上 下
2 / 2
マッタリオンライン

初めての狩り

しおりを挟む
「ふうう、落ち着け俺、別に騒ぐ事もないだろ…………」
自分は道路の真ん中で心を落ち着かせていた。まあゲームの世界に入ったら誰でも騒ぐけどね。自分は心を無理やり落ち着かせて行った。ある専門科がテレビで言っていた。
「パニックになるときほど冷静になりなさい。その方がマトモな判断が出来る」と。
いや、まあ実際に冷静になるのにかなり時間が掛かったけどね。
無理だよ。いきなりよく分からない世界に来て冷静になれって無理に決まってるよ!
まあ大体この世界がゲームの中らしいことは分かった。まだ過程だけど。
まあステータスとかがある時点でもうあれだけど……希望が無いけどね!
まあいい。
大体状況を整理していくとこんな事が分かる。
1 ゲームをしていたらしき人達(ゲームプレイヤー)は青と赤の勇者見たいな服を着ている。ダサいね。
    俺もだけど。
まあ赤と青の服を着ている人達がお家に帰りたいとか騒いでいるのでゲームプレイヤーに間違いないだろう。

2この世界には住民(人)がいる。
これはNPC(ノンプレイヤーキャラ)なのかな?
(ノンプレイヤーキャラはプレイヤーが操作してないキャラのことである。)

まあまだこのぐらいの情報しか集まっていない。残念ながら。情報は沢山欲しいのに。
まず一番知っておきたいことはこのゲームで死んだら現実の自分も死ぬのか?である。
これは本当に知っておきたい事だ。
いわゆるデスゲームなるものだ。
それは本当に困る。
こういうゲームはモンスターを倒してお金やモンスターの素材を取っていく様なものだろう。
そうなればモンスターを狩りに行かざるをえない。だってお金がないと何も出来ないのだからね。
死ぬ気でハンティングをしに行かなければ……
畜生!死にたくない!スライムとかにボコボコにされて殺られるとかは本当に嫌だ。
そしてもう1つ。
俺達は元の世界に帰れるのか?
もし、元の世界に帰れるならそれが一番の最善策である。
しかし、それが出来そうにないから問題なのだ。
こんなところに来て1時間ほどたったがアポカリプス社からのメッセージも何もないし、これは私たちの技術だでありただのゲームだ!ということも聞こえない。
やはり昔よく読んでいた小説の転生ってやつなのか?
いや、姿は以前と何も変わってないので召喚かな?まあどうでもいい。
おっと、話が逸れてしまった。お金の話しだったな。
でも………………逆に言えばモンスターを狩るだけで暮らしていけるのだ。
自分の持っている武器でモンスターと戦い、勝てばいいのだ。
いつもゲームをしていた時は思っていたじゃないか?
ゲームではこんなに簡単にお金が貯まるのに………とか何とか。高校になってバイトしても給料がこれだけかよ!と思ったこともあってゲームの世界に憧れを抱いていたのも事実である。
まあ確かにそうであるかもしれない。
でもマジかー。でも家に帰りたいと言う気持ちもある。少しだけね。心配もしてるだろうし。現実世界ではどうなってるんだろう。植物状態見たいになっているのかな?それとも自分の存在が無くなっているのかな。そんなものは嫌である。ゲームを攻略しないといけないのか。
でも出来れば危険を犯さずに生活していきたいなー。
いや、そんなもんは無理だろうけど。
世の中にはノーリスク高リターン何てものは無い!と先生がよく言っていたよ。改めてその言葉の意味を痛感するよ。
…もし本当にモンスターを倒しに行くのなら何かしらしないとな。ステータス確認とか。
あれ、
そういえば、
なんかステータスに変な物があった気がする。
そう思い自分はもう一度ステータスの確認をするためにゲームのようにステータスオープンと心のなかで言ってみる。言葉に出しても良いけど恥ずかしいからね。
案の定さっき見たステータスが自分の頭の中に浮かび上がる。


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ステータス         名前  レンさん
種族 [人]
LV1
攻撃 5
防御5
魔力5
運5
スピード5
EXP(経験値)0
スキルポイント50
取得したスキル
<片手剣>

称号 <神に選ばれし者><神が授けしアイテムを所持>

防具 冒険者の服  防御5  ただのズボン(麻)[防御1]     [   冒険者カード]
魔法バッグ

武器 冒険者の剣[ 攻撃5]

-------------------------------------------------
………
うん、神に選ばれし者って何だ?
てかそのアイテムは一体何処にあるんだ?自分はそんな物は持って無いぞ。
自分はしばし考えを巡らせていく。

…………………………………………………………………………………は!!
魔法バッグてやつ一回もいじってないぞ!多分いまベルトに着いているこの茶色い皮で出来たようなバッグの中に入っているのかな?
自分はそう思いなんの変鉄もない皮のバッグにおそるおそる手をいれる。
ただのバッグに何を怖がっているんだ、と思う方も居るかもしれない。いや、これが普通のバッグと違うんだよね。このバッグを覗くと
何も無いのだ!バッグの中は真っ黒で何も見えないのだ。ただの真っ黒い空間が広がっているのだ。
「うん、ヤバイな」
自分は手を入れてみた。バッグの中は深かった。予想道理だけど。
いや自分の腕がスッポリ入るとは思わなかった。まるでブラックホールである。    
だがバッグの中の空間が広いようでアイテムが何も入って無い用な気がする。
だって手に何も当たらないんだから。
どうしようかと迷った所、バッグの中に手をいれた状態で
(バッグに中に入っているアイテムを見せて)
と心のかかで念じて見る。ゲームの世界だからこれで出て来るだろう。
すると手に瓶のような物がぶつかったのでそれを取り出してみる。
「なんだこれ?」

それは透明な丸いガラス瓶だった。理科室にあるフラスコの様なものと思ってくれたら良い。それにコルクのような蓋が付いており、中には緑色の液体をした飲み物見たいな物が入っていた。パット見ジュースみたいだ。美味しくは無さそうだが。


~~~~~アイテム~~~~~
[キュアポーション]
自分の体力(HP)を少し回復する。あんまり美味しくない。上級者が作れば味も美味しく回復量も多くなる。死んでしまった人には効果がない。
レア度=1  質=1

~~~~~~~~~~~~~~
頭の中にこの緑色の液体の情報が流れる。
普通はビックリするがもう今日はビックリしすぎてビックリ出来ない。
そしてそれがバッグから3本出てきた。
ふむ、レア度はまあ希少価値とか見たいな物かな?
それ以上はバッグからキュアポーションは出てこなかったが他に3つアイテムが出てきた。
先ずはお金が出てきた!3枚ほど。
まあ日本で見たことがない絵が書かれており、ドラゴンが火を吐いている絵が書かれていた。
形は500円より少し大きい位の真ん丸のお金である。色は100円玉と同じように銀色であった。
そのお金には
[100ダリー]と書かれていたので100円の価値だと思う。ダリーはお金の単位だろう。
ええ、300円かよ~と思うが有るだけましである。
だがこんな金はすぐに無くなるだろう。この国の物価が解らないので今は何とも言えない。
これだけしか入ってなかった。残念である。
そしてもう2つ目。
見た目はカードの用なものである。青っぽいカードに白で文字が書かれている。なんか凄い丈夫なカードらしく触った所壊すことは出来なさそうだった。
そこにはこんな事が書かれていた。

______________________
[冒険者カード]
冒険者  レンさん     二つ名(なし)
冒険者ランク<G>
公表できる称号
<なし>

(このカードは破壊することが出来ません。)
_____________________

特に沢山の事は書かれてなかった。だが2つ名とか言われるように成りたいな。暗黒の影レンさんとか……ダサいな、そん物は……。
まあ身分証見たいな物だろ。気にせずにまたバッグの中にしまっておいた。
そして三つ目。
これが一番重要だろう。
出てきたのは白い箱であった。
………………なんだ?
箱は縦30センチほど、横が20センチ程だ。重さはあまり感じられない。
箱を振ってみるも音も鳴らない。臭いもない。
開ける?いや怖いな。これがステータスにあった神が授けしアイテムなのかな?
……まあいいや、開けるか。

自分は恐る恐るその箱を開けていく。

が突如その箱の中が光輝きだす!。
光が強すぎて直視できない、なんだこれ!!どうしたんだ!
自分の近くに居たらしい人達も「まぶしい!」とか「なにこれ、どうしたのよ!」と言っていた。
スイマセン!自分にも分からないんですぅぅぅ。
3分ぐらいたっただろうかようやく光が収まってきた。LIDも白熱電球もひけを取らない眩しさであった。やっとこれで正体が分かる。
「なによそれ。どうしたのよ。」
「一体なんなんだい?」
とさっき近くにいて自分の巻き添えを喰らってしまった人2名が自分の方によってきた。そりゃあそうである。いきなりの変な世界に来ていきなり眩しい思いを3分間し続けたのだ。不思議に思わない方が不思議である。
一人は女性で茶色い髪のロングヘアーの人である。ちょっと、怖そうな高校生みたいな人である。
もう一人は男性で眼鏡をしていた。長身で180センチ程ありそうだ。髪は黒色だ。やはり二人とも冒険者の服と冒険者の剣と魔法バッグを持っていた。

「スイマセン、自分もよく分からなくて…」
流石に謝って置かなければ後々変なことになるので自分は二人に謝っておく。まあ自分が悪いのだから当然のことである。
危ない、これ人が多い所で良かったは、自分の近くには人が2人しか居なかったので良かった。
まああの輝きだったら野次馬がめっちゃ詰めかけて来ると思っていたが人は全く来なかった。
多分まだこのゲームの中に来たことが信じられないのだろう。
「んで、光の正体は何なのよ?」
女性の方がそう言いそう言えばと自分も思い手元の箱を見てみる。
輝きが収まったの普通に箱を開けていく。


開けて


中を


見ると



そこには




・・・・・
タブレットの用な物が箱の中に入っていた。




大きさも大きめのタブレットぐらいあり縦30センチ、横が20センチ程あった。。画面もちゃんとある。そのタブレットは白を基調とした物であった。
だが、様々な所に金の細工がしてあり裏面には謎の紋様やよく分からない古代文字らしきものが金で描かれていた。
うん。
これはタブレットなのか?売ったらヤバイぐらいの値段がつきそうである。でも金の模様や細工以外は至って普通のタブレットである。
だが美しすぎる。三人とも自分の箱を見つめていた。

~~~~~アイテム~~~~~
[神器タブーレット]
誰がどのような目的で作ったのかが分からない謎の道具。素材不明、創作者不明、目的不明、用途不明、の代物。だがそのタブーレットの裏に書いてある古代語ダーブにはこの世の全ての事を見ることが出来る道具、選ばれた者にしか扱えない。使う者のレベルに応じて閲覧出来る情報が変わると書いてあるそうだ。

レア度=測定不能、   神級(ゴッド)
~~~~~~~~~~~~~~



自分の頭の中にこんな事が浮かんできた。

「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
三人は言葉に詰まった。まあそうなるだろう。ゲームの世界にタブレットを持っていてそれがなんか凄い細工がしてあるのだから。いやこれはもう神々しいとしか言い様が無いな。なんか女性の方はキラキラのお目目でこちらとタブレットを見つめてくる。あげないよ?絶体あげないよ?
だがこの空気はなんか嫌だ。見ず知らずの人と自分の手元にあるタブレットを見つめているのだから。それになんか女の人が小声で「あれどうやって貰おうかしら…いや、ぬすも……」と言う恐ろしい声が聞こえてきた。
ヤバイ、体が危険を察知して震えが止まらない、見た目普通なのに性格残念だな、おい。
「では自分はこの辺で」
自分は一目散にタブレットを大事に抱えその場から一目散に逃げ出した。
なんか盗られたら嫌だしあの空気は凄い気まずいので逃げるのが正解だろうもしかすれば殺されるかも知れない。あの女の人何してくるか怖いのでね。
町の中の方に行けば隠れることも出来るしなおかつ情報収集も出来ると踏んだので自分は町の方に一目散に逃げ出した。え?バッグに入っていたタブレット使って見ないのかって?いやいや、今は使いたくない。後で人目の付かないところで扱ってみようと思う。また光が出たら怖いしね。



------
-----
----
---
--




「ふう、ここまで来れば大丈夫だろう。」
5分ほど頑張って走っただろうか。自分は今この街の広場の用な場所にいる。
多分町の中央らしく噴水やベンチがあった。そこでは屋台等もあるようで住民の方々が果物やら木やら色々な物を売っていた。なぜ住民の人だと分かったのかというと赤と青の冒険者の服ではなく普通の服を着ていたからだ。まあ麻やら布やら人によって着ている服は様々である。
住民の方は普通に声を発したり体を動かしていたりしていた。何も人間と変わらない。
普通の人間とも変わらない様だ。もうこの世界が本当にゲームなのか疑ってしまう。まあゲームじゃなかったら良いんだけどね。
さて、町の中の方までやって来たのだから情報を集めようと思っている。
所々にプレイヤーの方を見かける。もう皆絶望から立ち上がったらしい。頑張れ、俺達。
皆ここが何処なのか住民の方に聞いているらしく皆答えを聞いたあとに落胆していた。やっぱりか、、、
まあ自分もこの街の名前ぐらい知っておきたいので早速聞き込み調査を始める。
どうせならゲームの中の食べ物も食べて見たいので屋台で売ってある果物屋さんの所に行こう。
大きな木のテーブルの上に山のように様々な果物が乗せてあるので果物屋さんと見て間違いないだろう。
早速果物屋台の所に行く。
店主はお兄さんで気が良さそうである。まあこれといって特徴はない。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
あちらから声を掛けてくれたので自分もそう言葉を返す。
「君って冒険者の人だよね?」
やはり自分達は冒険者と言われる人らしい。ううむ、やはりそんな感じか……
「ええまあそんな感じだと思います。自分達もこの状況が分からないんで。」
「。果物を1つ程買いますから少し自分の質問に付き合ってくれませんか?」
流石に自分の質問に答えて貰うのだから何かしら相手にとって良いことをしないと行けない。なので自分はこんな事を言ったのだ。
「勿論OKだよ。プライベートに関することは答えないけどね。」
店主は快く答えてくれた。なので自分は早速問題を切り出していった。
「まず此処はどういう名前の町何ですか?」
「ここは[コール]と呼ばれる小さな町だよ。昔は沢山の屋台と人がいたんだけどね~残念ながら隣の大きな町の方に皆出ていっちゃたね。こんな国だけど王様はいるんだよ。あそこの白いお城にね。」
だそうだ。地球にはコールと呼ばれる国は無かった筈だし……。やはりゲームですな。
残念な事だがここは持ち前のポジティブで行こうじゃないか!
「なるほど、有難うございます。ではお礼と言っては何ですがそこの黄色いバナナ見たいな果物を下さい。」
自分は質問を1つしかしなかった。あまり質問をされると相手も困ると思ったからだ。また後日日を改めて来ればいいだけさ。
自分は机の上にあった普通のバナナと全く同じような果物を買った。他にも青いバナナや赤いバナナがあったのだが食あたりしそうなので止めておいた。
「あ、どうも。これはイエローバナナと言いましてね。この町の特産品の1つだよ。美味しいよ~皮を剥いてから食べてね。値段は200ダリーだよ。」
自分はポケットからさっきのお金を二枚取りだし店主に渡した。どうも100ダリーで合っていたらしい。
「ああ、いい忘れていたけどもし、この街の北の方にある森に入るんなら気お付けるんだよ。魔物がいるからね。」
なるほど。やはり自分達は冒険者だから森の方に行くと思われているのだろう。
まあ服と装備を見れば誰もがそう思うか。
「ご注意有難うございます。また合えば、」
自分はそう言ってその場を離れ、近くのベンチに腰をかけた。
「ふう、なんか疲れたな、」
経験ある人はあると思うがもし自分が海外などの言葉が通じない所に旅行に言ったとしよう。
言葉が通じない、欲しいものがない、道に迷っても言葉が通じないからどうしようもない、となるのだ。
なので海外旅行を楽しめない人も少しはいると思う。自分は中学の頃に家族でハワイに行ったことがある。自分は楽しかったが親は疲れはてていた。今はその気持ちが分かる。
言葉は通じるが全く知らない場所にいるので怖いし不安がある。いや、ここもポジティブに行こうじゃないか!
自分はさっき買ったバナナを食べてみる。普通のバナナみたいに皮を取って、中の身を食べる。うん。普通のバナナだ。糖分が高いのかかなり甘かった。甘ったるいではなくほどよい甘さだったので以外と美味しく頂けた。バナナはカロリーも高いって言うし元気だして行くには丁度いいだろう。
「よし!気合い入った」


とは行ったが……

…………………さて、これからどうしよう?
俺はの垂れ死ぬ気はさらさら無いのでモンスターを倒しに行ってお金かモンスターの素材を取りに行ってもいい。素材が取れたらそれを売って…………まあ今日の宿を見つけたい。野宿なんて嫌だからね。
なんかもうこの街の方で「俺達はこのゲームを攻略する!!!!!!!」とか言っている人もチラホラ見かけた。頑張れ!俺は死にたくないから!
そんなこんなでその人達はグループを作っていったようだ。
俺はどうするのかって?勿論ソロさ。だって、皆のために死んでくれとかなったら嫌だし。捨てゴマになるかも知れないから自分は入らない。どうせなら自分の友達と攻略したい。
さて、俺はどうしよう。
早速教えて貰った北の森の方に行ってみようか。
このゲームのモンスターの実力も知っておきたいし、自分のレベルもあげたい。出来ればカンストしたいわ。無理だろうけどね。では早速北の森に………………………
まてまてまて、まだステータスにあったスキルポイントってやつをいじってないぞ!
多分スキルを取得出来るのだろう。こんな感じのゲームをやっていた自分はそう考えてステータスを開く。
そしてスキルポイントの場所を選ぶ。

[スキルポイント]
スキルポイントとはレベルが上がるごとに増えていくポイントである。スーパーのポイントカード見たいな感じである。それを振り分けていき自分の所得したいスキルを選ぶ事が出来る。

-------------------------------------------------
スキルポイント<50>
生産系スキル
<料理>5<薬剤>5<木工>5<鍛治>5<裁縫>5<釣り>5<泳ぎ>5<発掘>5
戦闘スキル
<大剣>10<小盾>5<大盾>15<タワーシールド>30<弓>5<大弓>15<ランス>10<双剣>5<ハンマー>10<蹴り>5<拳>5<太刀>10<鞭>5<槍>5<杖>5<大杖>10<魔導書>20<魔法指輪>5<火魔法>10<水魔法>10<氷魔法>1<土魔法>10<木魔法>10<風魔法>10<光魔法>10<闇魔法>10<召喚魔法>10<回復魔法>

その他
<身体能力強化>5<製作強化>5<罠解除>5<宝箱解除>5<索敵>40<脳内マップ>5
<パワー見分け>5<遠視>15<交渉上手>20<運上昇>100<製作スピードアップ>10

所得済みのスキル
<片手剣>


~~重要~~
@スキルにもレベルがあります。
@戦闘スキル、生産スキルの両方のスキルを取得するとスキルのレベルが上がりにくくなります。
@戦闘スキル、生産スキル、どちらか一方にしておけばスキルのレベルが大幅に上がりやすくなります。
@スキルを進化させるためにはスキルポイントが必要になりますのでポイントは無駄にしないようにしてください。
@一度取得したスキルは捨てることは出来ません。慎重にお選び下さい。
~~~~~~



-------------------------------------------------
ううむ、何にするか迷うな……
生産系のスキルは全部欲しい。裁縫以外だけどね。だって、使えそうに無いから。
となると戦闘系のスキルは15ポイント以下になるなあ。厳しいな。
逃げることを前提にしたいから遠距離攻撃が出来るスキルにしたい。だとすれば魔法か弓だな。
釣りと泳ぎを諦めて<弓>と<大弓>を入れよう。
<弓>は説明によると軽く女性でも十分に扱えるようなものらしい。スピードを重視した人向けらしい。
一方<大弓>は威力が高い分重さが弱点らしい。だが普通の弓よりも遠くに飛ばす事が出来きるのでこれも捨てがたい。なので両方選ぶことにした。
あとは<拳>で良いだろう。
もし弓をしくじって敵が近くには来たときに最終手段で殴り掛かれば良いだろう。
結果このようになった。
<弓><大弓><拳><料理><薬剤><木工><鍛治><発掘>
スキルポイント=0

となった。
(弓と大弓と矢は魔法バッグの中にいれてありますのでご自由にお使いください。矢は100本しか無いので考えてお使いください。)
頭の中に女の人の様な器械音声が流れてきた。ゲームだな。うん。
まあありがたく受け取ろうではないか。
自分は早速マジックバッグに手を入れて大弓と弓を取り出してみる。一応どんな物か興味があったからだ。幸い自分の近くのベンチには誰も居ないので邪魔にならない。ここならこの弓の観察もできそうだ。

~~~武器(弓)~~~
  <弓>
初心者の弓
木で出来ている素朴な弓。攻撃力も低くあまり高い素材を使っていないので丈夫ではない。初心者にも扱い安いので初心者に打ってつけである。大弓より攻撃力が低いが軽いのでスピード重視の人にはお薦めである。

遠距離攻撃8
レア度=1  質=1

  <大弓>
初心者の大弓
木で出来ている素朴な大弓。あまり高い素材を使ってないので丈夫ではない。弓よりの攻撃力が格段に高いが扱いが難しく力もその分いる。扱える用に成ればとても強い武器となるだろう。弓よりの攻撃力が高いが重いので攻撃力重視の人にお薦めである。

遠距離攻撃14
レア度=1   質=1


~~~武器(矢)~~~
木の矢(100本)
木で出来た矢。鏃(やじりと読む。やじりとは矢の先に付いているとんがっている場所である。昔の人は黒曜石を鏃として使っていたぞ!)
全て木で出来ているので軽く風の影響を受けやすい。木なので攻撃力も低い。

攻撃力1
風に弱い。
~~~~~~~~~~~
自分は大弓を手に取り重さや感触、弦の具合を触ったり持ったりして確かめていく。弓の方は使ったことのない自分にもしっくり来てとても扱いやすそうであった。だが大弓の方がかなり重く片手で持つのは一苦労した。流石に大弓はマトモに扱えそうにないな。だが自分は弓を使っていこう。そして筋トレとかして大弓も使えるようになろう。自分は弓を使ってみるべく北の森を目指して行った。


   






----------

--------

------

---





広場から町を北の方に歩いていくと門が見えてきた。この街には壁があったらしく2メートル程の壁が町を取り囲むようにあった。町の方に夢中立ったのですっかり見てなかった。多分魔物が町を攻めて来ないようにしているのだろう。だがたったの二メートルの壁で大丈夫なのか自分は心配である。
多分町の外に行くための門の前には少し人が並んでいた。プレイヤーの冒険者もいるようだ。
自分はその列の一番最後に並び自分の番が来るのを待った。
門番さんが誰がこの街から出たかをチェックしているようだ。
皆さんあの冒険者カード見たいな物を門番さんに見せていた。冒険者カードにも様々な色が有るらしく自分の青と違う色が見受けられた。
自分の番が以外と早く回って来たので自分もカードを門番さんに見せる。
「どうぞ。お通り下さい。夜になると強いモンスターが出ますので早めに帰って来て下さいね。」
以外とカードを見せるだけですんなり通る事が出来た。
門番さんに言われて門を入って行き自分は町の外に出てきた。
「広い草原だな~」
町の外は広い草原エリアのようだ。所々にモンスターらしき生物が見受けられたので気を引き締めなければ。あそこが森なのだろう。
でも、ヤッパリワクワクするなあ。リアルじゃこんなところ何て見たこと無いからな~。
自分は大きく深呼吸をした。気持ちのよい空気である。ヤッパリ本当にこんなところにいるようだ。
遠くの方には機が沢山生い茂っている森のような場所が見えた。あそこがモンスターの居る森なのだろう。
おっと、話が逸れてしまったな。
そんなことより早くお金や素材を集めねば野宿になってしまう。そんなことは避けたいので自分は早々と森の方に向かい歩いていった。
草原にもモンスターが居るらしくと奥の方には犬のような狼(赤、白、黒)や巨大な黒いアリ、チョウチョ(大きさ5メートルもある)、角の生えたウサギ等がいた。アリは腹部をパンパンに膨らんませている者や居ない者がいた。
流石に森に入る前に弓の練習をしておきたい。
と思ったので自分は近くで草を食べていたウサギを、的にすることにした。物は試しだ。実際に倒すようなモンスターを的にした方が良いだろう。
少し可愛そうだがこれも生きるためである。情けはしない。
ウサギと自分との距離は10メートル程だろう。
ウサギは自分の事をきずいていないらしくモッシャモッシャと草を食べていた。
実に可愛らしい。ペットとして飼いたいぐらいだ。まあ普通のウサギとは違うけどね。角生えてるぞ。
ええい、ダメダメ。心を鬼にせねば!自分は魔法バッグから弓を取り出す。もう馴れた物でバッグから取り出したい物を念じてバッグに手を入れれば楽に弓を取り出せた。今回は大弓を使わない。そこまで距離がないので弓で当たると判断したからだ。そしてもう1つバッグから矢を取り出す。
矢は矢筒と呼ばれる者に入っていてそこから矢を取り出して打つのだ。矢筒は竹のような物で出来ておりちゃんと蓋も着いていた。矢筒を体の何処に着けようかと思っていたがベルトに着ければ良いやと思い自分は矢筒を腰のベルトに着けた。横に着けたので邪魔にならずなおかつ矢を取り出しやすいと言ういい感じになった。
セットが完了したので早速弓の弦を引いてみる。
ん、な、かなか、力がいるなこれ。
町の中でも弦は引いてみたが実際に使うと成れば緊張ぐらいしてしまう。
最初は矢をセットせずに弓だけで弦の感触を確かめてみる。
ムズいけど行けるんじゃないかな?
物は試しと自分は弓に矢をセットして弦を引く。初めての一本目だ。自分は矢を打つため息を止める。
力の限り弦を引く。
そしてウサギに当たるように矢の先をウサギに向けて。狙いを定めるが腕が震えてしまう。力を入れているからだ。自分は息を止めウサギを狙う。こうすると震えが収まるような気がする。
矢を手から離す。
その矢は風を切りウサギに向かって一直線に飛んでいく。
だがすんでのところで地面に落ちウサギには当たらなかった。
ウサギは驚き何処か遠くの方に跳んでいった。
ウサギは脚力があるので足が速いぞ。
「あ~~惜しかったな」
自分で言うのもなんだが初めてにしては凄い気がする。このまま続けて行けばウサギを狩るのも今日中に行けるだろう。うん、初めてにしてはいい方だろう。また次頑張ろう!
またターゲットを探すために自分は草原をウロウロし始めた。狼には手を出す気はさらさら無いので他のモンスターを探していく。以外にもプレイヤー(冒険者)が数人程いて体長50センチ程のアリを片手剣でリンチして倒していっていた。なんか可愛そうである。倒されたモンスターは光になって消えていた。そして素材とお金を落としていっていた。まあゲームだからね。
確かにアリなら簡単そうだ。自分もアリを探すべく辺りを見回す。
以外とアリは沢山いて自分の近くにもいた。自分が見つけたのは腹部が膨らんで居るアリだった。
弓を引きアリに標準を合わせる。標準なんて無いけど自分が思う当たりそうな場所を狙う。
んん?いや、違うぞ、、、、待てよ、、、?
いや、違う!標準がある!なんか目に小さなゴマ粒みたいな点が見える。なんかドットサイト見たいな感じのが見える!多分弓スキルを取得したせいだろう。これに合わせれば良いんだろう!これならモンスターにも矢が当たる!
弓を構えると発動するスキルらしい。とてもいいものだ。
早速10メートル程の所にいる巨大な黒いアリに標準を合わせる。さっきは気ずかなかったな。
これで良いはず……
自分はまた弓を構え矢を引く。力は全力の10割だ。
ピシャッ
手を離すと一直線に巨大アリに向かい矢は放物線を描き跳んでいった。

矢は黒い大きなアリの頭に突き刺さった。その攻撃によりアリはギョッッッ!と声を発っし呆気なく撃沈し光の粒になった。
おおおおおおおお、ついにやったぁぁぁぁぁぁ。
そしてその場にはアリの素材とお金が落ちていた。
自分は急ぎそこに向かい素材とお金を回収する。

~~~アイテム~~~
モンスター  [大黒アリ]
[黒アリ密]大きな黒アリが体に含んでいたアリ密。砂糖よりほのかに甘くパンに塗って焼くととても美味しい。砂糖より値段が高いが味は良い。
レア度=1  質=2
お金=50ダリー
~~~~~~~~~~

アリは腹部をアイテムとして落としていった。なるほど腹部がパンパンに膨らんでいたのはアリ密が入っていたからなんだね。もう針で穴を開けようものならパン!!と破裂しそうだわ。あ、お金=50ダリーて言うのはそのモンスターが50ダリー落としたと言う意味です。
さて、以外と簡単に素材もお金もゲット出来たぞ。
でも宿屋何て絶体高いからもっとお金を集めないとな。
次はウサギかまたまたアリを倒していきたい。
今のではレベルは上がらなかったが今日順調にやっていけばレベルも上がっていくだろう。
自分はウサギも探しつつ森に向かっていっていた。時間はまだ昼にはなっていないと思う。
多分11時位だろう。まだ十分に時間はありそうだしこのまま狩りを続けて行きますか。
家帰ってゲームしてゲームの中に来て………今日は慌ただしい一日だ。
まあすぐに開き直って行動できて良かったな俺。まあ俺はユウキ達にポジティブ野郎って言われていたからな。
あ、そうかユウキ達もこのゲームの中に居るのか……
また出会ったら一緒にお話でも行動でもしないとな。まあ何処にいるか分からないからどうしようもないな。
自分は再開を願ってレベルを上げようじゃないか。絶体驚かせてやる。
そうと決まれば頑張ろうじゃないか。
自分は森の方に向かっていく。もう5分ほどで森に付きそうだ。
だがその前にウサギとの決着が着いてないな。
近くにはいないが25メートル程遠くにウサギらしき動物がいる。角が着いてるからホーンラビットでいいか。ネーミングは気にせんでくれ。
これこそ<大弓>の出番だろう。まあ弓であの距離を射ぬくことも何回かすれば出来るかも知れないがどうせなら試せるものは試しておきたい。そう思い自分はバッグから大弓を取り出す。何でこんな小さなバッグにこんな自分の身長ほどもあろう弓が入るんだ?と思うがまあ全てはゲームだからと締めくくる事にする。
まあいいや。今はホーンラビットに集中だ。
やはりこのホーンラビットも草を食べるのに夢中である。よほど美味しいのだろう。まあ自分は遠慮なく射ぬかせて貰おう。
うわあ、こっちもめっちゃ力がいるな!
弦が大きいし弓も大きいので狙いが定めにくいし力も入れにくい。難しいな。
頑張って力を入れて矢を放つが全然飛ばない。放したら3メートルぐらい飛んで力なく落ちていった。
大弓は一旦保留だな。今の自分にはとてもじゃないがマトモに扱えそうにない。ウサギとの戦いも一旦保留だ。
自分は一旦あ諦めて新たな敵を探しに森を目指して歩いて行った。


_________________________________________________
スキルは思い付いたら増やしていくのでちょくちょく見ておいて下さい。


しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...