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さびれた商店街に出資してみた
8話
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「まずはこちら!」
部屋の照明が消えるとスポットライトが舞台の中心を照らし出す。
「みなさんお待ちかね、裏クラウドファンディング アパレル部門の新商品発表会でございます」
「ヒュー!!!」
口笛と拍手が沸き上がる。
俺はなにがなんだかわからないままつられて拍手をした。
「では前回人気だったこちらのコレクションからどうぞ!」
舞台の真ん中に男性が現われる。
上半身裸で顔には目だし帽をしている。
下半身は肉棒と玉が真っ赤な布で隠れている一見ふんどしに見える下着だ。
彼が四つん這いになって尻を見せつけた瞬間、むっちりとした尻肉が主張をしていて非常に卑猥だ。
さらに簡単に挿入しやすいような造りになっているように伺える。
「こちらのお値段を皆様の投票で決めようと思っております。お手元のタブレットに金額をご入力ください」
コの字型に宴席が組まれている理由がわかった。
同じ下着だが色違いのものを纏った男が他に二名現れた。
三人は尻を振りながらランウェイのように席の前を練り歩いて見せつけてくる。
「あの青い奴の尻は良いですな」
「私は赤ですね」
「いやいや黄色だろ、見てみろあの膨らみ具合」
俺たち客は好き放題感想を述べる。
好みと言われた客の近くに行って両手で尻肉を割り開いて穴まで見せるサービスをしてくれる。
俺は好みの尻がないことを残念に思いながら手元のタブレットで適当な金額を入れた。
客の全員が金額を入れ終わった頃、男たち3人は舞台袖に消えていった。
「それではお次は前回のお客様の声を反映してできたこちらの衣装です!」
次に現れたのは男性用のブラジャーをした2人の男だった。
片方の男は白、もう片方は黒だ。
「男性用のブラジャーを作って欲しい。さらに中におもちゃを仕込めるようにしてほしい。あわよくばつけるだけで乳首の開発をしたい、と多くの方からお声をいただき改良に改良を重ねました。」
「おぉ」
歓声が上がったのはブラの裏をタブレットが写し出した時だった。
乳首を吸い上げる機械をつけていても下着のデザインが違和感を感じさせないような設計になっているようだ。
「すげぇなこれ…」
「さらにブラだけではなくショーツも改良しました。ディルドやローター、バイブを固定してお散歩にいけるようにしたいという意見を反映してこちら!おもちゃを入れてもずれないように後ろの部分がこのようになっております」
バイブ用、ローター用と書かれた画像にはおもちゃの用途に合わせて生地を変えたりオプションを変えることで歩いていてもズレないようになっているようだ。
下着を身につけた2人は舞台上から身体を震わせながら客に近づいてくる。
この身体は一体どんなおもちゃでいじめられているのか。
一見、普通に下着をつけているようにしか見えないので客たちは一様に生唾を呑んで妄想してそそられるようだ。
俺も前を通り過ぎる乳首と後ろの穴を眺めながら頭の中でどんなおもちゃをどのように動かすか考える。
そして手元のタブレットに金額を入力した。
「難点はフリーサイズじゃないとこだけか…」
どうやらパートナーがいる人専用のようだ。
ふと俺の視界に入った木田さんが非常に興味を持っているように見えたのは気のせいだと思いたい。
部屋の照明が消えるとスポットライトが舞台の中心を照らし出す。
「みなさんお待ちかね、裏クラウドファンディング アパレル部門の新商品発表会でございます」
「ヒュー!!!」
口笛と拍手が沸き上がる。
俺はなにがなんだかわからないままつられて拍手をした。
「では前回人気だったこちらのコレクションからどうぞ!」
舞台の真ん中に男性が現われる。
上半身裸で顔には目だし帽をしている。
下半身は肉棒と玉が真っ赤な布で隠れている一見ふんどしに見える下着だ。
彼が四つん這いになって尻を見せつけた瞬間、むっちりとした尻肉が主張をしていて非常に卑猥だ。
さらに簡単に挿入しやすいような造りになっているように伺える。
「こちらのお値段を皆様の投票で決めようと思っております。お手元のタブレットに金額をご入力ください」
コの字型に宴席が組まれている理由がわかった。
同じ下着だが色違いのものを纏った男が他に二名現れた。
三人は尻を振りながらランウェイのように席の前を練り歩いて見せつけてくる。
「あの青い奴の尻は良いですな」
「私は赤ですね」
「いやいや黄色だろ、見てみろあの膨らみ具合」
俺たち客は好き放題感想を述べる。
好みと言われた客の近くに行って両手で尻肉を割り開いて穴まで見せるサービスをしてくれる。
俺は好みの尻がないことを残念に思いながら手元のタブレットで適当な金額を入れた。
客の全員が金額を入れ終わった頃、男たち3人は舞台袖に消えていった。
「それではお次は前回のお客様の声を反映してできたこちらの衣装です!」
次に現れたのは男性用のブラジャーをした2人の男だった。
片方の男は白、もう片方は黒だ。
「男性用のブラジャーを作って欲しい。さらに中におもちゃを仕込めるようにしてほしい。あわよくばつけるだけで乳首の開発をしたい、と多くの方からお声をいただき改良に改良を重ねました。」
「おぉ」
歓声が上がったのはブラの裏をタブレットが写し出した時だった。
乳首を吸い上げる機械をつけていても下着のデザインが違和感を感じさせないような設計になっているようだ。
「すげぇなこれ…」
「さらにブラだけではなくショーツも改良しました。ディルドやローター、バイブを固定してお散歩にいけるようにしたいという意見を反映してこちら!おもちゃを入れてもずれないように後ろの部分がこのようになっております」
バイブ用、ローター用と書かれた画像にはおもちゃの用途に合わせて生地を変えたりオプションを変えることで歩いていてもズレないようになっているようだ。
下着を身につけた2人は舞台上から身体を震わせながら客に近づいてくる。
この身体は一体どんなおもちゃでいじめられているのか。
一見、普通に下着をつけているようにしか見えないので客たちは一様に生唾を呑んで妄想してそそられるようだ。
俺も前を通り過ぎる乳首と後ろの穴を眺めながら頭の中でどんなおもちゃをどのように動かすか考える。
そして手元のタブレットに金額を入力した。
「難点はフリーサイズじゃないとこだけか…」
どうやらパートナーがいる人専用のようだ。
ふと俺の視界に入った木田さんが非常に興味を持っているように見えたのは気のせいだと思いたい。
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