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第7話 快感のアメ※
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ベッドのスプリングがギシギシと音を立て、梅雨のアメと雨がコツンコツンと屋根と窓を叩く。
例年と違い梅雨のカラメッラは雨で濡れている。
首に両腕を添えベッドに座る自分の膝の上を上下に弾む色白の体にイリゼは止まらない快感を感じていた。
「んっぁあっ!イリゼ、もっとちょうだい?奥、おくがさみしいのっ」
「…っ、アヴェル」
いつもは金色の金平糖がないと表情もなくベッドで揺れ小さな啼き声を上げるアヴェルが、今は積極的に腰を振りもっと欲しいと懇願している。
「ひゃぁっ、んーーー!イリゼッ」
いつも以上に快感に素直な恋人の姿にイリゼの腰も止まらなかった。
目の前で揺れる腰をしっかりと抱き、胸の飾りに舌を這わせると腕の中の細い腰が戦慄いた。
「なめちゃだめぇ!」
「ダメじゃないだろう?中がきつく絞まったぞ?」
「だって、だってこれ変なの、気持ちよすぎてもうでちゃうよぉ」
説明できないがいつもより気持ちいい。意味不明な快感にアヴェルは飲まれそうになっていた。
イリゼの舌が体を這う度に腹の奥がぎゅっと絞まり、中に嵌るイリゼの形がはっきりと分かる。
恋人が毎年集めてくれた金平糖を舐めたってこんなに気持ちよくなることはなかった。
「ねぇ、イリゼっ、あれに何か入れたの?」
「入れてない。あれはただの金平糖だ」
「んっ!あっいやっ、待ってまってよ、今そこ突いたら出ちゃうぅっ」
可愛いことを言いだすアヴェルにイリゼは腰を激しく突き上げた。
しっかりと腰を押さえられ逃げ道がなくなったアヴェルは、何とかこの快感から逃げ出したくてイリゼの唇を求める。
「おねがいっイリゼっ」
自分の頬を掴み口付けを求めるアヴェルは何よりもきれいだった。
体が上下に動くにつれてフワフワと揺れる薄桃色の髪が乱れ、汗に濡れた額に前髪が張り付いている。青緑の瞳は快感に濡れ真夏の海のようにキラキラと輝いていた。
幼さの残るアヴェルの肌には自分が残した薄赤色の跡が散っている。
色白の肌に舞うそれは空に散る桃色の金平糖のよう。イリゼが作った金平糖を口に含み幸せそうに微笑んだ恋人はイリゼが残した痕を飾り、イリゼが与える快感に啼き声を上げている。
「イリゼイリゼ、もぉだめ、んっ、もぉ出ちゃうぅ」
「…っ、俺もだっ」
「ぁあっぁんっ…んーーーーーー!!」
いつも以上の気怠さをアヴェルは感じていた。
初めての行為ではないのに、初めてこんなに感じて初めてこんなに声を上げた。
「アヴェル、大丈夫か?」
「うん、温かい…」
「これがか?」
「っあ、まって、今はもうむりっ」
ベッドに横たわりながら未だにアヴェルの腹に収まる自身をぐりぐりと動かすイリゼにアヴェルはあわててストップをかけた。
腰が動かされるたびに、先ほど中に放たれたイリゼの白濁がアヴェルの腹を温める。
「これだけじゃないの、心がまだポカポカしてるの」
「俺が作った金平糖は長持ちするんだな」
「ふふっ、ねえイリゼ、これをカフェで売ったらどうかな?」
「金平糖を?」
「だって、もう金平糖は降らないかもしれないんでしょ?みんながきっとイリゼの金平糖を買いに来るよ」
「今までタダで手に入っていた物を買いに来ると思うか?」
「この金平糖はどこにでもある普通の金平糖じゃないもん。幸せが長続きする特別な金平糖だよ。みんなが欲しがると思う」
「分かった、明日店長に話してみよう」
「きっと売り切れちゃうね」
「お前の分は別にとっておかなくちゃな」
「僕にはイリゼがいるから大丈夫だよ」
例年と違い梅雨のカラメッラは雨で濡れている。
首に両腕を添えベッドに座る自分の膝の上を上下に弾む色白の体にイリゼは止まらない快感を感じていた。
「んっぁあっ!イリゼ、もっとちょうだい?奥、おくがさみしいのっ」
「…っ、アヴェル」
いつもは金色の金平糖がないと表情もなくベッドで揺れ小さな啼き声を上げるアヴェルが、今は積極的に腰を振りもっと欲しいと懇願している。
「ひゃぁっ、んーーー!イリゼッ」
いつも以上に快感に素直な恋人の姿にイリゼの腰も止まらなかった。
目の前で揺れる腰をしっかりと抱き、胸の飾りに舌を這わせると腕の中の細い腰が戦慄いた。
「なめちゃだめぇ!」
「ダメじゃないだろう?中がきつく絞まったぞ?」
「だって、だってこれ変なの、気持ちよすぎてもうでちゃうよぉ」
説明できないがいつもより気持ちいい。意味不明な快感にアヴェルは飲まれそうになっていた。
イリゼの舌が体を這う度に腹の奥がぎゅっと絞まり、中に嵌るイリゼの形がはっきりと分かる。
恋人が毎年集めてくれた金平糖を舐めたってこんなに気持ちよくなることはなかった。
「ねぇ、イリゼっ、あれに何か入れたの?」
「入れてない。あれはただの金平糖だ」
「んっ!あっいやっ、待ってまってよ、今そこ突いたら出ちゃうぅっ」
可愛いことを言いだすアヴェルにイリゼは腰を激しく突き上げた。
しっかりと腰を押さえられ逃げ道がなくなったアヴェルは、何とかこの快感から逃げ出したくてイリゼの唇を求める。
「おねがいっイリゼっ」
自分の頬を掴み口付けを求めるアヴェルは何よりもきれいだった。
体が上下に動くにつれてフワフワと揺れる薄桃色の髪が乱れ、汗に濡れた額に前髪が張り付いている。青緑の瞳は快感に濡れ真夏の海のようにキラキラと輝いていた。
幼さの残るアヴェルの肌には自分が残した薄赤色の跡が散っている。
色白の肌に舞うそれは空に散る桃色の金平糖のよう。イリゼが作った金平糖を口に含み幸せそうに微笑んだ恋人はイリゼが残した痕を飾り、イリゼが与える快感に啼き声を上げている。
「イリゼイリゼ、もぉだめ、んっ、もぉ出ちゃうぅ」
「…っ、俺もだっ」
「ぁあっぁんっ…んーーーーーー!!」
いつも以上の気怠さをアヴェルは感じていた。
初めての行為ではないのに、初めてこんなに感じて初めてこんなに声を上げた。
「アヴェル、大丈夫か?」
「うん、温かい…」
「これがか?」
「っあ、まって、今はもうむりっ」
ベッドに横たわりながら未だにアヴェルの腹に収まる自身をぐりぐりと動かすイリゼにアヴェルはあわててストップをかけた。
腰が動かされるたびに、先ほど中に放たれたイリゼの白濁がアヴェルの腹を温める。
「これだけじゃないの、心がまだポカポカしてるの」
「俺が作った金平糖は長持ちするんだな」
「ふふっ、ねえイリゼ、これをカフェで売ったらどうかな?」
「金平糖を?」
「だって、もう金平糖は降らないかもしれないんでしょ?みんながきっとイリゼの金平糖を買いに来るよ」
「今までタダで手に入っていた物を買いに来ると思うか?」
「この金平糖はどこにでもある普通の金平糖じゃないもん。幸せが長続きする特別な金平糖だよ。みんなが欲しがると思う」
「分かった、明日店長に話してみよう」
「きっと売り切れちゃうね」
「お前の分は別にとっておかなくちゃな」
「僕にはイリゼがいるから大丈夫だよ」
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