私は番を探しに人間の国に来ました

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ルカ視点➁

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 俺の腕の中にすっぽりと収まって、エラトはスヤスヤ眠っていた。

 愛おしくてたまらない。彼女から視線を外せない。

 どうして?

 人間の国に慣れていないから放っておけない?
 俺のために一生懸命で可愛い?
 小さくて妹みたいだから?

 違う、『番』だからだ。俺の……運命の伴侶。

 初めて見た時、子供っぽく見えた彼女の幼い容姿も今では可愛くて仕方ない。黒目がちの真ん丸な目も、小ぶりで愛らしい鼻も、艷やかで少し薄い唇も、全てが完璧でこれ以上俺の好みの女性なんていないと思う。

 カーラー達が来た時、エラトとの時間を邪魔されたことが腹立だしかった。エラトと出逢う前ならこれほど強くカーラーを拒むことも無かったと思う。今まで通り、一晩の相手として選んでいたはずだ。

 昨日はカーラーに勝手に腕を組まれて苛ついた。服の上から触られただけなのに……。
 こんな事に苛つくなんてどうかしてる……。

 ただ、俺はエラト以外の女には触られたくなかった。

 朝日浴びて艶々しているエラトの頬をさらりと撫でた。口元が緩んでいて、幸せそうな寝顔。
 
「気持ち良さそうだな……」

 どんな夢を見ているんだろうな……。
 もう少し寝かせてやりたい。けれど、瞼の奥に隠れた瞳を早く見たいとの思いもある。

 彼女は俺を見るといつも晴れやかに笑う。弾けるように、花開くように、瞬間的にその表情が綻ぶ。

 この笑顔のためなら何でもしてやりたいと思う。俺の出来る限りで、彼女の憂いを全て取り除こう。

「子供……か」

 昨夜、何回もエラト中で吐き出したことを思い出す。

 これからも俺は毎日のように彼女を抱くだろう。獣人は妊娠しにくいと言っても、いつ子供が出来るか分からない。

「ん……ルカ……様……?」
「ああ、おはよう」
「おはよ……ございます」

 眠そうに目を擦るエラトの額に軽くキスを落とす。

「んっ♡」

 ああ、エラトとのキスは朝から甘い……。
 まるで、花の蜜だ。
 止まらない……。
 唇を離すなんて考えられない……。
 俺達は元々繋がった一つの存在だったんじゃないかとさえ思う。

「んっ♡」

「はぁー、エラトいいか……?」

 息継ぎにほんの少し唇を離して囁く。

「は……はい……っん♡」

 肯定の返事の途中で再び唇を塞ぐ。
 エラトの咥内は温かくて柔らかくて……夢中になる。
 
「ルカ……さまぁ……」

 エラトの黒い瞳がとろんと蕩ける。
 頬は上気し淡いピンクに色づいていて、その幼くもしどけない表情が堪らない。

 昨日が初めてだったエラトに無理を言ってる、そう思うのに、彼女は俺の首に手を回し身体を引き寄せてくる。

「ああ、俺の最愛」

 エラトの甘い香りを胸いっぱいに吸い込む。
 この幸福感……。

 エラトがその気になってくれたのをいい事にキスをしたまま彼女の胸の突起を指の腹でクニクニと弄ぶ。

「ぁん♡」
「こうするの……好きか?」
「ぅん♡……はい♡大好き」

 小ぶりで控えめなその胸は、とても感じやすい。舌で転がすように嬲ると、彼女の身体がびくびくと反応し、唾液で光る突起はひどく扇情的だ。

 色気が無い?
 とんでもない。俺はエラトの甘い香りに当てられて、股間が痛いぐらいなのに……。

「あっ……」

 彼女の秘所に指を差し込むと、生温かいものがどろりと溢れた。昨夜の俺の残渣か……。

「凄いな……」

 ぢゅぶぢゅぶと淫靡な水音を立て、指を浅く出し入れすると、エラトが強請るように腰を揺らしてきた。

「挿れるぞ」

 ぐじゅんっ!
 熱くて柔らかいソコは俺の勃立をやすやすと受け入れる。

「あっあああああーーーっ♡」

 奥まで一気に穿くと、膣襞が細かく収縮を繰り返し、エラトは仰け反って背中を浮かせた。俺の前に差し出された胸の突起にむしゃぶりつく。
 
「くっっ」

 陰嚢が搾られ、俺の欲望が尿道を駆け上がる。そして続く開放感。
 まただ。
 挿れただけで達してしまう。

 エラトの肉襞は、精液を残らず吐き出すように俺のソコを締め上げる。

 「はぁーーっ」

 大きすぎる快楽の余韻を楽しむようにゆるゆると腰を動かした。 
 熱くて、柔らかくて……なのにピッタリと俺のモノに張り付いてくる。
 
 まるで俺のカタチに合わせて作られているようで……。

 エラトもまた絶頂の波が引かないようで、口を開けたまま浅い呼吸を繰り返している。

 その蕩けた瞳も、開かれたままの唇も、全てが愛しくて……。堪らなくなりその可愛い唇を貪り吐息を奪う。

 これは危険だーー。

 相当意志が強くないと、この行為を止められない。


 エラトは俺に甘いーー。
 俺はエラトが許してくれるから、そのまま再び彼女の身体を食べ尽くした。

 


    
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