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さびれた商店街に出資してみた
10話
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「これからオークションの始まりです!本日、お泊りの旅館にお持ち帰りいただきお楽しみいただくお相手を競り落としていただきます。もうすでに先ほどの給仕係をお持ち帰りいただくとご申告いただいた方は不参加でも構いません。条件としてはお一人一名までしかお持ち帰りいただけませんのでご注意ください」
何人かが席を立ち、半裸の男を抱えて部屋を出ていくのが暗闇の中うっすらと見えた。
「最初の方はこちら!先ほどのお膳を作った料理人です」
かっぽう着姿のいかつい男性が現れる。
「さぁ、競りに参加されるかたは参加ボタンを、不参加の方は不参加をご選択ください」
俺は様子見の意味で不参加を押した。
競り落とすまでどうやら顔を見ることはできないらしい。
「たくさんのご参加ありがとうございます。では10万円から始めさせていただきます」
お金が増えるごとに舞台上の彼は服を一枚ずつ脱いでいく。
「50万円、ありがとうございます、75万円、お次は?」
下着を取り払い全裸になる。
脱ぐものがなくなってからどうなるのか。
「100万円が出ました。他にいらっしゃいませんか?」
「見るかい?」
隣の三番さんが俺が参加していないのに気が付いて横からタブレットを見せてくれた。
ローター5万、バイブ5万、縄6万などと書かれている。
「これって…?」
「押された金額の多い順に舞台上でやらされるんだよ」
全裸の男性はベットに上半身を預けて、穴がよく見えるようにベットの上に足を開いて寝ころんだ。
「ローター15万なので三つはいります、バイブは5万なので一つ、それから乳首用ローター20万なので四つですね」
男の身体に様々なおもちゃが取り付けられていく。
「あ、う、はっぅ」
なまめかしい声がマイクを通して会場内に広まる。
「持ち帰りってのを押した人がおもちゃ付きであれを回収するってわけ」
三番さんが指さすボタンには持ち帰り50万とあった。
「へぇ…」
「おお!ありがとうございます!こちらのかた250万円で五番の方が落札されました。皆様盛大な拍手を」
五番さんがどうやら競り落としたようだ。
男性はベットごと舞台袖に運ばれていく。
五番さんも係りの人に案内されながらどこかに消えていった。
「ありがとうございます」
「いやいや」
三番さんのお礼を言って俺も競りに戻る。
「お次はこちら!美味しいお肉を提供してくださった肉屋のご亭主です」
少し腹の出た男性が現れた。
「肉屋ってことはあいつの親父か…」
小学生時代のいじめっ子として有名だった男を思い出していた。
あまり値は伸びなかったものの誰かが競り落としたようで、下着姿でどこかに連れられて行った。
「では次はこちら!先ほどの肉屋のご亭主の息子さんです」
先ほど思い出していた小学生の時の彼の姿とは似ても似つかない、おどおどした様子の太ましい男が現れる。
「あ、や、え?あ、500万で落札されました、八番の方です」
出てくるなり競り落とされて服を着たまま連行されていく彼の姿は非常に哀れだった。
何人かが席を立ち、半裸の男を抱えて部屋を出ていくのが暗闇の中うっすらと見えた。
「最初の方はこちら!先ほどのお膳を作った料理人です」
かっぽう着姿のいかつい男性が現れる。
「さぁ、競りに参加されるかたは参加ボタンを、不参加の方は不参加をご選択ください」
俺は様子見の意味で不参加を押した。
競り落とすまでどうやら顔を見ることはできないらしい。
「たくさんのご参加ありがとうございます。では10万円から始めさせていただきます」
お金が増えるごとに舞台上の彼は服を一枚ずつ脱いでいく。
「50万円、ありがとうございます、75万円、お次は?」
下着を取り払い全裸になる。
脱ぐものがなくなってからどうなるのか。
「100万円が出ました。他にいらっしゃいませんか?」
「見るかい?」
隣の三番さんが俺が参加していないのに気が付いて横からタブレットを見せてくれた。
ローター5万、バイブ5万、縄6万などと書かれている。
「これって…?」
「押された金額の多い順に舞台上でやらされるんだよ」
全裸の男性はベットに上半身を預けて、穴がよく見えるようにベットの上に足を開いて寝ころんだ。
「ローター15万なので三つはいります、バイブは5万なので一つ、それから乳首用ローター20万なので四つですね」
男の身体に様々なおもちゃが取り付けられていく。
「あ、う、はっぅ」
なまめかしい声がマイクを通して会場内に広まる。
「持ち帰りってのを押した人がおもちゃ付きであれを回収するってわけ」
三番さんが指さすボタンには持ち帰り50万とあった。
「へぇ…」
「おお!ありがとうございます!こちらのかた250万円で五番の方が落札されました。皆様盛大な拍手を」
五番さんがどうやら競り落としたようだ。
男性はベットごと舞台袖に運ばれていく。
五番さんも係りの人に案内されながらどこかに消えていった。
「ありがとうございます」
「いやいや」
三番さんのお礼を言って俺も競りに戻る。
「お次はこちら!美味しいお肉を提供してくださった肉屋のご亭主です」
少し腹の出た男性が現れた。
「肉屋ってことはあいつの親父か…」
小学生時代のいじめっ子として有名だった男を思い出していた。
あまり値は伸びなかったものの誰かが競り落としたようで、下着姿でどこかに連れられて行った。
「では次はこちら!先ほどの肉屋のご亭主の息子さんです」
先ほど思い出していた小学生の時の彼の姿とは似ても似つかない、おどおどした様子の太ましい男が現れる。
「あ、や、え?あ、500万で落札されました、八番の方です」
出てくるなり競り落とされて服を着たまま連行されていく彼の姿は非常に哀れだった。
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