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深い碧の独占欲と蒼玉の祝福
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侯爵家の屋敷の奥、普段は静まり返っている応接室が、この日ばかりは慌ただしい熱気に包まれていた。
鏡台の前に座らされたエリザベスの周囲では、数人の仕立て職人が軽やかに布を広げ、縫い針を走らせ、色とりどりの布地を肩にかけては角度を変えて確かめている。
「もう少し胸元を開けましょう。そうすればエリザベス様の美しい鎖骨がより映えるはずです」
「いえ、彼女の髪色を考えれば、淡いラベンダーを基調にしたほうが――」
矢継ぎ早に飛び交う声に、エリザベスはただ頬を染め、居心地悪そうに背筋を伸ばしていた。
衣裳係の手によって次々と羽織らされる布地の冷たさに、かすかに肩を竦める。
「エドワード様、こんなに大袈裟でなくとも……」
小声で呟くと、すぐ背後から穏やかな低音が返ってきた。
「大袈裟ではない。むしろ足りないくらいだ」
振り返るまでもなく、その声の主が誰かはわかっている。
いつの間にか部屋の扉を開けて入ってきたエドワードは、壁際に寄りかかりながら静かに彼女を見つめていた。
その双眸に宿る光は、職人たちをも緊張させるほど強く――しかしエリザベスに注がれる視線だけは、熱を帯びて優しい。
「叙爵式の後には夜会が開かれる。その場で君は初めて、正式に“ヴァルメア侯爵の婚約者”として人々の前に立つ。……彼らの目に映るのは、ただの噂の亡命妃ではない。君という女性そのものだ」
凛とした声色に、室内が静まり返る。
職人たちは一礼し、緊張を帯びた手つきで再び布を整えた。
エリザベスは唇を噛み、胸の奥に広がる熱を抑えきれない。
――婚約者。
彼がそう呼んだ瞬間、心臓が跳ねるのを自覚する。
「それでも、あまりに華やかすぎるのではありませんか? ドレスが歩いている様に見えてしまう気がして……」
恥じらい混じりに呟く彼女に、エドワードは一歩、また一歩と歩み寄った。
彼の影が覆い、すぐ耳元に熱を帯びた囁きが降りる。
「華やかすぎる? 違う。君は誰よりも美しい。だからこそ、その姿を飾るのは当然だ。……私のものだと、世界に知らしめるために」
静かな声に潜む独占の響きに、エリザベスは息を呑む。
熱に包まれるような感覚が頬から首筋にかけて広がっていく。
「閣下、こちらの生地はいかがでしょう」
オーナーが特注の生地を持ってきた。光を受けるたびに揺らぐその色彩は――まるでエドワードの瞳をそのまま布に映し取ったかのようだった。
「まあ……」
光を受けるたびに揺らぐ色彩は、どこか見覚えがある。
そう、エドワードの瞳の色と同じ――冷たさと温もりを併せ持つ深い青。
鏡越しにその瞳と並び立つ自分を想像しただけで、胸が高鳴った。
「エリザベス様、袖をお通しくださいませ」
事前に用意していたのか、仮縫いのドレスを促されるままに、彼女は衣裳係に導かれドレスへ腕を通した。
絹が肌に触れる感触は柔らかで、それでいて重みを帯びた威厳がある。
胸元には銀糸で細やかな刺繍が施され、裾には波打つような縁取り。
背をまっすぐに伸ばしただけで、鏡の中の彼女は凛とした気高さを帯びていった。
「……まるで、エドワード様の瞳に包まれているみたい」
思わずこぼれた言葉に、背後から低い声が応じた。
「そうだ。君が着るべき色は、この碧だ。私だけが知るはずの色を、君に纏わせた」
振り返れば、扉のそばに立つエドワードがいた。
その双眸はドレスと溶け合うように輝き、熱を秘めた眼差しで彼女を射抜いている。
視線が絡んだ瞬間、エリザベスは頬を染め、言葉を失った。
その時、オーナーが恭しく差し出したのは、小箱に収められた宝飾品だった。
箱の蓋を開けると、そこには王家の紋章を刻んだ銀細工に、蒼玉(サファイア)があしらわれた首飾りが輝いていた。
石の中央には光を散らすような星型のカットが施され、荘厳な威厳を放っている。
「……これは?」
「ルシエンテス王太子、カルロス殿下より。――“盟友の婚約者に、王家の祝福を”とのことでございます」
説明を受け、エリザベスは驚きに瞳を揺らした。
王家を象徴する意匠を託されるなど、かつての自分なら想像もできなかった。
けれど、胸に去来するのは戸惑いではなく――重い責務と、確かな誇り。
「……カルロス殿下……」
ルシエンテスの王家――その名を耳にした瞬間、記憶が蘇る。リンドブルグの王太子妃であった頃、幾度となく顔を合わせたカルロス殿下。その気さくな笑みが脳裏に浮かび、懐かしさと共に名を呟いた。すると、すぐ背後から、かすかな低音が落ちた。
「――よく気を回すものだ」
声音は穏やかでありながら、微かに棘を帯びている。
エリザベスははっとして振り向いた。
エドワードの眼差しは宝石に向けられていたが、その奥にはわずかな嫉妬の色が潜んでいる。
「エドワード様……?」
「……いや。カルロスらしい。彼は友として君を祝福した。それはわかっている。だが――」
彼は一歩近づき、箱から首飾りを取り上げた。
銀鎖が彼の掌で揺れ、光を反射して室内を照らす。
その輝きを映した瞳が、嫉妬を隠さずに細められた。
「……君を飾るのは、私の役目だ。誰の贈り物でもなく、私の手で」
胸の奥を熱く震わせる言葉だった。
エリザベスは思わず目を伏せ、頬が赤くなるのを止められない。
彼の大きな手が、彼女の首筋にそっと触れた。
ひやりとした銀鎖が肌に沿い、鎖を留める彼の指先がわずかに震える。
「……少しだけ、冷たい」
呟いた瞬間、彼の指が首筋をなぞり、そして唇がそっと触れた。
冷たさを拭い去るように、熱を宿した口づけが落ちる。
エリザベスは震え、無意識に背を伸ばした。
「これでようやく、君は完成する」
鏡に映るのは、碧のドレスに身を包み、王家の宝飾を纏った自分。
その背後には、嫉妬をも独占欲に変えて見つめるエドワードの姿。
ふたりが重なり合った光景は、ただの婚約者以上の――強固な絆を示していた。
「……エドワード様」
「君は誰よりも輝いている。だが忘れるな。……その輝きは私だけのものだ」
耳元で囁かれ、エリザベスの胸は甘く満たされる。
宝石の煌めきよりも確かに、彼の手が、声が、存在が彼女を飾っていた。
頬に流れる熱を隠せず、エリザベスはそっと彼を見上げる。
「もう、エドワード様ったら……」
照れるエリザベスを見て、エドワードはゆるやかに微笑んだ。
再び首筋に唇を寄せ、熱を残して離れる。
室内に漂うのは、絹の擦れる音と、抑えきれぬ愛情の気配。
彼はそんな彼女の顎を指先で掬い上げ、唇を重ねた。
最初は軽く、確かめるように。
だが次第に深く、彼の独占欲を示すように強く。
「……抵抗しないのか?」
唇を離し、囁きかける声が耳朶をかすめる。
エリザベスは熱に浮かされたまま、首を横に振った。
「嫌では……ありません」
「ならば、もう少しだけ許してくれ」
再び重ねられる口づけは、先ほどよりも甘く、深い。
指先はドレスの布越しに腰へと回り、その存在を確かめるように引き寄せた。
薄い布地の下で伝わる彼の熱に、エリザベスは息を詰める。
「君を着飾らせることが、これほど嬉しいとはな……。誰よりも美しい姿を、私が見られるのだから」
「エドワード様……」
声にならない吐息の合間に、彼女は胸の奥で理解する。
――これはただの舞踏会用の仕立てではない。
彼にとっては、自らのものとして刻みつける儀式でもあるのだ。
首筋に、肩口に、熱を帯びた口づけが落ちていく。
細い肩が震え、腕に力がこもる。
それでも拒むことはできなかった。いや、拒みたいとは思わなかった。
「……誰の目にも触れさせたくない。だが今は……夜会まで待たねばならない」
苦悩に似た吐息をこぼしながら、彼はようやく身体を離す。
その瞳にはまだ炎のような熱が揺れていた。
エリザベスは息を乱し、頬を紅潮させながらも、彼の胸に額を預ける。
「……夜会まで、ですか」
「ああ。それまでは我慢しよう。だが――」
彼の指が彼女の頬をなぞり、真摯な声が降りる。
「君は今後、誰よりも美しく輝く。……その輝きを、私が選び、私のものとした証として」
囁きは甘く、確かな誓いの響きを帯びていた。
エリザベスは瞳を潤ませ、微笑みを浮かべる。
「……はい。あなたのために」
その答えに、エドワードは静かに笑みを返した。
――こうして、彼女を飾る支度は整えられた。
けれどそれは単なる舞踏会の装いではない。
エドワードの瞳と王家の象徴、二つの輝きに守られた、確かな誓いの証だった。
鏡台の前に座らされたエリザベスの周囲では、数人の仕立て職人が軽やかに布を広げ、縫い針を走らせ、色とりどりの布地を肩にかけては角度を変えて確かめている。
「もう少し胸元を開けましょう。そうすればエリザベス様の美しい鎖骨がより映えるはずです」
「いえ、彼女の髪色を考えれば、淡いラベンダーを基調にしたほうが――」
矢継ぎ早に飛び交う声に、エリザベスはただ頬を染め、居心地悪そうに背筋を伸ばしていた。
衣裳係の手によって次々と羽織らされる布地の冷たさに、かすかに肩を竦める。
「エドワード様、こんなに大袈裟でなくとも……」
小声で呟くと、すぐ背後から穏やかな低音が返ってきた。
「大袈裟ではない。むしろ足りないくらいだ」
振り返るまでもなく、その声の主が誰かはわかっている。
いつの間にか部屋の扉を開けて入ってきたエドワードは、壁際に寄りかかりながら静かに彼女を見つめていた。
その双眸に宿る光は、職人たちをも緊張させるほど強く――しかしエリザベスに注がれる視線だけは、熱を帯びて優しい。
「叙爵式の後には夜会が開かれる。その場で君は初めて、正式に“ヴァルメア侯爵の婚約者”として人々の前に立つ。……彼らの目に映るのは、ただの噂の亡命妃ではない。君という女性そのものだ」
凛とした声色に、室内が静まり返る。
職人たちは一礼し、緊張を帯びた手つきで再び布を整えた。
エリザベスは唇を噛み、胸の奥に広がる熱を抑えきれない。
――婚約者。
彼がそう呼んだ瞬間、心臓が跳ねるのを自覚する。
「それでも、あまりに華やかすぎるのではありませんか? ドレスが歩いている様に見えてしまう気がして……」
恥じらい混じりに呟く彼女に、エドワードは一歩、また一歩と歩み寄った。
彼の影が覆い、すぐ耳元に熱を帯びた囁きが降りる。
「華やかすぎる? 違う。君は誰よりも美しい。だからこそ、その姿を飾るのは当然だ。……私のものだと、世界に知らしめるために」
静かな声に潜む独占の響きに、エリザベスは息を呑む。
熱に包まれるような感覚が頬から首筋にかけて広がっていく。
「閣下、こちらの生地はいかがでしょう」
オーナーが特注の生地を持ってきた。光を受けるたびに揺らぐその色彩は――まるでエドワードの瞳をそのまま布に映し取ったかのようだった。
「まあ……」
光を受けるたびに揺らぐ色彩は、どこか見覚えがある。
そう、エドワードの瞳の色と同じ――冷たさと温もりを併せ持つ深い青。
鏡越しにその瞳と並び立つ自分を想像しただけで、胸が高鳴った。
「エリザベス様、袖をお通しくださいませ」
事前に用意していたのか、仮縫いのドレスを促されるままに、彼女は衣裳係に導かれドレスへ腕を通した。
絹が肌に触れる感触は柔らかで、それでいて重みを帯びた威厳がある。
胸元には銀糸で細やかな刺繍が施され、裾には波打つような縁取り。
背をまっすぐに伸ばしただけで、鏡の中の彼女は凛とした気高さを帯びていった。
「……まるで、エドワード様の瞳に包まれているみたい」
思わずこぼれた言葉に、背後から低い声が応じた。
「そうだ。君が着るべき色は、この碧だ。私だけが知るはずの色を、君に纏わせた」
振り返れば、扉のそばに立つエドワードがいた。
その双眸はドレスと溶け合うように輝き、熱を秘めた眼差しで彼女を射抜いている。
視線が絡んだ瞬間、エリザベスは頬を染め、言葉を失った。
その時、オーナーが恭しく差し出したのは、小箱に収められた宝飾品だった。
箱の蓋を開けると、そこには王家の紋章を刻んだ銀細工に、蒼玉(サファイア)があしらわれた首飾りが輝いていた。
石の中央には光を散らすような星型のカットが施され、荘厳な威厳を放っている。
「……これは?」
「ルシエンテス王太子、カルロス殿下より。――“盟友の婚約者に、王家の祝福を”とのことでございます」
説明を受け、エリザベスは驚きに瞳を揺らした。
王家を象徴する意匠を託されるなど、かつての自分なら想像もできなかった。
けれど、胸に去来するのは戸惑いではなく――重い責務と、確かな誇り。
「……カルロス殿下……」
ルシエンテスの王家――その名を耳にした瞬間、記憶が蘇る。リンドブルグの王太子妃であった頃、幾度となく顔を合わせたカルロス殿下。その気さくな笑みが脳裏に浮かび、懐かしさと共に名を呟いた。すると、すぐ背後から、かすかな低音が落ちた。
「――よく気を回すものだ」
声音は穏やかでありながら、微かに棘を帯びている。
エリザベスははっとして振り向いた。
エドワードの眼差しは宝石に向けられていたが、その奥にはわずかな嫉妬の色が潜んでいる。
「エドワード様……?」
「……いや。カルロスらしい。彼は友として君を祝福した。それはわかっている。だが――」
彼は一歩近づき、箱から首飾りを取り上げた。
銀鎖が彼の掌で揺れ、光を反射して室内を照らす。
その輝きを映した瞳が、嫉妬を隠さずに細められた。
「……君を飾るのは、私の役目だ。誰の贈り物でもなく、私の手で」
胸の奥を熱く震わせる言葉だった。
エリザベスは思わず目を伏せ、頬が赤くなるのを止められない。
彼の大きな手が、彼女の首筋にそっと触れた。
ひやりとした銀鎖が肌に沿い、鎖を留める彼の指先がわずかに震える。
「……少しだけ、冷たい」
呟いた瞬間、彼の指が首筋をなぞり、そして唇がそっと触れた。
冷たさを拭い去るように、熱を宿した口づけが落ちる。
エリザベスは震え、無意識に背を伸ばした。
「これでようやく、君は完成する」
鏡に映るのは、碧のドレスに身を包み、王家の宝飾を纏った自分。
その背後には、嫉妬をも独占欲に変えて見つめるエドワードの姿。
ふたりが重なり合った光景は、ただの婚約者以上の――強固な絆を示していた。
「……エドワード様」
「君は誰よりも輝いている。だが忘れるな。……その輝きは私だけのものだ」
耳元で囁かれ、エリザベスの胸は甘く満たされる。
宝石の煌めきよりも確かに、彼の手が、声が、存在が彼女を飾っていた。
頬に流れる熱を隠せず、エリザベスはそっと彼を見上げる。
「もう、エドワード様ったら……」
照れるエリザベスを見て、エドワードはゆるやかに微笑んだ。
再び首筋に唇を寄せ、熱を残して離れる。
室内に漂うのは、絹の擦れる音と、抑えきれぬ愛情の気配。
彼はそんな彼女の顎を指先で掬い上げ、唇を重ねた。
最初は軽く、確かめるように。
だが次第に深く、彼の独占欲を示すように強く。
「……抵抗しないのか?」
唇を離し、囁きかける声が耳朶をかすめる。
エリザベスは熱に浮かされたまま、首を横に振った。
「嫌では……ありません」
「ならば、もう少しだけ許してくれ」
再び重ねられる口づけは、先ほどよりも甘く、深い。
指先はドレスの布越しに腰へと回り、その存在を確かめるように引き寄せた。
薄い布地の下で伝わる彼の熱に、エリザベスは息を詰める。
「君を着飾らせることが、これほど嬉しいとはな……。誰よりも美しい姿を、私が見られるのだから」
「エドワード様……」
声にならない吐息の合間に、彼女は胸の奥で理解する。
――これはただの舞踏会用の仕立てではない。
彼にとっては、自らのものとして刻みつける儀式でもあるのだ。
首筋に、肩口に、熱を帯びた口づけが落ちていく。
細い肩が震え、腕に力がこもる。
それでも拒むことはできなかった。いや、拒みたいとは思わなかった。
「……誰の目にも触れさせたくない。だが今は……夜会まで待たねばならない」
苦悩に似た吐息をこぼしながら、彼はようやく身体を離す。
その瞳にはまだ炎のような熱が揺れていた。
エリザベスは息を乱し、頬を紅潮させながらも、彼の胸に額を預ける。
「……夜会まで、ですか」
「ああ。それまでは我慢しよう。だが――」
彼の指が彼女の頬をなぞり、真摯な声が降りる。
「君は今後、誰よりも美しく輝く。……その輝きを、私が選び、私のものとした証として」
囁きは甘く、確かな誓いの響きを帯びていた。
エリザベスは瞳を潤ませ、微笑みを浮かべる。
「……はい。あなたのために」
その答えに、エドワードは静かに笑みを返した。
――こうして、彼女を飾る支度は整えられた。
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