拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

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2017年

夢が叶った日

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あなたへ

今日、あの子の志望校合格発表がありました。

今は、インターネットでも、合否が分かる時代になったけれど、
あの子の希望で、高校まで見に行きました。

緊張し過ぎて、掲示板を見る事が出来なかった私。
遠目から、受験番号を確認し、小さな声で、
受かった
そう言ったあの子の声は、微かに震えていました。

ようやく、2人で、掲示板に近づき、何度も、番号を確認した私達。

車に戻り、少しずつ、合格を実感しながら、
やがて大声で、あの子と2人、喜こびました。

もしも、あなたが側にいてくれたのなら、
きっと、あなたは、父親らしく、ドンと構えて、
あの子を信じているからと、普段通り、仕事に出掛けたのでしょう。
そうして、私達からの電話をソワソワとしながら、待っていたのでしょうね。

あの子は無事、志望校に合格しました。

本当によく頑張りました。

実はね、
受験校の決定を目前にして、なかなか思うように、学力が上がらなかったあの子。
先生からは、ひとつランクを下げる提案もありました。

ランクを下げ、ちょっとだけ、楽に進める道よりも、
自分が、本当に行きたい道を選んだあの子。

頑張りたい
その真っ直ぐで、強い意思表示に、
私は、ひとつの迷いもなく、背中を押し続けました。

いつだって、全力で、あの子の背中を押してきた私達。

あなたが側にいてくれたのなら、
きっと、あなたも一緒に、あの子の背中を押してくれたはずだもの。

ここまでの道のりは、決して平坦ではなくて、
時に、投げやりになったり、自信を失くした事もありました。
それでも、前を見続けたあの子は、本当に立派でした。

またひとつ、あの子から、教えてもらいましたね。
努力し続ければ、夢は叶うということを。

初めて、あの子が自分で決めた最初の一歩。
これからのあの子には、
どんな世界が待っていてくれるのでしょうか。

どんな時も、あの子が幸せであるように、
あなたも一緒に、見守っていてくださいね。

 2017.03.13
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