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プロローグ2 ~青き星、地球へ~
しおりを挟む女神ククルに選ばれた勇者マルスは、旅先で仲間達と出逢い、苦楽をともにし、喜びも悲しみも分かち合って、いつしか本当の家族のような絆を芽生えさせていった。
そして力を会わせ、苦しい旅路のはて、遂に魔王を倒したのだった!
瞬間、辺りに神々しい光が満ち溢れ、女神ククルが姿を表した。
彼女がマルス達に祝福の言葉をかけようとした。
その、刹那ーーー
邪悪な閃光が、女神ククルの腹部を貫いた――――――。
ククルは、悪の瘴気で腐った大地に、その身を叩き落とされた。
なんと、魔王の目論みは成功してしまっていたのだ。
魔族の悲願。
最強にして最悪の魔神、『アスタロト』を復活させるという悲願を。
マルス達が女神ククルに駆け寄ろうとするのを、しかし、アスタロトが立ちはだかる。
口許に残忍な笑みをうかべ、女神ククルを人質に、マルス達に戦いを挑んできたのだ。
戦いは、マルス達の劣勢を極めた。
なにしろ、人質をとられている上に、女神ククルの命の灯火が弱まるにしたがって、『女神の剣』に象眼された、秘石たちも輝きを失い、その圧倒的であった威力を衰えさせていったのだ。
アスタロトが渾身の力で振り下ろした拳に、遂に剣は折られた…。
マルス達は、負けたのだ…。
その圧倒的な『悪』の力の前にーーー。
しかし、一瞬の隙をついて、女神ククルは、アスタロトの魔の手から脱した。
そして瀕死の身で最後の力を振り絞り、時空の狭間を越えたのだ。
青い星、『地球』に向かって――――――。
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