幼馴染が勇者となって帰ってきました。

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アイサ視点


 「トーイ、動いて良いよ。」

「大丈夫?」

「うん。」

痛いけど、……痛みなんてどうでも良かった。
早く彼のものになりたくて彼を急かせた。

けれど、「いっ!」

思わず顔を顰めた私を見て、彼が動きを止め膣口を指で撫でた。
彼の指にベットリと破瓜の血が付いているのが見えた。

「アイサっ……無理しないでいーよ!」

トーイはその血を見て顔色を悪くし、私にしがみつくように抱きしめた。

「無理してるんじゃ無いの。痛みも私とトーイが一つになった証だから、全部感じてたいの。お願い。」

彼は顔を上げ真剣な表情で確認してくる。

「……いいの?」

「…うん。お願い…。」

トーイは労るように優しく腰を動かす。
大好きな顔が近づいてきて、私の唇を捉える。
口腔内を無茶苦茶に舐め回すようなキスは息も出来なくて、私の脳も溶かされるよう……。

やがて身体は快感を拾い、自分の声だとは思えないような甘やかな喘ぎが溢れた。

「……はぁ……ぁん……ぁん……。」

ゆっくりと大きなストロークはずりずりと膣襞を擦り甘い痺れを生んでいく。
身体を揺さぶられながら、胸の頂を吸われ、舌先でぐいぐいと押し潰すように捏ねられる。
お腹の奥の熱いうずきが強くなってどうしていいのか分からない。
快感を逃すように頭を左右に振ると、トーイが頭を押さえ深く口づける。

「…んっ…んっ…んっ…。」

頭を固定していた手が、身体の線をなぞるように下りていき、私の敏感になった淫豆をクリクリの弄った。

「んっ……ああああああ!!」

電流が走ったような快感に、足先までがピンと伸びてぴくぴくと波打つ。

「あ、アイサ……凄っ……。」

敏感になった淫粒に鼓動に合わせるように血液が集まる。快感の波が次々に襲い、彼の野太いモノを形がハッキリ膣で感じ取れるほどぎゅう、ぎゅうっと締め上げた。

脱力した私の足がベッドにポスリと落ちる。
気だるく暈けた視界の中、彼が必死に耐えているのが見えた。

「トーイ、我慢しないで……。」

「で、でも……。」

「…今…私の身体でトーイの全部を呑み込みたいくらいの気持ちよ。それくらい好きなの……。どんなに痛くてもいいわ…。」

本心だ。
目の前で必死に我慢している彼も、私の中にいる彼の剛直も愛おしくて仕方ない。

「お願い…。」

彼は今度こそ遠慮なく、私に腰を打ち付ける。
彼に突かれる度、痺れるような疼きがお腹の奥に広がる。
切なくて、もっと突いて欲しくて……。

彼の身体が離れているのが寂しくて、両手を広げて抱擁を願うと彼は力一杯抱きしめてくれた。

彼に激しく突かれ、ぎゅうっと抱きしめられる。
彼の激しい息づかいを耳元で感じる。
手に触れる彼の背中は汗ばんでいてそれすらも愛しい。
彼を体温を、匂いを、拍動を自分の身体全体で感じとれ甘い幸福感でいっぱいになる。

「トーイ、大好き。」

「俺も。」

彼は身体を起こして抽挿を早める。
お腹の奥の疼きが彼に押し潰される度に私の膣襞が彼のモノに絡み付く。
私の淫壺から溢れでる愛蜜がじゅぼじゅぼと湿った音を立てて、部屋中に淫靡な匂いが立ち籠めた。

「アイサ、イクよ。」
「ぅん…………ぁん………あっ……あああああああああ!」
「っは!」

お腹の奥にじわりと熱が広がった。

「はぁ、はぁ、はぁ………。」

激しく上下する広い肩も私の腰を掴む大きな手も額から流れ落ちる汗も、全てをこの腕に抱きしめたくて、再び大きく手を広げた。

彼は私に覆い被さるように倒れ込む。
「トーイ、私今幸せだよ。」
「はぁ、はぁ、うん、俺も、幸せ。大好き。」
私の腕の中で呟く彼は、ずっと大好きだった幼馴染のままだ。

私たちはそのまま疲れて抱きしめあいながら眠りについた。

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