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青年期
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「改めまして、僕はラフトと言います。隣のとは双子ですが、僕の方がほんの少しお兄ちゃんです」
右の腹黒がラフトね。
んで?
「俺がレイドだ」
左のヤンキーがレイドね。
琥珀色の髪に、同色の瞳。同じ背格好に同じ制服。
髪型まで一緒とくれば一人の人間だと思う人もいそうだ。
おんなじ顔してるから見分けづらいけど性格までそっくりじゃなくて良かった。
もう少し髪型とかも変えてほしいところだけど。
そんな双子に俺も自己紹介。
この街の門番ということは、これからもお世話になるからな。
「俺は、シルヴァと言います。その「問題」に関しては、情報が分かり次第お伝えします。…この子はネロです。理由は言えませんが認識阻害の魔法をかけているのは確かです。ですが、悪いことをするためではないので見逃してください。この子の安全のためなので」
「安全というのが気になるところですが…ええ、お仕事をしっかりしてくだされば何も言いません」
「助かります」
話が分かる人で良かった。
「家族か?」
「はい、俺の息子です」
キョトンとした顔で見上げてくるネロ。
「「は?」」
あれ、聞こえなかったのかな。
もう一度大きい声で言ってみる。
「俺の可愛い息子です!」
「聞こえなかったわけじゃねぇよ!」
なぜかレイドが怒っている。
「えっと、シルヴァさんは既婚者で?」
なんでみんな驚くんだろう。
この世界って18で大人なのだから、結婚しててもおかしくないのでは?
いや、だとしてもおかしいだろ。年齢が近すぎる。
まあ、俺は結婚は諦めてるけど。
いいんだ、息子がいるからな。
「いいえ、義理の息子なんです。昨日拾いました」
「拾っ…え?」
「昨日?!」
困惑したようなラフトと口を半開きにするレイド。
「…登録をしていない理由は分かりましたがすぐにした方がいいです。見たところ無理やりではなさそうですし」
なぜ?
「誘拐や奴隷などと疑われる恐れがあります。怪しいですし。その場合に許可証を見せれば問題にはならないでしょう」
なるほど。
つまりさっさと行って来いってことね。
「丁寧にありがとうございます。すぐに行きたいのはやまやまなんですが…その前に美味しいお店知ってます?」
さすがに家に着くまで持たなそうなのでネロには悪いが粥の無いところに行こう。
さっきからお腹が空きすぎて気持ち悪いんだ。
二人に見守られながらネロが転移陣に登録を済ませる。
「うまい店~?そんなのあそこしかないだろ。な?」
「そうですね。あそこがいいでしょう」
そっくりな顔でにんまりと笑われ、頭に?を浮かべる。
そこまで言うならよほどおいしいのだろう。
期待しようじゃないか。
――
馬車のおじさんに二時間後にまた来ると伝え、教えてもらった店まで歩く。
「ここ…だな」
二人が口をそろえて教えてくれたのは冒険者に人気なお店らしい。
確かに中の様子を窺うと腕自慢な冒険者やいかにもな魔法使いらしき人たちでにぎわっている。
エプロンを付けた店員が店内を走るように動き回っている。
忙しそうだ。
「人多いな…お昼時だもんな。よし、行くか」
ネロは人の多さにも怯えるでもなく、スンとしている。
これなら大丈夫そうだと判断して店の敷地をまたいだ。
入った瞬間、音が止まった。
ように感じた。
俺も思わず立ち止まってしまったのは皆の視線が俺に向いていたから。
え、なに。なんでそんなに見てくんの?
怖いんだけど。
一瞬の静寂の後、次に訪れたのはひそひそと噂話をするような話し声だ。嫌な視線つき。
まるで、幼い時の伯爵邸みたいでとても嫌だ。
回れ右して帰りたい。
が、ここで帰ったら逃げたみたいでそれも嫌だ。
気にしないふりをしながらカウンターまで歩いていき、ボケッとしている店員に声をかける。
「席は空いてるかな?」
「…え。あ、はい。奥に開いてる席があります」
「そう、おすすめ二つお願いするよ」
「はい、少しお待ちください」
厨房に引っ込む店員の姿を見ながら店の奥に歩いていく。
波が引くように、いたるところにいた客が俺たちの周りから離れていく。
マジで、なんなんだ。
さすがにイラついてきた。
空いていた席に座ろうと近づいたとき、目の前を塞ぐように足が投げ出された。
足を引っかけようとしたのか知らんが、そんなものに引っかかるほど鈍くない。
馬鹿にすんな。
軽く避け、ネロと向かい合いになって座る。
「さ、周りがうるさいからさっさと食べて帰ろうな」
俺の顔を見ながら頷くネロに癒されていると、俺の目の前にダンっと手をつく男が一人。
先ほど足を出した男のようだ。
「てめぇ。よそ者か?ここは俺たちが座るからよぅ。出ていってくれるか?」
男の声に周りにいたガラの悪い連中が、ガハハハと笑う。
「一見さんお断りの店なのか?それは悪いことをしたなぁ。でも、君に言われて動くつもりはないよ。店の人じゃないでしょう」
「ああ?なんだとお前!なめてんのか!」
顔を赤くして今にも殴りかかってきそうな男に面倒くさいとため息をついた。
マジでなんなんだ。
俺はただご飯を食べに来ただけだっていうのに。
俺はお腹がすいてんだよ!
「なに?俺、ご飯食いに来ただけなんだけど?昨日からなんも食べてねぇんだよ。出ていってほしいなら邪魔すんな」
ㇱッ、ㇱッと手で払う。
「はっ、可愛い顔して言うじゃねえか。魔力もねぇやつがよぉ。俺に勝てるとでも思ってんのか?え?」
この場合、俺から手を出したら俺が悪くなるんだろうか?
でもなぁ、殴られるのもやだな。
てか店員も助けに来いよ。
なに、うろちょろしてるんだ。
周りの客も助けてくれそうな感じはしない。
日常茶飯事なんだろうな。
治安が悪すぎる。前世を恋しく思いながら男に視線をやる。
ああ、お腹がすきすぎてすべてにイライラする。
もう、手出していいかな?いいよね、俺から吹っ掛けたわけじゃねえし。
荒くれ者どもの集まりだ。
うるさく言うやつはいないだろ。
右の腹黒がラフトね。
んで?
「俺がレイドだ」
左のヤンキーがレイドね。
琥珀色の髪に、同色の瞳。同じ背格好に同じ制服。
髪型まで一緒とくれば一人の人間だと思う人もいそうだ。
おんなじ顔してるから見分けづらいけど性格までそっくりじゃなくて良かった。
もう少し髪型とかも変えてほしいところだけど。
そんな双子に俺も自己紹介。
この街の門番ということは、これからもお世話になるからな。
「俺は、シルヴァと言います。その「問題」に関しては、情報が分かり次第お伝えします。…この子はネロです。理由は言えませんが認識阻害の魔法をかけているのは確かです。ですが、悪いことをするためではないので見逃してください。この子の安全のためなので」
「安全というのが気になるところですが…ええ、お仕事をしっかりしてくだされば何も言いません」
「助かります」
話が分かる人で良かった。
「家族か?」
「はい、俺の息子です」
キョトンとした顔で見上げてくるネロ。
「「は?」」
あれ、聞こえなかったのかな。
もう一度大きい声で言ってみる。
「俺の可愛い息子です!」
「聞こえなかったわけじゃねぇよ!」
なぜかレイドが怒っている。
「えっと、シルヴァさんは既婚者で?」
なんでみんな驚くんだろう。
この世界って18で大人なのだから、結婚しててもおかしくないのでは?
いや、だとしてもおかしいだろ。年齢が近すぎる。
まあ、俺は結婚は諦めてるけど。
いいんだ、息子がいるからな。
「いいえ、義理の息子なんです。昨日拾いました」
「拾っ…え?」
「昨日?!」
困惑したようなラフトと口を半開きにするレイド。
「…登録をしていない理由は分かりましたがすぐにした方がいいです。見たところ無理やりではなさそうですし」
なぜ?
「誘拐や奴隷などと疑われる恐れがあります。怪しいですし。その場合に許可証を見せれば問題にはならないでしょう」
なるほど。
つまりさっさと行って来いってことね。
「丁寧にありがとうございます。すぐに行きたいのはやまやまなんですが…その前に美味しいお店知ってます?」
さすがに家に着くまで持たなそうなのでネロには悪いが粥の無いところに行こう。
さっきからお腹が空きすぎて気持ち悪いんだ。
二人に見守られながらネロが転移陣に登録を済ませる。
「うまい店~?そんなのあそこしかないだろ。な?」
「そうですね。あそこがいいでしょう」
そっくりな顔でにんまりと笑われ、頭に?を浮かべる。
そこまで言うならよほどおいしいのだろう。
期待しようじゃないか。
――
馬車のおじさんに二時間後にまた来ると伝え、教えてもらった店まで歩く。
「ここ…だな」
二人が口をそろえて教えてくれたのは冒険者に人気なお店らしい。
確かに中の様子を窺うと腕自慢な冒険者やいかにもな魔法使いらしき人たちでにぎわっている。
エプロンを付けた店員が店内を走るように動き回っている。
忙しそうだ。
「人多いな…お昼時だもんな。よし、行くか」
ネロは人の多さにも怯えるでもなく、スンとしている。
これなら大丈夫そうだと判断して店の敷地をまたいだ。
入った瞬間、音が止まった。
ように感じた。
俺も思わず立ち止まってしまったのは皆の視線が俺に向いていたから。
え、なに。なんでそんなに見てくんの?
怖いんだけど。
一瞬の静寂の後、次に訪れたのはひそひそと噂話をするような話し声だ。嫌な視線つき。
まるで、幼い時の伯爵邸みたいでとても嫌だ。
回れ右して帰りたい。
が、ここで帰ったら逃げたみたいでそれも嫌だ。
気にしないふりをしながらカウンターまで歩いていき、ボケッとしている店員に声をかける。
「席は空いてるかな?」
「…え。あ、はい。奥に開いてる席があります」
「そう、おすすめ二つお願いするよ」
「はい、少しお待ちください」
厨房に引っ込む店員の姿を見ながら店の奥に歩いていく。
波が引くように、いたるところにいた客が俺たちの周りから離れていく。
マジで、なんなんだ。
さすがにイラついてきた。
空いていた席に座ろうと近づいたとき、目の前を塞ぐように足が投げ出された。
足を引っかけようとしたのか知らんが、そんなものに引っかかるほど鈍くない。
馬鹿にすんな。
軽く避け、ネロと向かい合いになって座る。
「さ、周りがうるさいからさっさと食べて帰ろうな」
俺の顔を見ながら頷くネロに癒されていると、俺の目の前にダンっと手をつく男が一人。
先ほど足を出した男のようだ。
「てめぇ。よそ者か?ここは俺たちが座るからよぅ。出ていってくれるか?」
男の声に周りにいたガラの悪い連中が、ガハハハと笑う。
「一見さんお断りの店なのか?それは悪いことをしたなぁ。でも、君に言われて動くつもりはないよ。店の人じゃないでしょう」
「ああ?なんだとお前!なめてんのか!」
顔を赤くして今にも殴りかかってきそうな男に面倒くさいとため息をついた。
マジでなんなんだ。
俺はただご飯を食べに来ただけだっていうのに。
俺はお腹がすいてんだよ!
「なに?俺、ご飯食いに来ただけなんだけど?昨日からなんも食べてねぇんだよ。出ていってほしいなら邪魔すんな」
ㇱッ、ㇱッと手で払う。
「はっ、可愛い顔して言うじゃねえか。魔力もねぇやつがよぉ。俺に勝てるとでも思ってんのか?え?」
この場合、俺から手を出したら俺が悪くなるんだろうか?
でもなぁ、殴られるのもやだな。
てか店員も助けに来いよ。
なに、うろちょろしてるんだ。
周りの客も助けてくれそうな感じはしない。
日常茶飯事なんだろうな。
治安が悪すぎる。前世を恋しく思いながら男に視線をやる。
ああ、お腹がすきすぎてすべてにイライラする。
もう、手出していいかな?いいよね、俺から吹っ掛けたわけじゃねえし。
荒くれ者どもの集まりだ。
うるさく言うやつはいないだろ。
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