトに飛ぶ。
「ラッキー、今日開いてる」
早速、今日の会社帰りに行ってみることにした。
…
こんなに定時が待ち遠しかったのはいつぶりだろうか。
「お疲れ様です」
さっさと荷物をもって俺は定時で会社を飛び出す。
駅に向かって歩く途中で、いつもよりも一本位手前で左に曲がった路地にあるビルにあるようだ。
「ここか」
エレベーターのボタンを意味もなく連打する。
三階まで上がるとすぐに店は見つかった。
「いらっしゃいませ」
扉を開けると男性が立っていた。
「予約したんですけど…」
俺は彼に予約完了のスマホの画面を見せる。
「はい、ご予約承っております。お待ちしておりました。こちらでお履き物をお脱ぎください」
俺は靴を脱いで絨毯にあがる。
暖簾をくぐると薄暗い中、来客用に椅子とテーブルがあった。
案内されるがままに椅子に座る。
「改めまして本日はご来店ありがとうございます。本日マッサージを担当する渡辺です。まずこちらがお越しいただいた皆様にお飲みいただいているハーブティーです。それから初めてご来店された方にはお手数ですがカウンセリングシートのご記入をお願いしております」
グラス入ったお茶と紙が挟まれたバインダー、そしてボールペンが手渡される。
「こちらわかる範囲でけっこうですのでご記入をお願いいたします。書き終わりましたらお呼びください」
渡辺さんはそういうよカウンターに戻った。
俺はお茶を一気に飲み干すと、さっさとカウセンリングシートとやらを書いて渡辺さんを呼んだ。
「ご記入ありがとうございます。マッサージを始める前にカウンセリングをさせていただきます。本日、一番お身体で気になる部分はどちらでしょうか?」
「肩ですね。もうガチガチに固くなってて…」
「かしこまりました。それではお試しコースの範囲内で肩を重点的に行わせていただきます。こちらのお部屋にどうぞ」
…
案内された個室はアロマが炊かれていて、とても雰囲気がいい。
「では早速、上半身に身に着けていらっしゃるものを全てお脱ぎください。ご準備ができましたらこちらのベットにうつぶせになってお待ちください。一旦、失礼いたします」
「はい」
渡辺さんが部屋を出て行った後、俺はさっさとネクタイを外してスーツとワイシャツを脱いだ。
シワにならないようにハンガーがあったので、そこにかけて壁のフックにハンガーを戻す。
「あー、固ぇな」
自分で自分の肩に触れながらそう思った。
ベットに横になってからわりとすぐに渡辺さんは戻ってきた。
「ご準備終わられましたか?」
「はい」
「それでは一旦こちらの温かいタオルをお掛けさせていただきます」
じんわりと肩から腰に掛けて暖かくなる。
「熱さはいかがでしょうか?」
「あ~、ちょうどいいです」
「それではまずは素手で状態を確認させていただきます」
タオルがどけられて渡辺さんの手が俺に触れる。
「うーん、すごいですね…ガチガチだ」
「はは、ですよね」
ゴリゴリと何かが体に響く感じがする。
「これでしたら…当店の背面専用のローションを使ってリンパと血流を整えさせていただきますね。それから全体に筋肉だったりのこりをほぐさせていただきます」
「あ、わかりました」
よくわからないが渡辺さんにおまかせすることにした。
ドプリと聞きなれた音がして俺の背中にちょっと不快な刺激が走る。
「寝てしまっても大丈夫ですので、ごゆっくりおくつろぎくださいね」
「は、い」
血流がよくなったのか眠気に襲われた俺は意識を手放していた。
…
「起きてください、終わりましたよ」
渡辺さんの声がして俺は目を開く。
「んんっ、はい…」
寝る前にはあんなに重たかった肩が異常なくらいに軽くなっていた。
「うわ、すげ!」
俺はあまりの嬉しさにグルグルと肩を何度もまわしてしまった。
「かなり固くなっていましたが、なんとか柔らかくできましたよ。一応、定期的に通っていただけるとこんなに固くなることもないと思いますが」
渡辺さんは苦笑気味に言う。
「ですね…うーん、それなら回数券買わせてもらいます」
そうして俺は体験料金と回数券の料金を支払った。
「ちょうど、いただきます。こちら回数券とあと先ほど施術でも使用させていただいたアロマオイルです。よろしければどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
俺は次回の予約を入れると家に帰ったのだった。
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