アラフォー、勇者様溺愛旅~時々魔王も添えて~

草薙 紗々

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シュラバ・ロワイヤル

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  「ア、アスタロト様が、倒された…だと…!?」




 「それも、あの『元』勇者にだ!」




 「……待て。 あの黒髪の小僧から、幽かだが女神の『気エネルギー』を感じる……。」




 「そ、そうか! それで合点がいったぞ!

ククルッ! きゃつめっ!

 とっくに消滅したものと思っておったが!」




  「おそらく、あの小僧と同化することで、おめおめと生き延びておったのであろう……。

 しぶとい女よ……。」




  「待ってちょうだい。 今は、ククルなんか、どーでもいーわ。 アスタロト様の敵討ちをするのが、先決でしょう?」




 「おお、『魔の四天王』の言うとおりよ……。

ならば此度の件、我等『死の軍団』に任せてもらおう………。」




 「大事ないか、『死の四天王』よ。」




 「なぁに、死に損ないの女神とあんな小僧に、何ができる…? それに、数で言えば我が軍団が最大。

勇者と女神の首を、手土産にしてくれるわ……。」








          ◆◆◆








 「な、なんだ…!? あの、足音は…!?」




  「死の軍団だっ! あ、あんな大軍、いくら勇者様とその名剣でも、か、勝ち目がないっ…!!

 ひ、人死にが出るぞっ…!!」




 「こ、殺されるっ…!!」




 「嫌だっ!! 死にたくないっ!!」








  国王と、その妻や子供達の阿鼻叫喚の中、私はあるものを『つく』っていた。




  「ア、アキラ様…? な、なんですか? それ……?」




 「これ? とーーーっても良い物ようふふふふふふふ。」




 不安げにローザ姫に聞かれたので、とびっきりの笑顔で答えたら、何故か後ずされた。








  解せぬ。








 そうこうしている内に、魔物の軍勢が押し寄せて来たようね!




 さあ、来いよ!


  魔物ども!


 そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!!








 私の手に握られているのは、『イングラムM10マシンガン』!


  しかも、9mmパラベラム弾には、お馴染み『緋緋色金ヒヒイロカネ』でコーティング済みよ!








  なんで、詳しいかって?








  その昔、一世を風靡した、ロワイヤルなバトル小説があってだな…。


 あまりに過激なバイオレンスな設定から、映画版はR-15。

 漫画版では、彼のファンでした。 はい。








 「ククル! 覚悟『パラララララララララッ!』




 「勇者め! 死『パラララララララララッ!』




 「小僧! 殺『パラララララララララッ!』








 雪崩れ込んでくる魔物どもを、撃って撃って、撃ちまくる!




 ステンバーイ…




 ステンバーイ…




 ゴウッ!








      『パラララララララララッ!』









 ………これ、あとで、供養搭とか、建てたいわねぇ…。


 後味悪いわぁ………。








 死屍累々、死体の山を踏みつけて、私達は上へと登って行った。




  うう…!




  この、足元から伝わる、グニャリとした感触が………!








  「ア、アキラ! 待ってください!

仲間が、セレスティンがまだ捕まったままなんです!」








 マルス様と、リュイン君と、クロウリー君が、必死の形相で訴えてくる。




  え?


 仲間って、もう1人いるの?




 「はい…。 彼女は、『影の四天王』ソーンブラの花嫁にされました…。

 無事だとは思いますが、何処で何をされているのかを思うと……!」




 な、なんだってー!?


 野郎!


  無理矢理女の子を花嫁にしていたなんて!


 『影の四天王』!


  お前、許されざるよ!?




  おい、ちょっと、其処の魔物!


  聞きたい事がある。




 「ひ、ひいいっ! 何でも喋るっ!

だ、だから、命ばかりは……!」




 いい心構えだ。


 『影の四天王』ソーンブラの居場所を言えっ!


 セレスティンという女の子が、其処に囚われている筈だっ!




 「か、『影の四天王』様なら…、この城の…、一番南…ぐふっ!」




 全てを言い終える前に、魔物は息絶えていた。




 「この、魔族の、面汚しが……! 小僧!

こうなったら、この『死の四天王』、スミェールチが相手だ! 死ぬがよ『パラララララララララッ!』




  全てを言い終える前に、スミェールチは息絶えていた。








 てゆーか、誰が、小僧やねん。








 「大体の目星はついたわっ! みんな! 城の南まで行くわよっ!






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