ニッチなまーったりな、異世界、楽々のーんびり通販生活♪

さよなら。TOYBEE

文字の大きさ
150 / 245

ep.90 うっふんペンシルを君に・・・前編

しおりを挟む
 るららるぅーーー♪

 日本酒があの土地にはあった~~♪ 日本酒があの土地にはあった~~♪

 ゼアワズ さーけー いんザット えりあーーーっ~♪

 There was sake in that areaっ~♪

 いえーーーす!



 狼の守り神のルーデルは言った。

「ふふふ。私があなたにあげたいのは、精霊の贈り物。動物や、精霊たちにとって、特別な宝物なの。だから、少しだけ待って。時が来たとき、私からあなたに、その宝物を送るわ。楽しみにしていてね」

 ルーデルはそのまま、僕の身体にきれいな毛並みでまきつくと、クーンと鳴いてそのまま去って行った☆彡




 ふさふさ

 ああっ。精霊の贈り物ってなんだろ?




 考えてみるけど、どんなものか僕には想像もつかなくて、僕はそのまま、ジャングルの領地から自宅に戻って来た。

 まあ、僕の領地のケモノ特区は面白そうな土地だというのはわかった。




 今回は下見に行っただけだし、これから、何か暇を見つけて、ちょくちょく遊んで行こうかな?

 それにしても、僕は思った。




 日本酒があの土地にはあった!!! ということは・・・オコメがあるってことだ!!!

 わお! お米。お米。

 すごいぞ。僕の領地っ!!! うーーん。異世界に来てから、ずっとお米食べてないよおーーーー!!!




 これは、絶対!!! お米探検隊をやらなきゃだよね!!!!


 僕は僕は動物特区の領地から、ローデルムに戻って来た。



 おっ、坊さんの立てカンバンだ。観てみよう。




コンドームを無償とせよ。コンドームで金を取るな。
セックスを繁殖目的から、享楽目的だけに限定せよ。
我々は資源が限られている。
ならば、繁殖目的でのセックスから未来的には繁殖のないセックスを作らなければならない。
そのために、信仰で良質なコンドームを作れ。コンドームの自販機を信仰の広告で使い、無償とせよ。

アーメンズ・インシュアラー・人口対策


 なるほど~。

 確かにコンドームが有償だから、やたらとみんなコンドーム使って、

 こどもの人口数を管理だきないんだよね。

 坊さん、こういうことも考えるんだ~。


 おっ、冒険者の掲示板がある。観てみよう~。


――――

冒険者の掲示板 自由に書いてください。3日で消します。チョークは設置してあります。

>↑↑↑坊主。コンドーム無償にしておまいはセックスを多量にするつもりか?

> やきにく。やきにくーーー。

> なんかすげえ腹減った。

> なんつーか、麦メシがっつり食って、ビール飲みてえよな?

> 麦飯。麦飯。


> コンドームの自販機に、お寺のCMってなにかすごいインパクトあるんだけど。

> いや、今より、信者ができると思うよ。

> 俺もそう思う。

> コンドーム無償って重要だよね?

> 俺はコンドームは使わない。あくまで生だ。

> ↑↑↑そんなんして、女の身になって考えてみろよ。

> 女が第一コンドームいやがるが?

> 子ども作りたいわけじゃないけど、やっぱり、生の方がいいんだよね?

> 坊主・・・。お前の努力は無駄じゃ。

> 民衆は好きにセックスして、好きに殺し合い、好きに人のせいにする。

> 繁殖制限しないと生きる居場所がないって言っても、実感ないからな。

> 貴族はけっこう実感あるらしいぞ。

> なぜ?

> 爵位とかで、あきらかに次男は冷遇されるし。貴族位はひとつだろ?

> 昔の、竜人連邦、いや、その当時は竜人王国での失敗があったな。
  龍王はなぜか、貴族の数に対して貴族の位を作り続けたんだ。紙幣も発行してさ。

> ↑↑↑それ龍王のせいになってるけど、実は龍王じゃなくて、先代の王だよ。やったの。

> 貴族はそれでバカみたいな数繁殖して、バカみたいに税金取って、
  バカみたいに世界が滅茶苦茶になったらしい。

> 繁殖を制限しなきゃならないって、現代だと実感がないよね?

> 確かに。

> 基本的には仕事にあぶれたヤツが冒険者になってる。

> 俺は好きで冒険者になってるゾ。

> ↑↑↑そういう例は全体からすると少ないんだよ。

> 実感があると逆にヤバイぞ。ほんとにお互い同士憎しみあいになるから。

> そうだな。人の居場所のより分けなんて、そのとき、人間は考えない。

> 憎しみ合って突き落としたものが勝ちだな。

> 最悪だ。

> ところで、知っているか? 竜人帝国のカエサリウスがなにか、病気で死んだらしい。

> ↑↑↑マジ?

> ほんとうだ。どういうことか分からないが、弔文報道というのが、テレビで流れた。カエサリウスが死んだ。

> カエサリウスが死んだ。
> カエサリウスが死んだ。

> マジか?

> マジだと思うが、誤報じゃないのか?

> よくわからない。

> とにかく、冒険者が人の居場所の足りない場合の受け皿になってるって話ね。

> ただ、そんな状態でも食えない冒険者ゴロゴロしてる。

> 基本的には数によって利益が決まるから、冒険者の数が増えると、ドロップアイテムの値段は下がるわな。

> あんま変わらんだろ?

> いや、だから、スライムの核が50円だろ? あれ、20年前2000円だからな。


> おめえら、そんなことよりもカエサリウスの話語れよ。

> あの、独裁皇帝が病死したんだぜ? いきなり。

> 死ぬような玉に見えなかったけどなあ。

> どうでもいい。
> しょうじき、どうでもいい。他人の国。

> 初級冒険者の悲哀だなあ。あの時代はよかった。スライム狩りで、冒険者食えてた。

> ただし、今より人権ないがな。

 わお!

 なるほど~。

 人間って、とにかく、人の居場所を考えないで、

 人の数を増やし続けて、それから増えた数で憎しみ合うのが基本だって話だよね?

 なにか、どうにかできないかと、

 お坊さんは、コンドームを無償にする話をして、

 それで、みんなにゲラゲラ笑われるんだよね。

 好きにセックスして好きに繁殖し続けた人たちに。

 なんか、悲哀だ。




 おっ、カエサリウス皇帝が死んだらしいな。これって、エルフとかが暗殺したのか?

 これで、隕石落下の危機とかなくなって、地球の危機とかなくなればいいんだけど。




 まあ、それより、今は僕のことだ。





 丁度、そのときに、12歳でギルドのお店の店子のルフラちゃんがやって来て、僕に話して来た。




 ルフラちゃんは言う。

「店長っ。実は女冒険者でエッチな悩みを相談されて・・・私答えられなくて・・・」

「エッチな悩み?」

「そうなんです。なんだか、好きな男性にエッチを女性からさりげなく誘う商品がないかって言われて」




 あはははっ。そりゃ、12歳のルフラちゃんに相談するのは間違ってるよ。

 そうだね!

 こういうアイテムも必要かも知れないって思う。確かに。




 よし! 異世界通販で検索しよう!

 スキル : 異世界通販オープン!!!

 検索 : 女性からエッチを誘うときのアイテム。

 おっ、出て来た。出て来た。




 うっふんペンシル?

 ピロン

 うっふんペンシル × 1 「購入」




 あははっ。これは面白い!!!! 是非とも世界中の女の子にCMしたいよ!!!

「はいはーい♪ 今回ご紹介するのは、男女の秘密アイテム。うっふんペンシルです。エンピツに、女性の唇がデザインされているだけのこのペンシル!!!! お値段。なんと、200ギルだけです!!!!」

「ただ、このペンシルには特徴があって、女性がエッチしたい相手に、それとなーーく、このうっふんペンシルを渡すと、あちちち♪ 実に、私がエッチしたいよぉーーーってサインになってるんです!!!!」

「このペンシルを渡された男性は、そのとき、ファイヤー!!!! 女性もファイヤーですッッ。どうです? 女性のみなさん、買いたくありませんかっ」
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

一流冒険者トウマの道草旅譚

黒蓬
ファンタジー
主人公のトウマは世界の各地を旅しながら、旅先で依頼をこなす冒険者。 しかし、彼には旅先で気になるものを見つけると寄らずにはいられない道草癖があった。 そんな寄り道優先の自由気ままなトウマの旅は、今日も新たな出会いと波乱を連れてくる。

処理中です...