運命のいたずら世界へご招待~

夜空のかけら

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8 起床時刻は、午前4時

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21時頃に就寝した私は、午前4時に起床する。
睡眠時間は、だいたい7時間だ。
早く起きるのには理由がある。
依頼は、朝の方がいいものがあるからだ。
もちろんゲームの話。

ゲームの定期メンテナンスは、午前3時から午前4時の1時間実行されている。つまり実時間と連動している。
週末のイベントの時は時間を加速させるので、こうはならないが平日は概ねこうだ。
だから、メンテ明けの午前4時は狙い目なのだ。

「ログイン…っと」

一人暮らしをしていると独り言が多くなってしまうのはなぜなんだろうな。

ギルドへ向かい、依頼ボードを見る。
あった。
『Dランクダンジョン探索』

ランクD推奨のダンジョンでの探索依頼だ。
ただし、依頼は3組に出される模様。

私はソロプレイしているから、自身のランクがCであっても安全を考えるとランクDくらいがせいぜい。
今回はピタリということ。
早起きした甲斐があったね。

受付お姉さんに依頼票を出して、依頼を受注する。

「準備は整っていますか?」
「問題ありません」

ぬかりはない。
問題は、時間だけ。

「では、こちらへどうぞ」

ダンジョンは、ギルド内に出入り口があるので受付お姉さんの案内でダンジョンへ向う。
扉を何枚か開けて、洞窟が現れた。
さぁ、ダンジョン探索だ。
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