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第十八話 精力剤は一日限り
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「うっわ…めんどうな方ですねえ。クラウド様がそんな方とは…」
愚痴が終わって開口一番、キールはあからさまに嫌そうな表情を見せた。どうあがいても生理的に無理な相手に見せるその表情に、私はほんと大変だったわ…と返す。
「私も気を付けときますね」
「ええそうね…」
(モブ客達は一発やったら満足して終わるんだけどな)
こうしてリズの部屋内では昼過ぎまでクラウドや迷惑客どもの愚痴でわいわいと盛り上がるのだった。
そしてワトソン主催の茶会が行われる日の前日の昼過ぎ。私は街を一人でぶらぶらと歩いていた。たまには外の景色も確認すべきだろうし、外食したい欲に駆られているというのも事実だ。
「なんか良いお店ないかなあ」
(サンドイッチとか食べたい)
ふと右前を見ると、パン屋があった。ガラスの向こうからはハムやチーズが挟まったサンドイッチにピザパンもある。私は目を丸くしながら店内に入ると、ハムと卵のサンドイッチとピザパン合わせて三つを購入した。
「美味しそう」
店内から出て少し歩くと、以前サリオスへ仕込んだ精力剤を購入した店が目に入る。店の外では主人が落ち葉や砂塵を箒で履いて掃除をしている。
「入ってみようか」
私は店の中に入ろうとすると、主人から挨拶を受けた。私がその挨拶を返すと、主人は小声であれからどうだ?とにやにやしながら聞いて来る。
「あー…まあ、ぼちぼちですかねえ」
「あの薬は一日限りだからな、それなら上手くいってるんじゃねえか?」
(あれ、一日限定だったんだ)
「まあ無理せず頑張れよ」
主人に他の商品も見ていくか?と聞かれたので、私は色々商品を見るだけ見終えた後、店を出たのだった。
(色々あるんだなあ…)
愚痴が終わって開口一番、キールはあからさまに嫌そうな表情を見せた。どうあがいても生理的に無理な相手に見せるその表情に、私はほんと大変だったわ…と返す。
「私も気を付けときますね」
「ええそうね…」
(モブ客達は一発やったら満足して終わるんだけどな)
こうしてリズの部屋内では昼過ぎまでクラウドや迷惑客どもの愚痴でわいわいと盛り上がるのだった。
そしてワトソン主催の茶会が行われる日の前日の昼過ぎ。私は街を一人でぶらぶらと歩いていた。たまには外の景色も確認すべきだろうし、外食したい欲に駆られているというのも事実だ。
「なんか良いお店ないかなあ」
(サンドイッチとか食べたい)
ふと右前を見ると、パン屋があった。ガラスの向こうからはハムやチーズが挟まったサンドイッチにピザパンもある。私は目を丸くしながら店内に入ると、ハムと卵のサンドイッチとピザパン合わせて三つを購入した。
「美味しそう」
店内から出て少し歩くと、以前サリオスへ仕込んだ精力剤を購入した店が目に入る。店の外では主人が落ち葉や砂塵を箒で履いて掃除をしている。
「入ってみようか」
私は店の中に入ろうとすると、主人から挨拶を受けた。私がその挨拶を返すと、主人は小声であれからどうだ?とにやにやしながら聞いて来る。
「あー…まあ、ぼちぼちですかねえ」
「あの薬は一日限りだからな、それなら上手くいってるんじゃねえか?」
(あれ、一日限定だったんだ)
「まあ無理せず頑張れよ」
主人に他の商品も見ていくか?と聞かれたので、私は色々商品を見るだけ見終えた後、店を出たのだった。
(色々あるんだなあ…)
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