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ep.94 ルディーン伯爵の社交パーティ 前編

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 わお!

 たくさんの貴族が集まってるッ~~~~♪ たくさんの貴族が集まってる~~~~♪

 めにー ノーブルズ あー ぎゃーざーどっ~♪

 Many nobles are gatheredっ~♪

 へっへーーい♪



 おっ、冒険者の掲示板だ。観てみよう。


中級ダンジョンでイビルマンワンという魔族のモンスターと戦ってみた。
すごい裏をついてくる攻撃で魔法を使うし、かなりの強敵。
初見でけっこう死ぬヤツもいるらしいので、みんな注意

中級冒険者 銃使いのカイバ


 魔族のモンスターか。なんだかすごく頭がよさそうだね。

 魔法も使うし、人の隙をつく攻撃してくるって。

 知性ありそうだなぁ。対話で戦闘回避とかできないのかな?

 おっと、よそごと。よそごと。今はパーティのことだ。



 今日は貴族の社交パーティの日だっ☆彡

 ローデルム周辺には、首都の近くとあって、たくさんの貴族が集まってるんだ~。

 そんな、僕に、パーティの招待状が、ルーディーン伯爵から贈られて来た。




 ルーディーン伯爵は、僕とゴルフに行ったり、特製野菜マヨネーズを取引していたりするアーデロン公爵の寄り子で、まあ、親と仲のいい僕は、貴族の中で、なかよしってことになるんだ~☆彡



 僕は、妻とコウヅキとルディーン伯爵邸に馬車で向かったよ☆彡

 時間は丁度、夕食前時期~。場所はローデルムの中央部の貴族街の、南側辺り。




 アーロンがいつの間にか、馬車の運転まで出来るようになっていて、アーロンの操る馬車に乗って、僕らはルディーン伯爵邸に到着した~。

すごいね! アーロン。元々孤児なのに、僕の万能執事だ~ッッ☆彡



「伊佐木子爵のおなーーーりーーーー」

 パーティは賑わっていた。僕が到着すると、すぐにルディーン伯爵が迎えに来てくれて、僕に挨拶して来る。




「ふふふ。よく来たね。伊佐木子爵。今日は社交パーティだ。楽しんでくれたまえっ」

 ルディーン伯爵はかなりの美形で、35歳くらいで、歯をキラっと輝かせながら、僕を他の貴族が踊っている広間に案内してくれた~。

 


 そこから、妻のコウヅキときれいなシャンデリアのある広間で、社交ダンスを踊るっ。

 楽隊が奏でる楽器の音色のあわせて、きれいな妻と社交ダンスを踊るとかなり楽しい。

 ズンチャッチャ♪ ズンチャッチャ♪





「あなた・・・手を・・・」

 ぎゅっ。

 妻のコウヅキの手を取って、広間で僕らはダンスを踊った。




 ズンチャッチャ♪ ズンチャッチャ♪

「君がこのパーティの中で一番きれいだよ。コウヅキ」

 僕がそう言うと、コウヅキは少し微笑んで、それから、笑った。




「ありがとう。あなた・・・。私にとっても、あなたが、このパーティで一番輝いているわ」

 ズンチャッチャ♪ ズンチャッチャ♪



 楽しいダンスになった。

 そこから、シャンパンを飲みながら、コウヅキときれいな椅子に座って楽しんでいると、ルディーン伯爵が、大声で言って来た。




「さてっ。お集まりの貴族のみなさま。今日は、特別な社交パーティの日。そこで、みなさまに余興をひとつと行きましょう。ご用意されている方でいいですが、お持ちの品物で一番珍しい品物をお披露目してくれたものに、私の娘とのダンスのご褒美を差し上げますっ。みなさん、奮ってご参加くださいっ」




 おう! 余興だ。おもしろそうだ。

 ご褒美は、ルディーン伯爵の12歳の娘さんとのダンスだって~。



 あははっ。ルディーン伯爵って、お茶目な催し作るなぁ。でも、娘さん、金髪で、すごくちっちゃくて、かわいい女の子だぞ。




 よし! 僕も参加してやれっ。

 一番珍しいものだって? こういう余興なら、やっぱり異世界通販だよね。




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