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第18話 ??日 無知のお姫様と歓喜の勇者たち
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物事には、知らない方がいいという言葉がある反面、無知は罪という言葉もある。結局は、程々が良いのだろうが、バランス取りは難しい。
「知らないことがあれば、私が教えてあげるから、安心して。まずは、自己紹介を聞きたいな」
まずは、勇者のスキルを持っていた男性が
「おれの名前は、甲坂 勇。イサムでいい」
続けて、大魔術士の彼女は
「乙女 美好(みよし)。おとめって呼んで。みよしって呼ばれるの嫌いだから」
最後に大盗賊の彼女は
「佐平 理菜。リナちゃんって呼ばれると嬉しい」
そして、王国のお姫様は、自己紹介でこう言った。
「皆様、初めまして。王国の姫です」
「「「?」」」
召喚された3人が、それを聞いて不思議な顔をした。
「お姫様は、分かった。名前は?」
「知りません」
「は?」
お姫様は、当然のことのような顔をして、
「私は私だから、名前なんて分からなくても、問題ありません」
「問題あるだろう。親しくなるためには、名前があると違うじゃないか」
「そう言われても、名前が知らないですから、言い様がありません」
「そ、そうか」
イサムが納得できない顔をしながら、本題に入るべく、お姫様に聞く。
「なんで、俺たちを召喚したんだ?」
「それは、東の魔王を倒してもらうためです」
「「「魔王か!」」」
そう、告げられた勇者たち3名は、ライトノベルにありがちな目的を聞かされて、それまでの事を忘れてしまったかのように、喜びの声を上げていた。
それを見たお姫様も、なぜか嬉しそうに
「これなら、早速、魔王を倒してもらえそうね」
「ああ、俺らに任せろ、あっという間に魔王なんか、討伐してやる」
という言葉。
売り言葉に買い言葉という感じがぴったりな会話なのだが、この国と魔王のいる国や周辺国の状況など、全く情報を聞かずに、報酬だけを決めて討伐に出るつもりだった。
無謀極まりないのだが、本人達は問題がないと思っている。
当然、お姫様も簡単に討伐できると、本当に思っているから、諸々が間違っているとは、全く気がついていない。
そう、お姫様の発言は、ウソではないが、正しくもない。彼女は、知らないだけなのだ。王族に必要な教育を逃げ回っていた彼女には。
「知らないことがあれば、私が教えてあげるから、安心して。まずは、自己紹介を聞きたいな」
まずは、勇者のスキルを持っていた男性が
「おれの名前は、甲坂 勇。イサムでいい」
続けて、大魔術士の彼女は
「乙女 美好(みよし)。おとめって呼んで。みよしって呼ばれるの嫌いだから」
最後に大盗賊の彼女は
「佐平 理菜。リナちゃんって呼ばれると嬉しい」
そして、王国のお姫様は、自己紹介でこう言った。
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「「「?」」」
召喚された3人が、それを聞いて不思議な顔をした。
「お姫様は、分かった。名前は?」
「知りません」
「は?」
お姫様は、当然のことのような顔をして、
「私は私だから、名前なんて分からなくても、問題ありません」
「問題あるだろう。親しくなるためには、名前があると違うじゃないか」
「そう言われても、名前が知らないですから、言い様がありません」
「そ、そうか」
イサムが納得できない顔をしながら、本題に入るべく、お姫様に聞く。
「なんで、俺たちを召喚したんだ?」
「それは、東の魔王を倒してもらうためです」
「「「魔王か!」」」
そう、告げられた勇者たち3名は、ライトノベルにありがちな目的を聞かされて、それまでの事を忘れてしまったかのように、喜びの声を上げていた。
それを見たお姫様も、なぜか嬉しそうに
「これなら、早速、魔王を倒してもらえそうね」
「ああ、俺らに任せろ、あっという間に魔王なんか、討伐してやる」
という言葉。
売り言葉に買い言葉という感じがぴったりな会話なのだが、この国と魔王のいる国や周辺国の状況など、全く情報を聞かずに、報酬だけを決めて討伐に出るつもりだった。
無謀極まりないのだが、本人達は問題がないと思っている。
当然、お姫様も簡単に討伐できると、本当に思っているから、諸々が間違っているとは、全く気がついていない。
そう、お姫様の発言は、ウソではないが、正しくもない。彼女は、知らないだけなのだ。王族に必要な教育を逃げ回っていた彼女には。
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