74 / 130
さびれた商店街に出資してみた
9話
しおりを挟む
そのあとも何個か商品を身に着けた男性が客の間を往来した。
その度に
卑猥なファッションショーが終わると大きなスクリーンが現れる。
「皆様、ショーの方はいかがでしたでしょうか?本日いただいた貴重なご意見を参考にさらに商品の改善に勤めさせていただきます。では次の演目に写らせていただきましょう」
上から大きなスクリーンがおりてきた。
部屋は少しだけ明るくなり、手元が見えやすくなる。
「みなさま、そろそろお腹もお空きになられましたでしょう。本日のお食事は肉、魚からメインをお選びいただけます。お手元のタブレットでご選択後に送信ボタンをお願いいたします」
タブレットには肉と魚それぞれのコースメニューが書かれていた。
「肉かなぁ」
俺は肉を選択して送信ボタンを押した。
「…それではお食事の準備を待つ間にこちらでもご覧ください」
スクリーンには過去イベントのスライドショーが移され始める。
「今回で記念すべき十回目を迎えるこのミステリーツアーですが、過去にはこのような催しを行ってまいりました」
おもちゃ品評会やらセリなどのテロップの入った卑猥なポーズをとらされている男性の写真がどんどんと映し出されていく。
「ん?あれ?」
中にはたぶんあの十七番であろうと思われる人の写真もあり、思わずみんな彼の方に視線を向けてしまった。
彼はスクリーンに映し出されているのが自分だとはまるで気づいていないかのようにふるまっている。
「ご清聴ありがとうございました。おまちかねのお食事のお時間です」
仮面をつけた全裸に腰にエプロンをまいた数人の男がお膳をもって現れる。
「本日皆様のお食事のお世話をさせていただく者たちです。お一人に必ず一人、担当がついております」
俺の前には白い肌にハリツヤにある若くて筋肉質な男が来た。
他にもそれなりに年を重ねていそうな人もいれば、高校生くらいにも思える身体つきもいる。
「よろしくおねがいいたします」
俺の前に膳をおいた彼は俺に向かって土下座をした。
一様に半裸の男たちが土下座をするさまは少し滑稽にも見える。
「よろしく」
男はすごすごと俺の横に座るとお椀の蓋を開けたり、ご飯をよそったりし始める。
俺は存分にその間に男の身体を眺めることにした。
他の席ではもうすでに給仕の身体に触れ始めている人もいるが。
「どうぞお召し上がりください」
準備ができたらしい。
俺は箸を持って食べ始める。
隣の彼はお茶を汲んだり、食べ終わった皿を避けたりと俺の食事の邪魔をしないように努めてくれる。
喘がされている他の席の男の声をBGMにして食事を楽しんだ。
給仕をしている男が俺にいつ手を出されるのかビクビクしている様を眺めるのは何気に愉快だったのだ。
「ごちそうさま」
「失礼いたします」
男は俺の食べ終わったものをもって部屋の外に出て行ってしまった。
手を出さなかったのはもったいなかっただろうか。
少し後悔した。
…
「皆様、お食事の方はいかがでしたでしょうか」
ぐったりした給仕を嬉しそうに抱えたまま話を聞いている男もいる。
俺のように給仕には手を出さずにいた人もいるようではある。
三番さんも五番さんもフリーだ。
「ご満足いただけたようで何よりです。それでは最後に本日のメインイベントと参りましょう!!」
盛大な音楽と共に舞台上にベットが運び込まれてきた。
その度に
卑猥なファッションショーが終わると大きなスクリーンが現れる。
「皆様、ショーの方はいかがでしたでしょうか?本日いただいた貴重なご意見を参考にさらに商品の改善に勤めさせていただきます。では次の演目に写らせていただきましょう」
上から大きなスクリーンがおりてきた。
部屋は少しだけ明るくなり、手元が見えやすくなる。
「みなさま、そろそろお腹もお空きになられましたでしょう。本日のお食事は肉、魚からメインをお選びいただけます。お手元のタブレットでご選択後に送信ボタンをお願いいたします」
タブレットには肉と魚それぞれのコースメニューが書かれていた。
「肉かなぁ」
俺は肉を選択して送信ボタンを押した。
「…それではお食事の準備を待つ間にこちらでもご覧ください」
スクリーンには過去イベントのスライドショーが移され始める。
「今回で記念すべき十回目を迎えるこのミステリーツアーですが、過去にはこのような催しを行ってまいりました」
おもちゃ品評会やらセリなどのテロップの入った卑猥なポーズをとらされている男性の写真がどんどんと映し出されていく。
「ん?あれ?」
中にはたぶんあの十七番であろうと思われる人の写真もあり、思わずみんな彼の方に視線を向けてしまった。
彼はスクリーンに映し出されているのが自分だとはまるで気づいていないかのようにふるまっている。
「ご清聴ありがとうございました。おまちかねのお食事のお時間です」
仮面をつけた全裸に腰にエプロンをまいた数人の男がお膳をもって現れる。
「本日皆様のお食事のお世話をさせていただく者たちです。お一人に必ず一人、担当がついております」
俺の前には白い肌にハリツヤにある若くて筋肉質な男が来た。
他にもそれなりに年を重ねていそうな人もいれば、高校生くらいにも思える身体つきもいる。
「よろしくおねがいいたします」
俺の前に膳をおいた彼は俺に向かって土下座をした。
一様に半裸の男たちが土下座をするさまは少し滑稽にも見える。
「よろしく」
男はすごすごと俺の横に座るとお椀の蓋を開けたり、ご飯をよそったりし始める。
俺は存分にその間に男の身体を眺めることにした。
他の席ではもうすでに給仕の身体に触れ始めている人もいるが。
「どうぞお召し上がりください」
準備ができたらしい。
俺は箸を持って食べ始める。
隣の彼はお茶を汲んだり、食べ終わった皿を避けたりと俺の食事の邪魔をしないように努めてくれる。
喘がされている他の席の男の声をBGMにして食事を楽しんだ。
給仕をしている男が俺にいつ手を出されるのかビクビクしている様を眺めるのは何気に愉快だったのだ。
「ごちそうさま」
「失礼いたします」
男は俺の食べ終わったものをもって部屋の外に出て行ってしまった。
手を出さなかったのはもったいなかっただろうか。
少し後悔した。
…
「皆様、お食事の方はいかがでしたでしょうか」
ぐったりした給仕を嬉しそうに抱えたまま話を聞いている男もいる。
俺のように給仕には手を出さずにいた人もいるようではある。
三番さんも五番さんもフリーだ。
「ご満足いただけたようで何よりです。それでは最後に本日のメインイベントと参りましょう!!」
盛大な音楽と共に舞台上にベットが運び込まれてきた。
0
あなたにおすすめの小説
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
淫愛家族
箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。
事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。
二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。
だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる