36 / 45
第36話 全て終わって
しおりを挟む
目を開くと、見知った天井がそこにはあった。と言うか、ここはいつも寝起きしている私の部屋だ。
いつ寝たんだっけ? ベッドから起き上がったものの、上手く頭が回らずボーッとしていると、部屋のドアが開いてジェシカが顔を覗かせる。
すると私と目が合ったとたん、血相変えて叫んだ。
「ホレス様ーっ! オウマ様ーっ! お嬢様が目を覚まされましたー!」
すぐさま廊下から、ドカドカと走る音が聞こえてきて、まずはオウマ君が部屋に飛び込んできた。
「もう大丈夫なのか? 気分が悪かったり、どこか痛かったりはしないか?」
「う、うん。別になんともないけど……」
私を見るなり、矢継ぎ早に言葉を浴びせてくるオウマ君。その勢いに圧倒されていると、少し遅れてホレスもやってくる。
「おーい。気持ちは分かるけど、少し落ち着けって。余計負担になりかねないぞ」
「あっ──そ、そうだな。ごめん、悪かった」
ホレスに指摘され、頭を下げるオウマ君。そんな二人を見て、ボーッとしていた私の頭もようやく動き始めた。
そうだ。エイダさんに拐われて、二人が助けに来て、それから……どうなったんだっけ?
「えっと……オウマ君こそ、ケガはもう大丈夫なの? それと、とりあえずあれから何があったのか聞きたいんだけど」
「ああ、腹の傷なら、インキュバスの持つ治癒能力のおかげで治った。それと、何があったかだけど、えっと、どれから話せばいいかな。とりあえず、エイダのことはもう大丈夫だと思う」
「どういうこと?」
私の覚えている最後の記憶は、インキュバスの姿になったオウマ君を見て、騒ぎだすエイダさんが、オウマ君に何か言われて倒れた場面だった。
確か、その時オウマ君の言ってたのセリフは──
「エイダさんに、忘れろって言ってたよね。でも、言われたからって本当に忘れるものでもないでしょ?」
もし本当にそう思ってるなら、相当おめでたいよ。だけどそこで、ホレスも口を挟んできた。
「根拠も無しに言ってる訳じゃないよ。あの時のオウマ君は特別だったからね」
「特別?」
「そう。シアンから大量の生気をもらっただろ。そのおかげで、勢い余ってインキュバスパワー全開の最強モードになったっぽいんだよね。魅了の力だって、これまでにないくらい超強力になった」
「ちょっと、それって余計にヤバいじゃない!」
元々魅了の力のせいでこんなことになったんだから、それが強くなったらダメでしょ。
だけど驚く私とは裏腹に、ホレスもオウマ君も、少しも慌てた様子はなかった。
「それが、そうじゃないんだ。すっごく深い状態で魅了にかかると、相手の言うことを何でも聞くようになるんだ。行動だけじゃない。忘れろって言ったら、本当に記憶から消える。これも、ほとんど魔法の一種だよ」
そう言えば、前に見たインキュバスの資料の中に、付き合った女性の記憶を奪った、なんて記録が書いてあったっけ。それと全く同じことを、オウマ君がやってのけたんだ。
「じゃあ、本当に何があったか全部忘れちゃったの?」
「ああ。記憶だけじゃなく、感情だって操れる。それで、俺に対する想いも、全て忘れさせた。人の心を操るなんてしたくないけど、元々歪めていたのを元に戻しただけだから、いいだろう。ついでに、今までやってきた悪行を、全部洗いざらい白状するように言っておいた。いくら彼女でも、これなら無事ではすまないだろう」
とても信じられない、とは思えなかったい。悪魔が実在し、魔法だって目の当たりにしているんだ。それを思うと、記憶を消すだの自由に操るだの言われても、ああそうなんだと、割と素直に受け止めてしまう。
するとそこで、ホレスがニヤリと笑って言った。
「それともう一つ。ただ力が強力になっただけじゃなくて、とっても嬉しい変化があったんだよな」
わざわざ改まって何だろう。そう思いながら次の言葉を待っていると、オウマ君がそれに続く。
「なんて言うか、シアンに依頼していた、魅了の力を制御する方法だけど……できるようになったみたいなんだ」
「えっ…………?」
「シアンからたくさんの生気をもらった時、自分の中にある、魅了の力の気配みたいなものが、ハッキリわかるようになったんだ。それに、どうやればそれを止められるかも。で、今は魅了の力を、完全に止めている」
あっさり告げられたそれを聞いて、一瞬言葉を失う。
魅了の力の気配。そんなことを言われても、もちろん私じゃ、それを見ることも感じることもできやしない。だけど、それを止められるようになったってことは、つまり……
「もう、誰彼構わず魅了することもなくなったってこと」
「────っ! えっ! えっ!? えぇぇぇぇぇぇっ!!!」
そう言えば──ハッとして、オウマ君の隣にいるジェシカを見る。今までは、魅了の力にかかってしまうといけないってことで、この二人が直接顔を合わせることはなかった。だけど今は、この通り一緒にいる。
「じゃあ、ジェシカは今、魅了にかかってはいないの?」
「はい、少なくともその自覚はありません。あっ、もちろんオウマ様は期待通りのイケメンでしたし、ホレス様とのツーショットは色々妄想を掻き立てられ、とてつもなく尊いです」
えっと……なんとも微妙な反応だ。これは、いったいどういう見ればいいんだろう。そう言えば、ジェシカは元々がイケメン好きだったっけ。
「ねえ、本当に大丈夫なの? ジェシカじゃ、本当に魅了にかかってないのかわかりにくいんだけど」
「た、多分……」
オウマ君も苦笑いを浮かべているけど、それでも決して、大丈夫というのを否定はしなかった。さらにそれから、掛けていたメガネを外してジェシカを見る。
「その証拠に、こうしてメガネを外して目を合わせても、何ともない。今までだったら、こんなことした瞬間、相手はストーカーに変貌していたよ」
目を合わせるとストーカーとは、改めて聞くと難儀な話だ。だけどそれを思うと、確かに今のジェシカは、とてもそんな危うい状態には見えなかった。
更にホレスが、つけ加えるように続ける。
「力の制御に関しては、たくさんの生気をもらった他に、もうひとつ思うことがある。オウマ君はあの時、自分から進んで、必死で悪魔の力をどんどん使っていっただろ。そのおかげで、今までよりもずっと、自分の中にある力を受け入れることができたんじゃないのかな」
そう言われて思い出すと、確かにあの時のオウマ君は、人間離れした身体能力を次々に発揮し、魔法だって使っていた。
それ事態は、普段の特訓でもやっていること。だけど多分、あれほど必死になったことは、一度だってなかったんじゃないかと思う。
「それは、その……シアンを、助けたかったから──」
照れくさいのか、顔を赤らめながら、僅かに視線を反らすオウマ君。私を助けるため、なんて言われると、なんだかこっちまで恥ずかしくなってくる。
だけどあれだけ必死になっていた姿を思い出すと、そのおかげで力を受け入れられたっていうのも、なんとなくわかるような気がした。
「じゃあ本当に、力の制御ができるようになったの?」
「ああ。突然のことだったし、俺もまだ実感がないけど。でも……でも……」
話の途中で、不意に言葉が途切れる。
「オウマ君?」
不思議に思いながら声を掛けると、オウマ君はクシャリと顔を崩しながら、笑みを浮かべた。
「ごめん……実感ないって言ったのに、これでやっとこの力に振り回されなくてすむって思うと、やっぱり嬉しくて、全然感情が追い付いてないんだ」
確かに今のオウマ君は、笑ったり戸惑ったりで、挙動不審と言ってもいいくらいだ。だけど、それも無理のないことかもしれない。
魅了の力を制御する。何年もの間探し求めていたもそれを、こうして得ることができたんだ。それがどんな気持ちかなんて、きっと私がいくら想像しても分からないだろう。
ただ、これだけは伝えられる。
「よかったね」
「ああ。本当に、よかった──」
オウマ君は噛みしめるように呟くと、もう一度クシャリと笑った。
それを眺めていると、ジェシカがそっと私の隣にやって来て囁いた。
「お嬢様、よかったですわね。これで晴れて依頼も完了。資金援助してもらえますね」
「あっ、そう言えばそうだっけ」
そうだ。元々力の制御方法を見つけるのは、我が家への資金援助を報酬とした依頼だったっけ。そして今、見事それが叶っている。
「でも、これって依頼を果たしたって言えるの? 力を制御する方法を見つけたのは、オウマ君本人だよ」
もしもそれを理由に、資金援助の話は無しなんてことになったらどうしよう。ほんの少しこんな考えが頭をよぎったけど、オウマ君はとんでもないって風に、激しく首を横にふった。
「そんなことないって。色々調べてくれたし、特訓にも付き合ってくれた。だいたいシアンが生気をくれたおかげで、こうして力の使い方を理解することができたんだ」
「そうなのかな?」
私としては、気がつけば何とかなっていましたって感じで、今一つ実感が薄い。だけどオウマ君がそんな風に言ってくれるなら、ちゃんと力になれたんだと思えて、少し嬉しかった。
だけど、そうして私達のやり取りが一旦落ち着いたところで、ホレスがこんなことを言ってきた。
「それにしても、インキュバスパワー全開のオウマ君は凄かったな。今までだってシアンが生気を渡したことは何度もあったけど、キスしたらそれも、段違いになるんだな」
ナヌッ!? ──キ、キス!?!?
いつ寝たんだっけ? ベッドから起き上がったものの、上手く頭が回らずボーッとしていると、部屋のドアが開いてジェシカが顔を覗かせる。
すると私と目が合ったとたん、血相変えて叫んだ。
「ホレス様ーっ! オウマ様ーっ! お嬢様が目を覚まされましたー!」
すぐさま廊下から、ドカドカと走る音が聞こえてきて、まずはオウマ君が部屋に飛び込んできた。
「もう大丈夫なのか? 気分が悪かったり、どこか痛かったりはしないか?」
「う、うん。別になんともないけど……」
私を見るなり、矢継ぎ早に言葉を浴びせてくるオウマ君。その勢いに圧倒されていると、少し遅れてホレスもやってくる。
「おーい。気持ちは分かるけど、少し落ち着けって。余計負担になりかねないぞ」
「あっ──そ、そうだな。ごめん、悪かった」
ホレスに指摘され、頭を下げるオウマ君。そんな二人を見て、ボーッとしていた私の頭もようやく動き始めた。
そうだ。エイダさんに拐われて、二人が助けに来て、それから……どうなったんだっけ?
「えっと……オウマ君こそ、ケガはもう大丈夫なの? それと、とりあえずあれから何があったのか聞きたいんだけど」
「ああ、腹の傷なら、インキュバスの持つ治癒能力のおかげで治った。それと、何があったかだけど、えっと、どれから話せばいいかな。とりあえず、エイダのことはもう大丈夫だと思う」
「どういうこと?」
私の覚えている最後の記憶は、インキュバスの姿になったオウマ君を見て、騒ぎだすエイダさんが、オウマ君に何か言われて倒れた場面だった。
確か、その時オウマ君の言ってたのセリフは──
「エイダさんに、忘れろって言ってたよね。でも、言われたからって本当に忘れるものでもないでしょ?」
もし本当にそう思ってるなら、相当おめでたいよ。だけどそこで、ホレスも口を挟んできた。
「根拠も無しに言ってる訳じゃないよ。あの時のオウマ君は特別だったからね」
「特別?」
「そう。シアンから大量の生気をもらっただろ。そのおかげで、勢い余ってインキュバスパワー全開の最強モードになったっぽいんだよね。魅了の力だって、これまでにないくらい超強力になった」
「ちょっと、それって余計にヤバいじゃない!」
元々魅了の力のせいでこんなことになったんだから、それが強くなったらダメでしょ。
だけど驚く私とは裏腹に、ホレスもオウマ君も、少しも慌てた様子はなかった。
「それが、そうじゃないんだ。すっごく深い状態で魅了にかかると、相手の言うことを何でも聞くようになるんだ。行動だけじゃない。忘れろって言ったら、本当に記憶から消える。これも、ほとんど魔法の一種だよ」
そう言えば、前に見たインキュバスの資料の中に、付き合った女性の記憶を奪った、なんて記録が書いてあったっけ。それと全く同じことを、オウマ君がやってのけたんだ。
「じゃあ、本当に何があったか全部忘れちゃったの?」
「ああ。記憶だけじゃなく、感情だって操れる。それで、俺に対する想いも、全て忘れさせた。人の心を操るなんてしたくないけど、元々歪めていたのを元に戻しただけだから、いいだろう。ついでに、今までやってきた悪行を、全部洗いざらい白状するように言っておいた。いくら彼女でも、これなら無事ではすまないだろう」
とても信じられない、とは思えなかったい。悪魔が実在し、魔法だって目の当たりにしているんだ。それを思うと、記憶を消すだの自由に操るだの言われても、ああそうなんだと、割と素直に受け止めてしまう。
するとそこで、ホレスがニヤリと笑って言った。
「それともう一つ。ただ力が強力になっただけじゃなくて、とっても嬉しい変化があったんだよな」
わざわざ改まって何だろう。そう思いながら次の言葉を待っていると、オウマ君がそれに続く。
「なんて言うか、シアンに依頼していた、魅了の力を制御する方法だけど……できるようになったみたいなんだ」
「えっ…………?」
「シアンからたくさんの生気をもらった時、自分の中にある、魅了の力の気配みたいなものが、ハッキリわかるようになったんだ。それに、どうやればそれを止められるかも。で、今は魅了の力を、完全に止めている」
あっさり告げられたそれを聞いて、一瞬言葉を失う。
魅了の力の気配。そんなことを言われても、もちろん私じゃ、それを見ることも感じることもできやしない。だけど、それを止められるようになったってことは、つまり……
「もう、誰彼構わず魅了することもなくなったってこと」
「────っ! えっ! えっ!? えぇぇぇぇぇぇっ!!!」
そう言えば──ハッとして、オウマ君の隣にいるジェシカを見る。今までは、魅了の力にかかってしまうといけないってことで、この二人が直接顔を合わせることはなかった。だけど今は、この通り一緒にいる。
「じゃあ、ジェシカは今、魅了にかかってはいないの?」
「はい、少なくともその自覚はありません。あっ、もちろんオウマ様は期待通りのイケメンでしたし、ホレス様とのツーショットは色々妄想を掻き立てられ、とてつもなく尊いです」
えっと……なんとも微妙な反応だ。これは、いったいどういう見ればいいんだろう。そう言えば、ジェシカは元々がイケメン好きだったっけ。
「ねえ、本当に大丈夫なの? ジェシカじゃ、本当に魅了にかかってないのかわかりにくいんだけど」
「た、多分……」
オウマ君も苦笑いを浮かべているけど、それでも決して、大丈夫というのを否定はしなかった。さらにそれから、掛けていたメガネを外してジェシカを見る。
「その証拠に、こうしてメガネを外して目を合わせても、何ともない。今までだったら、こんなことした瞬間、相手はストーカーに変貌していたよ」
目を合わせるとストーカーとは、改めて聞くと難儀な話だ。だけどそれを思うと、確かに今のジェシカは、とてもそんな危うい状態には見えなかった。
更にホレスが、つけ加えるように続ける。
「力の制御に関しては、たくさんの生気をもらった他に、もうひとつ思うことがある。オウマ君はあの時、自分から進んで、必死で悪魔の力をどんどん使っていっただろ。そのおかげで、今までよりもずっと、自分の中にある力を受け入れることができたんじゃないのかな」
そう言われて思い出すと、確かにあの時のオウマ君は、人間離れした身体能力を次々に発揮し、魔法だって使っていた。
それ事態は、普段の特訓でもやっていること。だけど多分、あれほど必死になったことは、一度だってなかったんじゃないかと思う。
「それは、その……シアンを、助けたかったから──」
照れくさいのか、顔を赤らめながら、僅かに視線を反らすオウマ君。私を助けるため、なんて言われると、なんだかこっちまで恥ずかしくなってくる。
だけどあれだけ必死になっていた姿を思い出すと、そのおかげで力を受け入れられたっていうのも、なんとなくわかるような気がした。
「じゃあ本当に、力の制御ができるようになったの?」
「ああ。突然のことだったし、俺もまだ実感がないけど。でも……でも……」
話の途中で、不意に言葉が途切れる。
「オウマ君?」
不思議に思いながら声を掛けると、オウマ君はクシャリと顔を崩しながら、笑みを浮かべた。
「ごめん……実感ないって言ったのに、これでやっとこの力に振り回されなくてすむって思うと、やっぱり嬉しくて、全然感情が追い付いてないんだ」
確かに今のオウマ君は、笑ったり戸惑ったりで、挙動不審と言ってもいいくらいだ。だけど、それも無理のないことかもしれない。
魅了の力を制御する。何年もの間探し求めていたもそれを、こうして得ることができたんだ。それがどんな気持ちかなんて、きっと私がいくら想像しても分からないだろう。
ただ、これだけは伝えられる。
「よかったね」
「ああ。本当に、よかった──」
オウマ君は噛みしめるように呟くと、もう一度クシャリと笑った。
それを眺めていると、ジェシカがそっと私の隣にやって来て囁いた。
「お嬢様、よかったですわね。これで晴れて依頼も完了。資金援助してもらえますね」
「あっ、そう言えばそうだっけ」
そうだ。元々力の制御方法を見つけるのは、我が家への資金援助を報酬とした依頼だったっけ。そして今、見事それが叶っている。
「でも、これって依頼を果たしたって言えるの? 力を制御する方法を見つけたのは、オウマ君本人だよ」
もしもそれを理由に、資金援助の話は無しなんてことになったらどうしよう。ほんの少しこんな考えが頭をよぎったけど、オウマ君はとんでもないって風に、激しく首を横にふった。
「そんなことないって。色々調べてくれたし、特訓にも付き合ってくれた。だいたいシアンが生気をくれたおかげで、こうして力の使い方を理解することができたんだ」
「そうなのかな?」
私としては、気がつけば何とかなっていましたって感じで、今一つ実感が薄い。だけどオウマ君がそんな風に言ってくれるなら、ちゃんと力になれたんだと思えて、少し嬉しかった。
だけど、そうして私達のやり取りが一旦落ち着いたところで、ホレスがこんなことを言ってきた。
「それにしても、インキュバスパワー全開のオウマ君は凄かったな。今までだってシアンが生気を渡したことは何度もあったけど、キスしたらそれも、段違いになるんだな」
ナヌッ!? ──キ、キス!?!?
0
あなたにおすすめの小説
私の存在
戒月冷音
恋愛
私は、一生懸命生きてきた。
何故か相手にされない親は、放置し姉に顎で使われてきた。
しかし15の時、小学生の事故現場に遭遇した結果、私の生が終わった。
しかし、別の世界で目覚め、前世の知識を元に私は生まれ変わる…
前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)
miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます)
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、少々…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。
※ストーリーの進度は遅めかと思われます。
※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。
公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。
※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、146話辺りまで手直し作業中)
※章の区切りを変更致しました。(9/22更新)
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
この度娘が結婚する事になりました。女手一つ、なんとか親としての務めを果たし終えたと思っていたら騎士上がりの年下侯爵様に見初められました。
毒島かすみ
恋愛
真実の愛を見つけたと、夫に離婚を突きつけられた主人公エミリアは娘と共に貧しい生活を強いられながらも、自分達の幸せの為に道を切り開き、幸せを掴んでいく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる