246 / 356
2018年
あの子の部屋
しおりを挟む
あなたへ
あの子の部屋が少しずつ変わっていったのは、
あの子が高校生活にも慣れ、
暫くが経った頃からでした。
ここへ越して来たばかりの頃は、
こまめな掃除で、
自分の部屋をとても綺麗にしていたあの子ですが、
今では、足の踏み場がなく、汚部屋状態。
洗濯した洋服は、箪笥には仕舞わず、
クッションの上に山積みに。
使わなくなった教科書やノートは床に、散乱状態。
片付けたら?
後でやるよ
そんな会話を幾度となくしながら、
あの子の言う「後で」は来ないまま、
数ヶ月が経ちました。
プラモデルなどの繊細なものを飾っているあの子の部屋。
その棚の前に、山積みにされた洋服。
あの子の部屋を見る度に、
職場の先輩が仰っていた、
男の子はそんなものよ という言葉を思い出します。
思えば、小さな頃は、
もう少し几帳面だったはずですが、
これもまた、あの子の成長なのでしょうか。
もしもね、
地震が来ても、
色々なものがクッションになって、大切なものが壊れずに済むんだよ
これは、地震対策だから、このままでいいんだよ
お母さんの部屋も、あまり綺麗にしない方がいいよ
先日のあの子は、こんなことを言い出しました。
あの子の発想には、いつも笑わされますが、
なんだかちょっと、
将来が心配になる今日この頃です。
2018.05.14
あの子の部屋が少しずつ変わっていったのは、
あの子が高校生活にも慣れ、
暫くが経った頃からでした。
ここへ越して来たばかりの頃は、
こまめな掃除で、
自分の部屋をとても綺麗にしていたあの子ですが、
今では、足の踏み場がなく、汚部屋状態。
洗濯した洋服は、箪笥には仕舞わず、
クッションの上に山積みに。
使わなくなった教科書やノートは床に、散乱状態。
片付けたら?
後でやるよ
そんな会話を幾度となくしながら、
あの子の言う「後で」は来ないまま、
数ヶ月が経ちました。
プラモデルなどの繊細なものを飾っているあの子の部屋。
その棚の前に、山積みにされた洋服。
あの子の部屋を見る度に、
職場の先輩が仰っていた、
男の子はそんなものよ という言葉を思い出します。
思えば、小さな頃は、
もう少し几帳面だったはずですが、
これもまた、あの子の成長なのでしょうか。
もしもね、
地震が来ても、
色々なものがクッションになって、大切なものが壊れずに済むんだよ
これは、地震対策だから、このままでいいんだよ
お母さんの部屋も、あまり綺麗にしない方がいいよ
先日のあの子は、こんなことを言い出しました。
あの子の発想には、いつも笑わされますが、
なんだかちょっと、
将来が心配になる今日この頃です。
2018.05.14
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
今さら「間違いだった」? ごめんなさい、私、もう王子妃なんですけど
有賀冬馬
恋愛
「貴族にふさわしくない」そう言って、私を蔑み婚約を破棄した騎士様。
私はただの商人の娘だから、仕方ないと諦めていたのに。
偶然出会った隣国の王子は、私をありのまま愛してくれた。
そして私は、彼の妃に――。
やがて戦争で窮地に陥り、助けを求めてきた騎士様の国。
外交の場に現れた私の姿に、彼は絶句する。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる