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75 改良案
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6本の円柱が円上に並び、印刷が開始されると円の中心から紙が溢れるように出て、円柱に巻き付く。
よく見れば地面には魔法陣が描かれていて、印刷のたびにあちらこちらが輝いている。
印刷が終わったと思う紙は勝手に裁断され魔法陣の外にある場所に積み上がっていくようだ。
次々に積み上がっていく紙の束。
ここは印刷と裁断だけで、製本は別の場所に持って行くのだろう。
同じ敷地内だと思うから、そっちも見なくては…でも。
この魔法陣、私がゲームで作ったりしていたものに似ている。
ということは、これ書き換えたり修正したりできるのかもしれない。
ハジメと親方が話し込んでいる用なので、邪魔にならないように印刷機の周りを歩きながら、1つの仮定が立った。
これ、いくつか加えれば製本もいけるかも。
「えっと、これ見てくれる」
「あ~あまりマジマジと見られると困るのだが」
「企業秘密は分かっているけれど、ここの線、間違ったところに繋がっているよ。正しくはこう。こうすれば効率はアップするよ」
「え」
「だからこういう感じで繋げて、ここをこうする」
「ふむふむ」
親方とメンテンスチームが、私が地面に描かれたものを複写、空中に描写したものに線を引いたり引き直したりしたのを見せていく。
よく見れば地面には魔法陣が描かれていて、印刷のたびにあちらこちらが輝いている。
印刷が終わったと思う紙は勝手に裁断され魔法陣の外にある場所に積み上がっていくようだ。
次々に積み上がっていく紙の束。
ここは印刷と裁断だけで、製本は別の場所に持って行くのだろう。
同じ敷地内だと思うから、そっちも見なくては…でも。
この魔法陣、私がゲームで作ったりしていたものに似ている。
ということは、これ書き換えたり修正したりできるのかもしれない。
ハジメと親方が話し込んでいる用なので、邪魔にならないように印刷機の周りを歩きながら、1つの仮定が立った。
これ、いくつか加えれば製本もいけるかも。
「えっと、これ見てくれる」
「あ~あまりマジマジと見られると困るのだが」
「企業秘密は分かっているけれど、ここの線、間違ったところに繋がっているよ。正しくはこう。こうすれば効率はアップするよ」
「え」
「だからこういう感じで繋げて、ここをこうする」
「ふむふむ」
親方とメンテンスチームが、私が地面に描かれたものを複写、空中に描写したものに線を引いたり引き直したりしたのを見せていく。
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