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おまけ4【パスカルとエリック】
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しおりを挟む創作事件簿というハチャメチャな1日を終えた夜――
エリック
(ノアはドラマ撮影の後処理があるとかで、もう一度スタジオへ出掛けていった。俺は俺で、事務所内の片付けやら何やら――)
――ピンポーン――
エリック
(午後8時を回っているのに客? 事務所のドアにはcloseの札を出してあるんだが……)
パスカル
「――やぁどうも」
エリック
「お前かよ」
パスカル
「ノアが撮影の後処理に行って暇でしょ? ノンアルコールでパーッと打ち上げしよ?」
エリック
「別に構わねーが……。お前が両手に提げているレジ袋、どこからどう見ても2人で飲み食いする量じゃねーよな。あとでタケルも来るのか?」
パスカル
「いや、俺たち2人だけだよ」
エリック
「これ以上人数が増えないと決まってるなら何でそんなに大荷物なんだよ。何を買ってきたんだ?」
パスカル
「ペットボトルのジュースが10種類。あとはお菓子――チョコ、マシュマロ、キャンディ、綿菓子、クッキー、パウンドケーキ、ポテチ、ポップコーン、コーンスナック、野菜チップス、せんべい、まんじゅう――」
エリック
「そんなに要らねーよ!」
パスカル
「いつ何を食べたい気分になるか分からないでしょ? これだけあればひとつくらい、あんた好みのお菓子もあると思うんだけど」
エリック
「……んじゃ、のりしお味のポテチをくれ」
パスカル
「飲み物は?」
エリック
「レモンスカッシュで」
パスカル
「はいどうぞ。(ジャリジャリジャリジャリジャリジャリ)」
エリック
「いきなり何の効果音だよ! ちゃんと説明しろ!」
パスカル
「ザラメたっぷりのカステラを(ジャリジャリジャリジャリ)食べ始めたんだ」
エリック
「喋ってる途中で食うな!」
パスカル
「はいはい(*´ω`) ――あぁそうだ、ちょっと面白い話があるよ。あんたとタケル先生が街に出ている間、前世占いっていうのをやってきたんだ」
エリック
「……お前もチラシを見たのか」
パスカル
「知ってたんだ。学生は半額キャンペーン中だって言うから、俺たち四人の前世を見てもらってきたよ( *´艸`) 読者様にお披露目するためにね」
エリック
「……先に聞かせてほしいんだが。『前世はハエです』なんて言われた奴はいないな?」
パスカル
「何それ」
エリック
「タケルが気にしてたんだ。占いの結果にショックを受けるんじゃないかと」
パスカル
「たぶん大丈夫だよ。まぁ、前世が人間じゃなかった人もいるけど( *´艸`)」
エリック
「話を進めるのが不安になってきたが……お前のことだ、拒否ったところで無理やり聞かせるんだろ?」
パスカル
「よくお分かりで(*´ω`) まずタケル先生の前世占いの結果は――『真面目で生徒想いの教師』とのことです」
エリック
「あいつは魂が廻《めぐ》っても教師か……。タケルにとって天職なんだろうな」
パスカル
「次にあんた。『心優しいナース』とのことです」
エリック
「ナース!? 女ってことかよ!?」
パスカル
「うん。『この人には私がいないと』が口癖で、ダメンズを甘やかしてばかりの人生だったとか」
エリック
「んだよそれ。俺は今も面倒クセェ奴らに振り回されて生きてんだぞ……主にタケルとかパスカルとかパスカルとかパスカルとか……」
パスカル
「人をダメンズみたいにアピールするの、やめてもらえません?(*^‐^*)」
エリック
「いやでも、自分の母親を彷彿させる話だな。本作とは関係ないが、小説版に俺の母親に関するエピソードがある。しっかり者の母親は、不真面目でテキトーな父親を放っておけなかったらしい」
パスカル
「あんたはお母さんにも、お父さんにも似てるってことだね♪」
エリック
「人の顔を見て笑うんじゃねーよ。そういうお前の前世は?」
パスカル
「俺は『あらいぐま』だって」
エリック
「……アライグマ?」
パスカル
「そう、あらいぐまパスカル。絶対可愛いよね」
エリック
「……どっかで聞いたことあるような響きだな。これ以上話を掘り下げるのはやめておく(・_・;)」
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