拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

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2018年

迷路の中で見つけたもの

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あなたへ

ここ最近の私は、なんだか変でした。

ずっと、音楽が大好きだった私。
あなたを見送り、
自分の大好きなものを忘れてしまっていた私は、
思えば、
あの日から、ゆっくりと音楽を聴こうとさえ、
思ったことがなかったように思います。

ちょっとしたきっかけから、
以前のように音楽を聴くようになった私は、
ここ最近、
家にひとりでいる時には、ただ、ひたすらに音楽を聴いていました。

あなたを見送ってからの、3年と9ヶ月分を取り戻すかのように、
音楽漬けだった毎日。

他に、やりたいことがあるんだけど

そう思いながらも、
なぜだか強くその世界に引き込まれ、戻ることが出来ずにいた私は、
まるで、複雑な迷路に迷い込んでしまったかのようでした。

どこが出口なのかも分からないほどに複雑な迷路の中、
出口を探しながら、
時には、
音楽を聴いているようで、聴いていないような、
そんな時間もありました。

時々、酷く時間を無駄にしているようにも感じながら、
抜け出せずにいた複雑な迷路の中で、
私は、
まだまだ拾い集めきれていなかった、
あなたが遺してくれていたものを見つけました。

それは、
あなたから私への、真っ直ぐで、純粋な愛でした。

あなたを見送ってからの私は、時々、
立ち止まり、
迷路に迷い込みます。

家でひとりになると、
ただ、空を眺めていたり、
ボーッとしたり。

自分の意思とは関係なく、迷い込んでしまう迷路の中。

そこは、私にとって、時に苦しい場所でもありますが、
そこには、必ず、
あなたが遺してくれていた何かがあるような気がします。

今回は、特別に長くて複雑で、
どうして抜け出せないのかと、苦しい気持ちもあったけれど、
このたくさんの時間の中、
あなたからの愛を見つけた私は、
ただ、素直に、

私は、あなたが側にいなくて寂しい

そんな気持ちと向き合う時間でもあったように思います。

あの日から、変わらぬこの気持ちは、
あなたを愛しているからなんだと。

やっと、長い迷路を抜け出したばかりの私の両手には、
新たにみつけた、
あなたからの純粋な愛でいっぱいになりました。

きっと、いつかまた、
突然に迷路に迷い込む日が来るのでしょう。

その時は、
まだ拾いきれなかった何かを見つける時なのかも知れませんね。

 
2018.05.30
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