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第四章
瑞葵の策略(2)
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郷原が次に意識が浮上した時に自分が床の上に転がされて手と足をソファの足に縛り付けられていた。
目の前にいる瑞葵は、黒いスーツを着ていた。
「郷原様、おはようございます」
「……な、なんだ……」
郷原は働かない頭と身体を動かして瑞葵を睨んだ。瑞葵は薄笑いを浮かべてソファに腰掛けていた。
「瑞葵です、いいえ、烏丸保津巳と申します」
瑞葵は笑顔で、それでいて冷たく射るような目で郷原を見据えた。
「まっ、まさか本物か?」
郷原は、驚愕し、ここに潜んでいたのか等考えがはっきりしない頭の中をぐるぐる巡っていた。あの時死体が三体あったので、早々に事件を終わらせてしまったことを思い出した。
「はい、あなた方が一度田阪洋司氏からの情報提供を無視して闇に葬ったから俺の行方は死んだままですが、あはは」
瑞葵の枯れた感情のない笑いがこだまする。
「高木様も俺の消息を探したらしいですが、見つけ出すことはできなくて困ったそうです」
「……も、もしかして高木をやったのか?」
郷原は、声をようやく出す。瑞葵は無視してうふふと笑って立ち上がる。見下ろしながら言う。
「『陰謀の真実』あれの最後ってどんな結末になるんでしょう。高木? あなたの思い通りにはなりません。あなたは、高木様がこの世にいないと嬉しんですよね。残念ですが、ここにいますよ」
瑞葵は押し入れの襖を開いて、襖は勢いよく開いてパンと大きな音がした。そこには高木がロープで拘束されているのを郷原に見せた。瑞葵はいかかが?と言わんばかりに高木と郷原を見比べる。
「高木、何も言うな」
郷原は、大声で高木に指示をする。高木は口にさるぐつわをかまされてウーウーとしか言えない。
「高木様は全て話てくれましたよ」
瑞葵は冷たく郷原を睨んでいる。高木は郷原の怒った顔を見て素早く目を逸らす。
「明日の新聞小説は、無理心中事件の真相です。そう、烏丸珠子を最後首を絞めたのが郷原様ですよね、高木さんは見ていたらしいです。酒池肉林の所業を企画されたのもあなただと言っていた。そうでしたよね高木様」
うっとりとした顔で高木を見ながら郷原を振り返る。高木は目を逸らそうとするが、瑞葵は許さないと言わんばかりに郷原の方に高木の顔を向かせた。
「俺は知らない、そんなことは高木の妄想だ。証拠、証拠を見せろ」
「あら~、やっぱり高木様は売られるんだ。可哀想ですね、高木様」
高木は、郷原の言葉に怒り怒りより呆然とした顔になる。そして、瑞葵は呆然としている高木の顔俺見ながら、イライラした声を出して語調を荒立てる。
「証拠、証拠ね、正しく証拠を教えます。俺、烏丸保津巳は将来ミステリー作家になる為に家に鑑識セットを置いてあった。それを使って、死んでいる母親と姉、珠子と保奈美の身体から精液を抜き取りそれを然るべき方にお願いしてDNAを解析してもらい、それをデータで保存していた。お前たちの仲間のDNAと照合して確定してる」
瑞葵は、冷酷に郷原を見据えると、郷原は叫ぶ。
「そんなことできる筈がない」
「人間、好きこそものの上手なれば出来るですよ。それとお金と時間をかけると結果はでます」
瑞葵は冷たく、郷原の声を抑えつけるように叫ぶ。
竹の間で寝ていた茨棘は、松の間の方から聞こえる叫び声に飛び起きた。竹の間では話の内容は不明だったが、尋常じゃない事はわかった。時計は既に日付が変わっていた。重い頭を振ってスッキリさせた。そして、何かよからぬ事が松の間で起きていると感じた茨棘が松の間に入ってきた。
「なっ、何なの?」
茨棘は、這いつくばる郷原を見てびっくりした。瑞葵の様子を確認すると、顔色が青ざめているように思えた。
「茨棘、俺は嵌められているんだ。た、助けろ」
郷原は、茨棘に助けを求めた。助けようとすると瑞葵に腕を掴まれた。茨棘は逃れようと身体を動かした。瑞葵の拘束は強くて茨棘は大声で瑞葵に叫ぶ。
「瑞葵! お客様にこれはダメだよ」
「茨棘そいつは客なんかじゃない、Ωや女を虐待しても平気な男なんだ。鬼畜其の者だ。ここから言うことを良く聞け、お前は騙されているんだ」
瑞葵も茨棘に叫んで後ろから抱きしめる。茨棘は拘束を解こうとする。
「何を誰が騙すのさ」
「お前を郷原はずーっと騙し続けてお前をむさぼり続けた」
「何か証拠があるの?」
茨棘は瑞葵の話を聞く気になって身体の動きを止めて瑞葵の方を振り向いた。
目の前にいる瑞葵は、黒いスーツを着ていた。
「郷原様、おはようございます」
「……な、なんだ……」
郷原は働かない頭と身体を動かして瑞葵を睨んだ。瑞葵は薄笑いを浮かべてソファに腰掛けていた。
「瑞葵です、いいえ、烏丸保津巳と申します」
瑞葵は笑顔で、それでいて冷たく射るような目で郷原を見据えた。
「まっ、まさか本物か?」
郷原は、驚愕し、ここに潜んでいたのか等考えがはっきりしない頭の中をぐるぐる巡っていた。あの時死体が三体あったので、早々に事件を終わらせてしまったことを思い出した。
「はい、あなた方が一度田阪洋司氏からの情報提供を無視して闇に葬ったから俺の行方は死んだままですが、あはは」
瑞葵の枯れた感情のない笑いがこだまする。
「高木様も俺の消息を探したらしいですが、見つけ出すことはできなくて困ったそうです」
「……も、もしかして高木をやったのか?」
郷原は、声をようやく出す。瑞葵は無視してうふふと笑って立ち上がる。見下ろしながら言う。
「『陰謀の真実』あれの最後ってどんな結末になるんでしょう。高木? あなたの思い通りにはなりません。あなたは、高木様がこの世にいないと嬉しんですよね。残念ですが、ここにいますよ」
瑞葵は押し入れの襖を開いて、襖は勢いよく開いてパンと大きな音がした。そこには高木がロープで拘束されているのを郷原に見せた。瑞葵はいかかが?と言わんばかりに高木と郷原を見比べる。
「高木、何も言うな」
郷原は、大声で高木に指示をする。高木は口にさるぐつわをかまされてウーウーとしか言えない。
「高木様は全て話てくれましたよ」
瑞葵は冷たく郷原を睨んでいる。高木は郷原の怒った顔を見て素早く目を逸らす。
「明日の新聞小説は、無理心中事件の真相です。そう、烏丸珠子を最後首を絞めたのが郷原様ですよね、高木さんは見ていたらしいです。酒池肉林の所業を企画されたのもあなただと言っていた。そうでしたよね高木様」
うっとりとした顔で高木を見ながら郷原を振り返る。高木は目を逸らそうとするが、瑞葵は許さないと言わんばかりに郷原の方に高木の顔を向かせた。
「俺は知らない、そんなことは高木の妄想だ。証拠、証拠を見せろ」
「あら~、やっぱり高木様は売られるんだ。可哀想ですね、高木様」
高木は、郷原の言葉に怒り怒りより呆然とした顔になる。そして、瑞葵は呆然としている高木の顔俺見ながら、イライラした声を出して語調を荒立てる。
「証拠、証拠ね、正しく証拠を教えます。俺、烏丸保津巳は将来ミステリー作家になる為に家に鑑識セットを置いてあった。それを使って、死んでいる母親と姉、珠子と保奈美の身体から精液を抜き取りそれを然るべき方にお願いしてDNAを解析してもらい、それをデータで保存していた。お前たちの仲間のDNAと照合して確定してる」
瑞葵は、冷酷に郷原を見据えると、郷原は叫ぶ。
「そんなことできる筈がない」
「人間、好きこそものの上手なれば出来るですよ。それとお金と時間をかけると結果はでます」
瑞葵は冷たく、郷原の声を抑えつけるように叫ぶ。
竹の間で寝ていた茨棘は、松の間の方から聞こえる叫び声に飛び起きた。竹の間では話の内容は不明だったが、尋常じゃない事はわかった。時計は既に日付が変わっていた。重い頭を振ってスッキリさせた。そして、何かよからぬ事が松の間で起きていると感じた茨棘が松の間に入ってきた。
「なっ、何なの?」
茨棘は、這いつくばる郷原を見てびっくりした。瑞葵の様子を確認すると、顔色が青ざめているように思えた。
「茨棘、俺は嵌められているんだ。た、助けろ」
郷原は、茨棘に助けを求めた。助けようとすると瑞葵に腕を掴まれた。茨棘は逃れようと身体を動かした。瑞葵の拘束は強くて茨棘は大声で瑞葵に叫ぶ。
「瑞葵! お客様にこれはダメだよ」
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