婚約解消されたのんべえ令嬢が執着男につかまる話

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十二、奪われる(R18)

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※R18ですのでご注意ください。













 
「イヤ……か?」

 変装魔法を解き、女の姿に戻った私をベッドに押し倒し……、ルディは顔を上げ真剣に聞いてきた。
 だけど、まだ頭が混乱していた私は「いい」とも「イヤ」とも言えない。

「……あっ」
 
 目を合わせたまま、返事をしない私に、再びルディが口づけてくる。

 唇を強く合わされ、舌を絡めとられ、その激しくも優しいキスに、自分が求められていることを知る。

「嫌だって言っても逃さない」

 唾液が糸を引くほどの距離でそう宣言され、痛いほど強く抱きしめられた。

「わ、私……いつから?」

 ずっと男同士の飲み友達だと思っていたのに、女だってバレてたんだ……。

「はじめから……」
「狙われてた?」
「ああ、狙ってた」
 
 私、間抜けじゃん。

 そして、ちょろい私はこのまま流されてもいいかな、なんて思う。あー、本当にちょろいな、私。

「今?」
「今」
「最後まで?」
「最後までって、何されるか知ってんの?」

 目の前のイケメンは、揶揄うように笑う。
 突然のエロ展開にもう頭は真っ白。

 魔法を解いたけれど、服装は男性のまま。その職人が着る少しダボッとした服を捲くられ、ベルトを外された。
 あー、このままヤラられちゃう。

「……んッ……くすぐった……い」

 あらわになったウエストの辺りを撫でられて、擽ったくて声が漏れた。

「色っぽい声、出るじゃん」

 私より随分固い指が肌の表面を優しく滑り、その刺激がもどかしくて腰が揺れる。服の中に侵入した手が、胸の頂きを探り当て、転がすように嬲った。

「んっ……まさか……本当にこのまま最後までするの?」
 
「もちろん、他の男に簡単に触らせた罰」

「え?」

 私たち元々恋人同士でも何でも無いよね?
 何でこんな一方的に……。
 
「理不尽だ」
「そう?」
 
 彼は私の胸の先端にかぶりついた。

「ひっ……」

 ぬるりとした舌が、私の胸の粒を舐め転がす。ベチャベチャとわざと音を立てられて恥ずかしくて仕方ない。

「……んっ」

 声が出そうになるから唇を噛んで耐えていると、それに気付いたルディが、私の咥内に指を挿れた。

「声、出せよ」
「やら」

 指が邪魔で上手く喋れない。
 すると、咥内をまさぐっていた指は引き抜かれ彼は私の耳元に顔を寄せる。

「ロゼッタの声、可愛いぜ。聞かせてくれよ」
 
 そう囁く間にも、もう片方の手は胸の頂きを摘まんだり擦ったりするから、お腹がモゾモゾしてきて腰が震えた。

「ロゼッタ、好きだ。俺のもんになれよ」

 突然の告白。
 ルディのことは嫌いじゃない。
 てか、好きかも。
 いいのかな?受け入れて……。

「で、でも、こんな突然」
「突然か?」

 不意に彼の手が私の下腹部をなぞる。 

「だ、だめ……」

「本当に?だめ?」

 秘烈を指でなぞられると、ぬるりとした感触を感じる。

「身体は良いっていってんじゃない?」

 恥ずかシイ……。だけど、元々面食いの私は強く拒むことも出来なくて、力なく首を振るだけ。
 ルディはそんな私をニヤニヤを見つめている。全て見透かされているようで、顔が赤くなる。

「や、やっぱり、だ……め」

 必死に抵抗の意志を示す言葉も、彼の口内に消えていく。

「いいって、言えよ……ん?」

「……うん」

 いつの間にか衣服は全て剥ぎとられた。無防備な裸体を深い蒼の瞳の前に晒す。彼は私の身体を舐め回すようにじっくりと眺めた。

 酔ってるから?
 雰囲気に呑まれてる?
 視線ですら感じるみたい。

「綺麗だ」

 突然そんな事を言うから、自分から彼の首に腕を回した。

「ルディ……」

 箍が外れたようなキス。蹂躙するように咥内を嬲られ……力が抜ける。

 私の身体はもう私の意思ではどうしようも無かった。

「んッ……はぁ……」

 咥内から溢れた唾液が頬を伝ってシーツを濡らす。
 キスをしながら彼の指が不埒に身体を這う。私の反応を確かめながら、その指は花弁を擦り、蜜を纏わせてぷつりとナカに入った。

「あっ……」

「はぁー、スゲ……ナカ……せまいな」
 
 感嘆するように、彼は呟く。

 指の先端だけを緩く抽挿しながら、舌で胸の先端を弄び官能を引き出す。

 この身体では初めての行為。
 これから何をされてしまうのは想像がつく。
 だけど、与えられる刺激が全て気持ち良いなんて事は前世では無くて……ルディが巧すぎるのか、この身体が感じやすいのか……。とにかく、身も心もどろどろになりそうなほどの気持ちよさだった。

「は……ぁ……んっ……んっ」

「気持ちいいか?なら、もっと気持ちよくしてやる」
 
 突然がばりと脚を開かれて、ルディがそこに顔を埋めた。

「いやっ……だめっ。きたな……い」

 お風呂入って無いのに……。

「きたなくなんてない。はぁー、ここも可愛い」

 そんな場所……可愛いはずがない。
 だけどルディは構うことなく、私の秘烈に舌を這わせた。








 
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