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第14話【1学期終了 ~成績は?~】
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しおりを挟む通知表トークで盛り上がる場にエイミーを呼び寄せるキャサリンたち。やってきたエイミーの反応は――?
エイミー
「……え? 私の通知表ですか?」
ステラ
「今、2人で見せ合いっこしてたんだ。エイミーちゃんも一緒にどうかなって」
エイミー
「私は2年なのでカリキュラムが違います。何の比較基準にもならないと思いますが」
キャサリン
「勝負しているわけじゃないわ。ただ、あなたの成績がどのくらいなのか気になっただけ。一緒に授業を受けたことがないから分からないけれど、あなたって頭いいの?」
エイミー
「……期末テストのクラス順位は7位でした」
キャサリン
「あら、結構すごいじゃない」
エイミー
「内申点のクラス順位も7位です。ただ……」
ステラ
「どうしたの? なんだか落ち込んでいるように見えるけど」
エイミー
「得意な現代文と古典で《10》を取れなかったのが悔しくて」
ステラ
「国語の成績は?」
エイミー
「現代文も古典も《9》でした。私、どの教科でも《10》を取ったことがなくて……。国語ならテストの結果もよかったし、初めて《10》をいただけるかもしれないと……思い上がっていました」
ステラ
「ちょっぴり足りないところがあると判断されたのかな? 2学期で挽回すれば大丈夫だよ(*^▽^*) 夏休みは一緒に勉強会しようね!」
エイミー
「ステラ先輩……。ありがとうございます(´;ω;`)」
キャサリン
「……ねぇ。この章、みんなで成績を見せ合うだけ? エイミーの暴走もオチも何もないの?」
ステラ
「ないよ?」
キャサリン
「ここで見せ合った成績がのちの伏線になっているとか――」
ステラ
「なーんにもないよ? たまにはそんな日もあるよね(*´∀`)」
キャサリン
「……退屈極まりないわね。次の章は?」
ステラ
「ここから楽しい夏休みが始まるよ! まずは肝試しから(*´艸`*)」
キャサリン
「…………そう(・_・)」
ステラ
「あれ? 夏の定番イベント、ワクワクしないの?」
キャサリン
「そんなことないわ。 (……肝試しなんて冗談じゃない……心臓が破裂したらどうしてくれるの……? この様子だとステラは平気そう……エイミーも得意なのかしら……ケリー先生はどうせ『幽霊の写真が撮れたら出版社に売る』とかくだらないことを考える……。アタシだけ半泣きなんてダサいことになったらマドンナの面目丸潰れ……。情報収集しておかなくちゃ……)」
★続く★
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