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火と光、刃が交わる夜
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王家主催の夜会が幕を閉じた頃。
夜会警備を務めていた騎士たちも王城を離れ、詰所へ戻って打ち上げを始めていた。
隣の広間では、医療団が同じく宴を開いている。
「……俺も帰りたいんだがな」
控えの間で、エドワードは小さく吐息をこぼした。
早くエリザベスと二人きりになり、昨夜の衝突を笑い合って仲直りしたかったのだ。
けれど団長が打ち上げに顔を出さぬわけにはいかない。団員たちの士気を削ぐだけだ。
諦めて「先に来賓室で待っていてほしい」とエリザベスへ告げようとした、その時だった。
「団長」
背後から声をかけてきたのは、医療団の副団長だった。
彼は涼しい顔で微笑むと、傍らのエリザベスを見やる。
「ご婚約者様もぜひご一緒に。団員が再会を待ち望んでいるんですよ」
エドワードの表情が一瞬だけ険しくなる。
(……また厄介なことを言い出す)
「いや、彼女は――」
「参りましょう、エドワード様」
エリザベスの返答は迷いがなかった。
その微笑みに、エドワードは頭を抱えるしかない。
◆
医療団の広間は、すでに祭りのような賑わいだった。
久々にエリザベスの姿を見た医療団員たちは、堰を切ったように歓声を上げる。
「人魚姫だ!」
「お久しぶりです、エリザベス様!」
涙ぐみながら再会を喜ぶを口にする者までいて、エリザベスは一人ひとりに優しく声をかけていった。
その和やかな空気に、ひょっこりと乱入してきたのは騎士団の面々だった。
手に酒瓶を抱え、頬を赤らめた連中が口々に叫ぶ。
「お前らばっかずるいぞ!」
「俺たちも人魚姫と話したい!」
たちまち大広間はごった返した。
「ふふん、羨ましいだろ!」
「俺たちが先に確保したんだからな!」
ほろ酔いの医療団が煽り、騎士たちはさらに騒ぎ立てる。
宴はたちまち混沌とした渦と化した。
「おい! お前ら!」
雷鳴のような怒声と共に現れたのは、騎士団長だった。
その後ろから姿を見せた騎士副団長は、なぜか一瞬だけエリザベスへ視線を送り、柔らかな笑みを浮かべる。
その様子に、医療副団長が肩をすくめて囁いた。
「だから言ったじゃないですか。第二、第三のクラウディオが生まれるって」
「……頭が痛い」
エドワードはこめかみを押さえた。
騎士団長は一歩前に進み出て、エドワードとエリザベスに深々と頭を下げた。
「侯爵閣下、そして人魚姫様。部下の無礼をお詫び申し上げる」
その誠実な声音に、エリザベスは柔らかく微笑んで答える。
「無礼講の場にお邪魔したのは、わたくしどもですわ。どうかお気になさらず」
その言葉に、周囲の騎士たちは大喜びのどよめきを上げる。
寛大な姫の姿に、団長の目すら潤んでいた。
「なんと……! 改めてご挨拶を。私は王国騎士団長ライナルト・イグナーツと申します。以後お見知りおきを」
だが、その感動を破るように。
副団長が前に出た。
「それでは、私からも自己紹介を。私は、バランシア伯爵が長男、エルヴェと申します。美しき人魚姫様」
誰の許可も待たずに名乗りを上げると、エリザベスの傍らに膝を寄せ――彼女の髪をすくい上げ、唇を落とした。
ざわつく広間。
「貴様!」
団長が副団長の肩を掴み、声を荒げる。
しかし副団長は薄笑いを浮かべ、冷たく言い放った。
「無礼講とのことですので」
――それは、露骨にエドワードを挑発する言葉だった。
次の瞬間。
誰の目にも止まらぬ速さで、エドワードは近くの騎士の剣を抜き放った。
閃光のような剣筋が、副団長の手首を狙う。
空気が裂ける。
だが実力者の副団長は瞬時に気付き、身を引いた。
刃はわずかに空を切り、頬をかすめる。
その瞬間を目撃した騎士団長は、言葉を失った。
「……なんという速さだ」
息を呑むのは、エリザベスも同じだった。
「無礼講なのだろう?」
低く放たれたエドワードの声音に、広間の熱気が凍り付く。
副団長は肩を揺らし、笑った。
「ええ、その通りです。――閣下」
そう言って、副団長までもが剣を抜いた。
冷たい金属音が響き、広間に緊張が走った。
副団長が抜き放った剣先は、真っ直ぐエドワードへ向けられている。
「……無礼講、でしたよね」
にやりと嗤う副団長に、空気は一気に張り詰めた。
次の瞬間、怒声が飛ぶ。
「馬鹿野郎ッ! 貴様、何をしているのか分かっているのか!」
雷鳴のように響いたのは、騎士団長の怒鳴り声だった。
場にいた騎士たちが一斉に凍りつく。
「王国唯一の光属性者かつ、侯爵家当主でありながら、大国リンドブルグの元王子――その御方に剣を向けるとは、貴様……!」
団長の顔は怒りに紅潮し、声は震えていた。しかし副団長は、剣を下ろそうとはしない。
冷たい目を細め、吐き捨てるように言った。
「……分かっていますよ、団長」
場の空気がざわめいた。
「昨日人魚姫を身を挺してお守りし、微笑みを向けてもらえると思っていました。ですが」
副団長の目は、わずかにエリザベスへ向けられる。
「今日、命をかけて人魚姫を救ったのは閣下だ。せっかくお近づきになれたのに、上塗りされるなんて想定外でしたよ」
声はおちゃらけているものの、憎悪にも似た嫉妬の色が剣の先端に宿る。
エドワードはその視線を真っ向から受け止め、微動だにしなかった。
静かに剣を構え直し、冷ややかに応じる。
「……何を勘違いしている」
低く響く声に、広間のざわめきが収まる。
「私は彼女の婚約者だ。ただ、彼女を守るために命をかけた。それだけだ」
その言葉に、エリザベスの胸が熱くなる。
昨夜の衝突の余韻を抱えながらも、彼の真っ直ぐな瞳に釘付けになった。
だが、副団長の表情はさらに歪む。
「噂も馬鹿にはできないものだ」
人魚姫の虜になった風の令息。第二はヴィクトール。そして第三にエルヴェ。
いい加減、人魚姫の魅了を弱めてほしいものだ。
火照った空気が、突如として氷のように凍りついた。
副団長エルヴェが放った言葉は、誰も予期しなかった。
「……そうだ、閣下」
ゆっくりと剣を掲げ、赤々と燃える魔力を纏わせる。
「私が勝ったら――姫を。エリザベス様を、私にください」
瞬間、広間が揺れるほどのざわめきが起こった。
「な……何を言っている!」
「副団長、正気か!」
騎士団長が怒声を轟かせる。
拳を握りしめ、今にも殴り飛ばさんばかりの勢いだった。
「馬鹿野郎! 己の身分を忘れたか! 侯爵閣下は婚約者を公にされているのだぞ! その方に向かって何という暴言を――!」
医療副団長も目を見開き、唖然と立ち尽くしている。
(……あのエルヴェが、ここまで愚かとは)
渦巻く騒然の中、ただ一人。
エドワードだけが、揺るぎない眼差しで副団長を見据えていた。
「……いいだろう」
言葉で否定する余地を与えず受けてやる───と。
静かな一言が、広間を支配する。
騒ぎが止まった。
その声は鋭く、剣のように真っ直ぐで、誰もが思わず息を呑む。
「閣下!」
団長が止めようと声を上げるが、エドワードは片手を上げて制した。
「彼の望み、受けてやろう」
淡々とした声に、背筋がぞくりとした。
その横で、エリザベスが思わず一歩踏み出す。
「おやめください! わたくしは……物ではありません!」
その必死の声に、一瞬エルヴェの口元が歪む。
「だからこそ、勝ち取る価値がある」
「っ……!」
エリザベスの頬が紅潮する。怒りか、羞恥か、それとも……。
そんな彼女の震えを視界に捉えながらも、エドワードは振り返らなかった。
剣を構え、ただ冷ややかに言い放つ。
「火の若き騎士。学が足りないな」
エルヴェの瞳に火が灯る。
「所詮は光の魔法使い……光は癒しの象徴――火と剣の前では、ただ燃え尽きるだけですよ」
彼の周囲に赤い焔が立ち上る。熱風が広間を揺らし、見物していた騎士や医療団員たちが思わず後退した。
「――面白い」
エドワードは微笑を浮かべ、剣を軽く振り下ろした。
その動作一つで、周囲の空気が震えた。
光と火。
二人の魔力がぶつかり合い、広間はまるで戦場の前夜のような緊張に包まれる。
決闘の火蓋は、今まさに切って落とされようとしていた。
夜会警備を務めていた騎士たちも王城を離れ、詰所へ戻って打ち上げを始めていた。
隣の広間では、医療団が同じく宴を開いている。
「……俺も帰りたいんだがな」
控えの間で、エドワードは小さく吐息をこぼした。
早くエリザベスと二人きりになり、昨夜の衝突を笑い合って仲直りしたかったのだ。
けれど団長が打ち上げに顔を出さぬわけにはいかない。団員たちの士気を削ぐだけだ。
諦めて「先に来賓室で待っていてほしい」とエリザベスへ告げようとした、その時だった。
「団長」
背後から声をかけてきたのは、医療団の副団長だった。
彼は涼しい顔で微笑むと、傍らのエリザベスを見やる。
「ご婚約者様もぜひご一緒に。団員が再会を待ち望んでいるんですよ」
エドワードの表情が一瞬だけ険しくなる。
(……また厄介なことを言い出す)
「いや、彼女は――」
「参りましょう、エドワード様」
エリザベスの返答は迷いがなかった。
その微笑みに、エドワードは頭を抱えるしかない。
◆
医療団の広間は、すでに祭りのような賑わいだった。
久々にエリザベスの姿を見た医療団員たちは、堰を切ったように歓声を上げる。
「人魚姫だ!」
「お久しぶりです、エリザベス様!」
涙ぐみながら再会を喜ぶを口にする者までいて、エリザベスは一人ひとりに優しく声をかけていった。
その和やかな空気に、ひょっこりと乱入してきたのは騎士団の面々だった。
手に酒瓶を抱え、頬を赤らめた連中が口々に叫ぶ。
「お前らばっかずるいぞ!」
「俺たちも人魚姫と話したい!」
たちまち大広間はごった返した。
「ふふん、羨ましいだろ!」
「俺たちが先に確保したんだからな!」
ほろ酔いの医療団が煽り、騎士たちはさらに騒ぎ立てる。
宴はたちまち混沌とした渦と化した。
「おい! お前ら!」
雷鳴のような怒声と共に現れたのは、騎士団長だった。
その後ろから姿を見せた騎士副団長は、なぜか一瞬だけエリザベスへ視線を送り、柔らかな笑みを浮かべる。
その様子に、医療副団長が肩をすくめて囁いた。
「だから言ったじゃないですか。第二、第三のクラウディオが生まれるって」
「……頭が痛い」
エドワードはこめかみを押さえた。
騎士団長は一歩前に進み出て、エドワードとエリザベスに深々と頭を下げた。
「侯爵閣下、そして人魚姫様。部下の無礼をお詫び申し上げる」
その誠実な声音に、エリザベスは柔らかく微笑んで答える。
「無礼講の場にお邪魔したのは、わたくしどもですわ。どうかお気になさらず」
その言葉に、周囲の騎士たちは大喜びのどよめきを上げる。
寛大な姫の姿に、団長の目すら潤んでいた。
「なんと……! 改めてご挨拶を。私は王国騎士団長ライナルト・イグナーツと申します。以後お見知りおきを」
だが、その感動を破るように。
副団長が前に出た。
「それでは、私からも自己紹介を。私は、バランシア伯爵が長男、エルヴェと申します。美しき人魚姫様」
誰の許可も待たずに名乗りを上げると、エリザベスの傍らに膝を寄せ――彼女の髪をすくい上げ、唇を落とした。
ざわつく広間。
「貴様!」
団長が副団長の肩を掴み、声を荒げる。
しかし副団長は薄笑いを浮かべ、冷たく言い放った。
「無礼講とのことですので」
――それは、露骨にエドワードを挑発する言葉だった。
次の瞬間。
誰の目にも止まらぬ速さで、エドワードは近くの騎士の剣を抜き放った。
閃光のような剣筋が、副団長の手首を狙う。
空気が裂ける。
だが実力者の副団長は瞬時に気付き、身を引いた。
刃はわずかに空を切り、頬をかすめる。
その瞬間を目撃した騎士団長は、言葉を失った。
「……なんという速さだ」
息を呑むのは、エリザベスも同じだった。
「無礼講なのだろう?」
低く放たれたエドワードの声音に、広間の熱気が凍り付く。
副団長は肩を揺らし、笑った。
「ええ、その通りです。――閣下」
そう言って、副団長までもが剣を抜いた。
冷たい金属音が響き、広間に緊張が走った。
副団長が抜き放った剣先は、真っ直ぐエドワードへ向けられている。
「……無礼講、でしたよね」
にやりと嗤う副団長に、空気は一気に張り詰めた。
次の瞬間、怒声が飛ぶ。
「馬鹿野郎ッ! 貴様、何をしているのか分かっているのか!」
雷鳴のように響いたのは、騎士団長の怒鳴り声だった。
場にいた騎士たちが一斉に凍りつく。
「王国唯一の光属性者かつ、侯爵家当主でありながら、大国リンドブルグの元王子――その御方に剣を向けるとは、貴様……!」
団長の顔は怒りに紅潮し、声は震えていた。しかし副団長は、剣を下ろそうとはしない。
冷たい目を細め、吐き捨てるように言った。
「……分かっていますよ、団長」
場の空気がざわめいた。
「昨日人魚姫を身を挺してお守りし、微笑みを向けてもらえると思っていました。ですが」
副団長の目は、わずかにエリザベスへ向けられる。
「今日、命をかけて人魚姫を救ったのは閣下だ。せっかくお近づきになれたのに、上塗りされるなんて想定外でしたよ」
声はおちゃらけているものの、憎悪にも似た嫉妬の色が剣の先端に宿る。
エドワードはその視線を真っ向から受け止め、微動だにしなかった。
静かに剣を構え直し、冷ややかに応じる。
「……何を勘違いしている」
低く響く声に、広間のざわめきが収まる。
「私は彼女の婚約者だ。ただ、彼女を守るために命をかけた。それだけだ」
その言葉に、エリザベスの胸が熱くなる。
昨夜の衝突の余韻を抱えながらも、彼の真っ直ぐな瞳に釘付けになった。
だが、副団長の表情はさらに歪む。
「噂も馬鹿にはできないものだ」
人魚姫の虜になった風の令息。第二はヴィクトール。そして第三にエルヴェ。
いい加減、人魚姫の魅了を弱めてほしいものだ。
火照った空気が、突如として氷のように凍りついた。
副団長エルヴェが放った言葉は、誰も予期しなかった。
「……そうだ、閣下」
ゆっくりと剣を掲げ、赤々と燃える魔力を纏わせる。
「私が勝ったら――姫を。エリザベス様を、私にください」
瞬間、広間が揺れるほどのざわめきが起こった。
「な……何を言っている!」
「副団長、正気か!」
騎士団長が怒声を轟かせる。
拳を握りしめ、今にも殴り飛ばさんばかりの勢いだった。
「馬鹿野郎! 己の身分を忘れたか! 侯爵閣下は婚約者を公にされているのだぞ! その方に向かって何という暴言を――!」
医療副団長も目を見開き、唖然と立ち尽くしている。
(……あのエルヴェが、ここまで愚かとは)
渦巻く騒然の中、ただ一人。
エドワードだけが、揺るぎない眼差しで副団長を見据えていた。
「……いいだろう」
言葉で否定する余地を与えず受けてやる───と。
静かな一言が、広間を支配する。
騒ぎが止まった。
その声は鋭く、剣のように真っ直ぐで、誰もが思わず息を呑む。
「閣下!」
団長が止めようと声を上げるが、エドワードは片手を上げて制した。
「彼の望み、受けてやろう」
淡々とした声に、背筋がぞくりとした。
その横で、エリザベスが思わず一歩踏み出す。
「おやめください! わたくしは……物ではありません!」
その必死の声に、一瞬エルヴェの口元が歪む。
「だからこそ、勝ち取る価値がある」
「っ……!」
エリザベスの頬が紅潮する。怒りか、羞恥か、それとも……。
そんな彼女の震えを視界に捉えながらも、エドワードは振り返らなかった。
剣を構え、ただ冷ややかに言い放つ。
「火の若き騎士。学が足りないな」
エルヴェの瞳に火が灯る。
「所詮は光の魔法使い……光は癒しの象徴――火と剣の前では、ただ燃え尽きるだけですよ」
彼の周囲に赤い焔が立ち上る。熱風が広間を揺らし、見物していた騎士や医療団員たちが思わず後退した。
「――面白い」
エドワードは微笑を浮かべ、剣を軽く振り下ろした。
その動作一つで、周囲の空気が震えた。
光と火。
二人の魔力がぶつかり合い、広間はまるで戦場の前夜のような緊張に包まれる。
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