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上月さんが泣く。僕のために泣く。
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身体が動かなくなって、自分の身体について世田谷のボロアパートの中の布団の中で、思った。
僕の身体はボロボロだ。
けっこうな戦闘をしているし、殺し合いの中で、いくつもの傷があって、それをなんとか気持ちで誤魔化して生きてる。
腹にはヤクザから刺された傷があって、古傷としてよく傷む。
人間の身体ってこうやって、戦い続ければ、ボロボロに傷ついて行くんだ。
・・・布団の中で寝転がってうずくまっていると、窓から、上月さんがやって来て、ボロボロ泣いた。
「・・・ごめんなさい。闇の仕事でムリさせて・・・。でも、××くんが戦ってくれないと、私じゃ、あんな大勢の敵と、戦えたりしないから」
上月さんは僕の身体を抱きしめて言った。
「・・・この傷のひとつひとつが、あなたが戦った証なの。・・・ただ、私はその傷を見て、すごく痛いの。すごく苦しいの。人間って、すぐに死ねたら楽なのに。××くんを、私が殺した方が・・・××くん、楽なのかしら・・・」
上月さんはさらに僕の身体を抱きしめた。
ぎゅっ
「・・・でも、私あなたに死んで欲しくないの。あなたが死んだら、私、なにもかも失ってしまうから。・・・すべてがからっぽになって、絶望してしまうから。・・・私、あなたと一緒に死にたいの。・・・死ぬときは、私があなたを殺して、私も一緒に死ぬから・・・」
抱きしめられて、上月さんの体温を感じていると、痛みがやわらいで来た。
「今はあなたの傍で眠らせて・・・。あなたと傷を共有したいの・・・。ただ、あなたを抱きしめて眠るだけだから・・・」
それから、上月さんは僕の布団の中に入って来て、そこから、僕を抱きしめながら、小さく僕にすがりついて、眠った。
ビタミン剤じゃなくて、上月さんの気持ちが僕を癒してくれた。
僕はまだ戦える。
とにかく、常に12000円・小説を読むだけアルバイト機構を作り上げよう。
僕の身体はボロボロだ。
けっこうな戦闘をしているし、殺し合いの中で、いくつもの傷があって、それをなんとか気持ちで誤魔化して生きてる。
腹にはヤクザから刺された傷があって、古傷としてよく傷む。
人間の身体ってこうやって、戦い続ければ、ボロボロに傷ついて行くんだ。
・・・布団の中で寝転がってうずくまっていると、窓から、上月さんがやって来て、ボロボロ泣いた。
「・・・ごめんなさい。闇の仕事でムリさせて・・・。でも、××くんが戦ってくれないと、私じゃ、あんな大勢の敵と、戦えたりしないから」
上月さんは僕の身体を抱きしめて言った。
「・・・この傷のひとつひとつが、あなたが戦った証なの。・・・ただ、私はその傷を見て、すごく痛いの。すごく苦しいの。人間って、すぐに死ねたら楽なのに。××くんを、私が殺した方が・・・××くん、楽なのかしら・・・」
上月さんはさらに僕の身体を抱きしめた。
ぎゅっ
「・・・でも、私あなたに死んで欲しくないの。あなたが死んだら、私、なにもかも失ってしまうから。・・・すべてがからっぽになって、絶望してしまうから。・・・私、あなたと一緒に死にたいの。・・・死ぬときは、私があなたを殺して、私も一緒に死ぬから・・・」
抱きしめられて、上月さんの体温を感じていると、痛みがやわらいで来た。
「今はあなたの傍で眠らせて・・・。あなたと傷を共有したいの・・・。ただ、あなたを抱きしめて眠るだけだから・・・」
それから、上月さんは僕の布団の中に入って来て、そこから、僕を抱きしめながら、小さく僕にすがりついて、眠った。
ビタミン剤じゃなくて、上月さんの気持ちが僕を癒してくれた。
僕はまだ戦える。
とにかく、常に12000円・小説を読むだけアルバイト機構を作り上げよう。
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