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第5話 串焼き

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俺たちの住むのはサラダ市。大きな円形の町に、何度も城壁がかぶっている街ぜーーい。ダンジョンが4つもあるせいで潤っていて、税金も安いので、人が集まる。集まり過ぎて、スラムが出来て、スラムのごろごろ孤児も浮浪者もいるぜーーーい。

ほかほか うーーん。パンがいつでも食べられるから、好きなときにたまに気分で冒険する自由。グッディ。ご機嫌だぜっ。アハハハ。ゲームの序盤だッ。俺は自由を手に入れたぜーーーい。

イエーーイ。スッキリーーィ。

そこから、テキトーに仲間集めだぜい。頭はつかわねーーぜーーい。

トーマスがいた。

「おい。セージ。ポーターやるか? 今なら紹介できるが?」

「んー。今はパス。パンも食えるし、失恋を軽く味わいたい気分なんだ」

「そういうのはあんな」

「後、俺、1000人仲間集めたいぜい」

「おう。剛毅だな。そういう気持ちは大事だ。友達だ。協力するぞ」

「わかった。一緒に成り上がろうぜい」

俺はダメスキル【ダメージ0】のおかげで攻撃できない。

へっへいーー。だーーからどうしたぜーーーい。仲間集めて行こうぜぇ。

また、スキルを見る。

―――
スキルタップ ダメージ 0
★ポイントを貯めるのはいいね! と言われることです。
★いろんな人に出会いましょう。

1・世界征服成り上がり!今なら無償!(地雷つき)
2・現金1兆円豪邸付き!大セールバーゲン!(地雷つき)

pt、0
―――

んん?

なるほど。パンも大事だぜい。

俺はアランに会った。

「おっ、セージじゃん。元気か?」

「うん。元気だぜー」

「あれ、お前冒険は?」

「金獲った感じ。ちょっと傷心ですわい」

「そっか。いろいろあるわいな」

「アラン。俺にいいね! って言ってちょーなー」

「ん? いいね!」

アハハハッ。ポイント入らないぜー。

単なるいいねじゃダメなのかい。

「アラン、相談してみそー?」

「突然どうした?」

「相談に乗りたい気分だぜー」

「んーー。そうだな。うまいメシ食いたい」

「ああ。それじゃあ、西脇の新しい串焼き屋がいいぜい」

「おっ、そんな店あったか?」

「出店で、引退した冒険者がはじめたんだぜー。ブタ串がうまい」

「いいね!」

ピコン。

おっ、1ptはいった。

「アラン。1000人仲間集め、もーーちろんお前は入るぜーーい?」

「おう。もちろん。俺ら仲間だしな」

その後、50人の仲間に声をかけて相談に乗ったぜい。

イエーーイ。俺はそれで、パンたらふく食ったぜぇ。仲間にもわけてさ。

そして、そのとき、スラムで歌を歌ってたジャニスが、望遠鏡みたいなものを持ってたので、それをもらった。

「不良品なのーーーー。10分しか好きなとこのぞけないーーー魔法道具ーーー。作ったのーーー魔道千眼鏡ーーーー。捨てようと思ってーーー」

ポイっ

―――魔道千眼鏡をもらいました。

俺はそれを受け取って、シェリーを観察してみたぜーーい。シェリーは悲劇的な姿で、サラダ市のコロセウム公園前にいたんだぜい。まーたケンカしてるぜい。


そこに、チンピラのアーガスが弱いヤツを痛めつけてたので、俺はアーガスに言ったぜい。

「おい! アーガス。今、警察署の前で暴れたたら、俺がドラゴンバザーで儲けた2000万やるぜい」

「ああ? ほんとうかよ。やるぜ!」

アーガスが警察に捕まった。

ポイッ

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