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二章
あまり、煽ってくれるな
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「……っは……っ」
俺は四つ這いで、さっきからずっと後ろを弄られ、慣らされている。
俺は忠頼に促されるまま、軽く羽織っている着物をよけて、腰を高く上げる。音が忠頼の指が、俺の羞恥心を煽るように、じっくりと奥へ入っていく。触られているのは身体の一部分なのに、快感が俺の頭から爪の先まで走り、響いていく。
少し黙ってから、忠頼が呟く。
「……いいのか?」
俺は忠頼の方を見ずに頷く。
「聞くなって……っ、んっ」
喘ぎ続けてかすれた声で俺がそう答えた瞬間、忠頼のものが、ずぶりと入ってくる。
俺は、さらに大きな声を上げそうになって、唇を噛む。
体が快楽に震え、逃げ場を探すように、胸が前に崩れていく。しかし、その途端、忠頼にしっかりと腰を掴まれて、逃げられなくなってしまう。
「――っ……!」
忠頼がゆっくり俺の中で動き始める。そのたびに、いままで感じたことのない快感が、腹の奥から突き上げてくる。ただ忠頼に体を預けると、気持ちの良いところを求めて自然と体が動いた。
恥ずかしいとか、馬鹿みたいだとか、怖いとか、そう言う気持ちはすべてどこかに行ってしまった。聞こえるのは互いの吐息と、衣擦れの音だけだ。
「――つらいか?」
俺が黙っていると、忠頼が俺の耳元で訊ねる。耳に当たる熱い吐息さえ気持ちが良くて、俺は、小さく首を振る。
「ちが……っ、……嫌だ、止めんな……っ!」
忠頼が、ふいにぴたりと動きを止める。一つ息を吐くと、俺の腰を掴んでいた手を離す。
「ただより……?」
急に動きを止められ、俺は不安になって振り向く。
と、背後から、胸の下あたりを、ぐっと強く抱きしめられた。そのまま、忠頼は後ろから俺を抱え込むように抱き起こす。身体がぴったりと重なり、忠頼のものが、さっきよりもっと深く、俺の中に入ってくる。
「んあ……っ⁉」
俺は、体中から溢れる快楽を逃がすように、掠れた声を上げた。
俺のうなじに、忠頼の熱い唇が押しつけられていた。切羽詰まった吐息が漏れ、俺のうなじをくすぐる。その熱さが、ただ嬉しくて、俺は再び、縋るように相手の名前を呼んだ。
「あぁ、は……ただより……っ」
後ろから俺を抱きしめる、忠頼の腕の力が、いっそう強くなる。忠頼は、俺の首筋や肩にやたら口づけを落とすと、さらにもう一度、後ろから俺を強く抱きしめた。
「――あまり、煽ってくれるな、弥次郎」
忠頼は、まるで長いため息のように、そう呟く。
「……っ」
忠頼が俺の名を読んだ瞬間、俺は言葉にできない衝動を感じる。身体の奥がぎゅうと締め付けられ、そこから光の粒のような快楽が、体中を駆け巡っていく。
それに呼応するかのように、忠頼が、体に力を籠め、息を詰めるのが分かった。
――一つの生き物、みたいだ。
俺はふとそう思う。繋がっていて、境目がないみたいだ。
――俺は、いつからこんな風になっちまったのかな。
今まで、他の人間と、こんな風に関わったことはなかった。自分と他人の間には、いつも、線を引いていた。
自分の中に、絶対に触れられたくない領域があり、そこを誰にも侵されないよう、常に警戒して生きて来た。利害が一致したときだけ関わる。それは、今も同じなはず、だった。
――でも――ここに来てから、俺は変わったのかもしれない。
命を懸ける場所で、取り繕えない遣り取りの中で、俺はいろんな人間を見た。
いろんな人間がいた。その中には、自分が、本心から関わりたいと、思える人間がいた。
――忠頼は。
やつは、俺の領域に、土足で入るような真似は絶対にしない。忠頼はずっと、俺が戸を開けるのを、待っていてくれた気がする。
その眼差しを感じるたび、俺は、すこしだけ勇気が出たのだ。
俺は今自分がこうしていることが、何故かとても不思議に――そして、ただ嬉しく思えた。
忠頼が、またゆっくりと動き出す。俺はただ、忠頼にすべて委ねきる。奥を責め立てられ、俺はもう我慢がきかなくなる。
「……っ」
俺のものがびくびくと波打って精を吐く。だが、忠頼はまだ、止まらない。
「悪い……っ、もう少し」
忠頼が掠れた声で言う。俺が胸を倒しながら、辛うじて何度か頷くと、忠頼は俺の腰を掴み、より腰を激しく打ち付ける。
身体が、自分の意思とは関係なく、跳ねるように震えた。俺はもう、喘ぐことしかできなかった。甘やかされ続け、その上で達した体は、自分の理性が管理できる範疇からは、とうに外れていた。
「――うぅ……っ」
目の端から、自然と涙がこぼれる。その時、忠頼が大きな動作で二三度動いて、達した。
忠頼は、ゆっくりと深い息を吐きながら、動作を止めると、伸し掛かるように、後ろから俺を強く抱きしめた。暫く息を整えた後、忠頼が再び胸を起こした。。
忠頼は、うつ伏せで放心している俺を起こし、自分の方へ向かせた。そして、俺の頬にぺたりと掌を沿わせるt、優しく口づけた。
*
俺は横になったまま、暫くぼんやりしていたが、忠頼はすぐに、筵の横で襦袢を着なおすと、肩当を着け始めた。俺は、布団の横に置いてあった刀に目をやった。なにか言い知れぬ重さを、そこに感じ、俺は目を背ける。
ひとつ息を吐き、俺も起き上がった。布団の脇で、のろのろと着物を直しはじめる。
――終わってしまった。
寂しさが、もう、俺の胸の中に積もりはじめていた。
――次、こうして触れあえるのはいつなのだろう。次にこうして会えるのは。次に、言葉を交わせるのは――?。
その時不意に、部屋の蝋燭の灯が、溶け消えた。俺たち二人ははっとして、暗闇の中、息を凝らす。
「忠頼」
俺が相手の名前を口に出したのと、相手の手が俺の手に触れたのはほとんど同時だった。
俺はほっとして、忠頼の指先を握る。 忠頼は暗闇の中、微動だにしない。沈黙に耐え兼ね、俺は口を開く。
「……どうして、何も言わねえんだよ」
「いや――まだ、求めてくれるのが、嬉しくてな」
俺はふいに、自分が忠頼の指先を握りしめ続けていたことに気が付く。俺は恥ずかしくなって、さっと手を離した。
「悪かったな」
俺はぶっきらぼうに言う。忠頼はおもむろに笑いを漏らすと、静かに俺に擦り寄る。すぐに、深く響きのある声が、耳元で聞こえた。
「悪いわけがあるか。俺も、お前と同じだ」
そう言いながら、忠頼が俺の手の甲に口づけを落とす。俺は座ったまま、身をよじるように震わせる。忠頼の愛撫は、いつも触れるか触れないかの、ごく軽いものだ。なのに、俺はその手が触れるたび、身体の芯がうずき、じいんと溶けそうになる。
「待て。蝋燭をつけなおす」
そう言って、忠頼が立ち上がろうとする。
「いや、いい」
忠頼の手が離れていくのが切なくて、俺は忠頼の手を取ると、再び自分の頬へ持っていく。忠頼が、苦笑交じりの声で言う。
「――また、襲ってしまうぞ」
「――いいよ」
忠頼は、暗闇の中で、ひとつため息を吐く。忠頼は、多分、俺の目を覗き込んでいるのだろう。暗闇と沈黙の中で、俺も忠頼を見つめ返す。
ふいに、忠頼が俺の腰に手を回し、軽く抱き寄せた。
俺は黙って忠頼に抱かれていたが、そのうち、自分もおずおずと忠頼の背中に手を回す。忠頼の体は熱く、汗で湿っている。先程の熱を思い出して、俺の体が、小さくじんと疼いた。
「なあ」
俺は呟く。
「なんだ?」
――しん、と凍る夜だ。
俺は暗闇に目を凝らす。忠頼の手のひらが、さざなみのように、俺の背を行ったり来たりする。その心地よい暖かさに、俺は目を瞑る。
俺は訊いてみたかった。いつか、この世から、戦はなくなることはあるのかと。誰も傷付かず、飢えない日が来るのかと。
しかし、俺はそれを訊かなかった。答えはわかっていた。そんなことはあるわけがない。この世界のどこかには必ず飢えてる人間と、飢えてない人間がいる。戦いは、必然だ。
「――お前は、他人のために、涙を流せるのだな」
忠頼は俺の頭をなでながら、ぼそりと言った。
「だが、お前のせいではない――何もかもを、背負いこまなくてもいい」
忠頼が、ぽんぽんと俺の頭に優しく触れる。呟くように言ったその言葉は、忠頼が自分のために言い聞かせているようにも聞こえた。
俺は四つ這いで、さっきからずっと後ろを弄られ、慣らされている。
俺は忠頼に促されるまま、軽く羽織っている着物をよけて、腰を高く上げる。音が忠頼の指が、俺の羞恥心を煽るように、じっくりと奥へ入っていく。触られているのは身体の一部分なのに、快感が俺の頭から爪の先まで走り、響いていく。
少し黙ってから、忠頼が呟く。
「……いいのか?」
俺は忠頼の方を見ずに頷く。
「聞くなって……っ、んっ」
喘ぎ続けてかすれた声で俺がそう答えた瞬間、忠頼のものが、ずぶりと入ってくる。
俺は、さらに大きな声を上げそうになって、唇を噛む。
体が快楽に震え、逃げ場を探すように、胸が前に崩れていく。しかし、その途端、忠頼にしっかりと腰を掴まれて、逃げられなくなってしまう。
「――っ……!」
忠頼がゆっくり俺の中で動き始める。そのたびに、いままで感じたことのない快感が、腹の奥から突き上げてくる。ただ忠頼に体を預けると、気持ちの良いところを求めて自然と体が動いた。
恥ずかしいとか、馬鹿みたいだとか、怖いとか、そう言う気持ちはすべてどこかに行ってしまった。聞こえるのは互いの吐息と、衣擦れの音だけだ。
「――つらいか?」
俺が黙っていると、忠頼が俺の耳元で訊ねる。耳に当たる熱い吐息さえ気持ちが良くて、俺は、小さく首を振る。
「ちが……っ、……嫌だ、止めんな……っ!」
忠頼が、ふいにぴたりと動きを止める。一つ息を吐くと、俺の腰を掴んでいた手を離す。
「ただより……?」
急に動きを止められ、俺は不安になって振り向く。
と、背後から、胸の下あたりを、ぐっと強く抱きしめられた。そのまま、忠頼は後ろから俺を抱え込むように抱き起こす。身体がぴったりと重なり、忠頼のものが、さっきよりもっと深く、俺の中に入ってくる。
「んあ……っ⁉」
俺は、体中から溢れる快楽を逃がすように、掠れた声を上げた。
俺のうなじに、忠頼の熱い唇が押しつけられていた。切羽詰まった吐息が漏れ、俺のうなじをくすぐる。その熱さが、ただ嬉しくて、俺は再び、縋るように相手の名前を呼んだ。
「あぁ、は……ただより……っ」
後ろから俺を抱きしめる、忠頼の腕の力が、いっそう強くなる。忠頼は、俺の首筋や肩にやたら口づけを落とすと、さらにもう一度、後ろから俺を強く抱きしめた。
「――あまり、煽ってくれるな、弥次郎」
忠頼は、まるで長いため息のように、そう呟く。
「……っ」
忠頼が俺の名を読んだ瞬間、俺は言葉にできない衝動を感じる。身体の奥がぎゅうと締め付けられ、そこから光の粒のような快楽が、体中を駆け巡っていく。
それに呼応するかのように、忠頼が、体に力を籠め、息を詰めるのが分かった。
――一つの生き物、みたいだ。
俺はふとそう思う。繋がっていて、境目がないみたいだ。
――俺は、いつからこんな風になっちまったのかな。
今まで、他の人間と、こんな風に関わったことはなかった。自分と他人の間には、いつも、線を引いていた。
自分の中に、絶対に触れられたくない領域があり、そこを誰にも侵されないよう、常に警戒して生きて来た。利害が一致したときだけ関わる。それは、今も同じなはず、だった。
――でも――ここに来てから、俺は変わったのかもしれない。
命を懸ける場所で、取り繕えない遣り取りの中で、俺はいろんな人間を見た。
いろんな人間がいた。その中には、自分が、本心から関わりたいと、思える人間がいた。
――忠頼は。
やつは、俺の領域に、土足で入るような真似は絶対にしない。忠頼はずっと、俺が戸を開けるのを、待っていてくれた気がする。
その眼差しを感じるたび、俺は、すこしだけ勇気が出たのだ。
俺は今自分がこうしていることが、何故かとても不思議に――そして、ただ嬉しく思えた。
忠頼が、またゆっくりと動き出す。俺はただ、忠頼にすべて委ねきる。奥を責め立てられ、俺はもう我慢がきかなくなる。
「……っ」
俺のものがびくびくと波打って精を吐く。だが、忠頼はまだ、止まらない。
「悪い……っ、もう少し」
忠頼が掠れた声で言う。俺が胸を倒しながら、辛うじて何度か頷くと、忠頼は俺の腰を掴み、より腰を激しく打ち付ける。
身体が、自分の意思とは関係なく、跳ねるように震えた。俺はもう、喘ぐことしかできなかった。甘やかされ続け、その上で達した体は、自分の理性が管理できる範疇からは、とうに外れていた。
「――うぅ……っ」
目の端から、自然と涙がこぼれる。その時、忠頼が大きな動作で二三度動いて、達した。
忠頼は、ゆっくりと深い息を吐きながら、動作を止めると、伸し掛かるように、後ろから俺を強く抱きしめた。暫く息を整えた後、忠頼が再び胸を起こした。。
忠頼は、うつ伏せで放心している俺を起こし、自分の方へ向かせた。そして、俺の頬にぺたりと掌を沿わせるt、優しく口づけた。
*
俺は横になったまま、暫くぼんやりしていたが、忠頼はすぐに、筵の横で襦袢を着なおすと、肩当を着け始めた。俺は、布団の横に置いてあった刀に目をやった。なにか言い知れぬ重さを、そこに感じ、俺は目を背ける。
ひとつ息を吐き、俺も起き上がった。布団の脇で、のろのろと着物を直しはじめる。
――終わってしまった。
寂しさが、もう、俺の胸の中に積もりはじめていた。
――次、こうして触れあえるのはいつなのだろう。次にこうして会えるのは。次に、言葉を交わせるのは――?。
その時不意に、部屋の蝋燭の灯が、溶け消えた。俺たち二人ははっとして、暗闇の中、息を凝らす。
「忠頼」
俺が相手の名前を口に出したのと、相手の手が俺の手に触れたのはほとんど同時だった。
俺はほっとして、忠頼の指先を握る。 忠頼は暗闇の中、微動だにしない。沈黙に耐え兼ね、俺は口を開く。
「……どうして、何も言わねえんだよ」
「いや――まだ、求めてくれるのが、嬉しくてな」
俺はふいに、自分が忠頼の指先を握りしめ続けていたことに気が付く。俺は恥ずかしくなって、さっと手を離した。
「悪かったな」
俺はぶっきらぼうに言う。忠頼はおもむろに笑いを漏らすと、静かに俺に擦り寄る。すぐに、深く響きのある声が、耳元で聞こえた。
「悪いわけがあるか。俺も、お前と同じだ」
そう言いながら、忠頼が俺の手の甲に口づけを落とす。俺は座ったまま、身をよじるように震わせる。忠頼の愛撫は、いつも触れるか触れないかの、ごく軽いものだ。なのに、俺はその手が触れるたび、身体の芯がうずき、じいんと溶けそうになる。
「待て。蝋燭をつけなおす」
そう言って、忠頼が立ち上がろうとする。
「いや、いい」
忠頼の手が離れていくのが切なくて、俺は忠頼の手を取ると、再び自分の頬へ持っていく。忠頼が、苦笑交じりの声で言う。
「――また、襲ってしまうぞ」
「――いいよ」
忠頼は、暗闇の中で、ひとつため息を吐く。忠頼は、多分、俺の目を覗き込んでいるのだろう。暗闇と沈黙の中で、俺も忠頼を見つめ返す。
ふいに、忠頼が俺の腰に手を回し、軽く抱き寄せた。
俺は黙って忠頼に抱かれていたが、そのうち、自分もおずおずと忠頼の背中に手を回す。忠頼の体は熱く、汗で湿っている。先程の熱を思い出して、俺の体が、小さくじんと疼いた。
「なあ」
俺は呟く。
「なんだ?」
――しん、と凍る夜だ。
俺は暗闇に目を凝らす。忠頼の手のひらが、さざなみのように、俺の背を行ったり来たりする。その心地よい暖かさに、俺は目を瞑る。
俺は訊いてみたかった。いつか、この世から、戦はなくなることはあるのかと。誰も傷付かず、飢えない日が来るのかと。
しかし、俺はそれを訊かなかった。答えはわかっていた。そんなことはあるわけがない。この世界のどこかには必ず飢えてる人間と、飢えてない人間がいる。戦いは、必然だ。
「――お前は、他人のために、涙を流せるのだな」
忠頼は俺の頭をなでながら、ぼそりと言った。
「だが、お前のせいではない――何もかもを、背負いこまなくてもいい」
忠頼が、ぽんぽんと俺の頭に優しく触れる。呟くように言ったその言葉は、忠頼が自分のために言い聞かせているようにも聞こえた。
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