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第6話 コンシェルジュが見てる中でも
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甘ったるい空気を切り裂くようにピンポーンとインターホンの音が鳴り響いた。
「誰でしょう?」
「出なくて良い。どうせいつものやつだから」
「いつものやつ?」
全く見当がつかず、咲良の頭の上にはクエスチョンマークが浮かび上がる。秀介ははぁ。とため息を吐くと、箸を置いて立ち上がった。
「見たらわかる。ついてきて。あぁ、俺の後ろにいるんだよ。何かあったらいけないから」
「? わかりました」
(心配してくれてるのかな。やっぱり先輩、優しい所もあるんだね)
玄関の扉を開けると、そこには黒いスーツ姿の痩せた中年男性が眉を八の字にし、赤い薔薇の花束を抱えて立っていた。黒髪をオールバックに整髪した姿は、どことなく執事らしい雰囲気を漂わせている。
「コンシェルジュの松原です。春日様、申し訳ありません、また今日も届きまして」
「あぁ、いえ。適当に処分しておいてください」
赤い薔薇の花は大体数十本はあるだろうか。ピンクの包装紙に束ねられた姿は可愛らしさと豪華さが共存しているように見える。
「先輩、これは……」
「ストーカー」
吐き出された言葉は咲良の脳を簡単に爆発させるほどの威力だった。
確かにこの美貌だ、ストーカーにあってもおかしくはないとは咲良自身予想してはいたが、実際にあっていると知ると衝撃は殊の外重かった。
「女なのはわかってるんだけどね。なかなかしつこくて……」
「わあ……薔薇以外にも何かされたりしてるんですか!?」
「愛しているとか、そんな手紙が来る。尾行はされてないな……多分されてるかもしれないけど」
腕組みをして苦笑いを浮かべる秀介。彼の顔つきを見た瞬間、咲良の胸の内で正義心にも母性にも似た感情が沸き起こった。
「先輩、私が守ります!」
自分でもびっくりするくらいの大声に、咲良はさっと口を両手で覆った。
「咲良?」
「だ、だって、春日先輩に何かあったらって思うと心配です……! 春日先輩の事、放っておけないですよ……!」
自分の好きな人に何かあったらどうしよう。そんな心配さと不安さが前へ前へと動き出して心臓の鼓動を速くさせる。
「微力かもしれないです。けど」
秀介は目を点にすると、すぐにふっと口元を緩めた。
「咲良、ありがとうな」
すると彼の顔が近づいて、唇がふさがれる。温かな感触と甘い香りは咲良の心の中を支配していた不安を一瞬で鎮めてくれた。
彼の愛を受け止めながら、柔らかくて心地よいのを堪能していると、松原がいたのを咲良は思い出す。
「んむっ! 先輩っ」
慌てて唇を離し、ちらりと松原を見る。彼はにこにこと微笑みを携えたまま。そんな瞳が咲良の羞恥心を更に掻き立てる。
「ひっ人前でこんなのっ……! 恥ずかしいですよ……! あっ松原さんなんかすみません!」
「いえ。春日さんに恋人が出来たのだと思うと、私としては感無量ですよ」
「ああ松原さん。紹介しよう。俺の妻だ」
「ほえ?!」
岩のように固まった咲良へ、松原は目をきらきらと輝かせた。
「ご結婚おめでとうございます! それはそれは、素晴らしい……! ああ、早速お祝いの品々をご用意しなければ……!」
「えっ、松原さん?」
「松原さんはいつもあんな感じだから気にしないで大丈夫。後ですっごいのが届くと思うけど」
(いやいやいや! 何が起こるの?! えっともしかして……オードブルとか?!)
咲良の目の前では松原が顎の下に手を添えて、贈り物を何にするか考えるのに没頭し始めている。そんな彼へ秀介はそっと声を掛けた。
「今はお気持ちだけで大丈夫ですよ。贈り物はまた後日で全然いいんで」
「はっ! 失礼いたしました。ですがなるべくお早めにご準備いたします! それではこちらの花束は処分しておきますね」
「お願いします~」
松原が去り、再びリビングへ戻り食事に戻ろうとする。しかし咲良の狙い通りにはいかなかった。
「で、咲良。結婚の話、どうする? 君からの意見もちゃんと聞いておかないと」
(わっ! 忘れてた! てかさっき松原さんにはもう言っちゃってるじゃん!)
「お試し、っていうのもアリだとは俺は思うけど」
その手があったかと咲良は合点がいく。
「でっでは、そのお試し契約って事でいいですかね? 私はまだまだ先輩について知らないですし」
「嘘つけ知ってるくせに。ん、いいよ。どれくらいにする?」
「そうですね……3か月くらい、はいかがですか?」
「わかった。じゃあ3か月のお試し契約な。俺はクーリングオフするつもりは微塵もないけどね」
ふふっと笑う秀介を見て、きゅっと胸の奥がきつく締まる感覚を覚える。
3か月の試用期間が終われば、そのまま籍を入れて本当の妻になってくれてもいいし、お別れしてもいい……と秀介から再度念を押される。
「でも俺は君と結婚したいって真剣に思ってるから」
そう語りながら咲良の顔をまじまじと見て来るので、咲良の食欲はどこかへと消え去ってしまったのだった。
(返さない意志満々過ぎて……! こんなの断れないじゃん!)
「わ、わかりました」
だが、衣食住がしっかり保証されている点に関しては安心感を持てる。
「気になるなら転職活動もやって大丈夫だから。そのあたりは咲良に任せる」
「は、はい。ありがとうございます」
「決まりだな。って事で改めてよろしく。俺の可愛い奥さん? ああ、マイハニーだっけ?」
突然同人誌のセリフを真正面からささやかれたせいで咲良の顔面は火が吹き出そうな勢いを覚える。
「ちょ……!」
「どうした? 食べないなら俺が貰おうか」
「や、大丈夫です。食べますから」
「ははっ飯はしっかり食べないと力つかないからね」
ご飯のおかわりをしに席を立った秀介のしなやかな背中を、咲良は頬を紅潮させたまま眺め続けた。
(うう……先輩いじわるでえっちだけどさ……こんな顔見たらもっと好きになっちゃうってえ……)
「誰でしょう?」
「出なくて良い。どうせいつものやつだから」
「いつものやつ?」
全く見当がつかず、咲良の頭の上にはクエスチョンマークが浮かび上がる。秀介ははぁ。とため息を吐くと、箸を置いて立ち上がった。
「見たらわかる。ついてきて。あぁ、俺の後ろにいるんだよ。何かあったらいけないから」
「? わかりました」
(心配してくれてるのかな。やっぱり先輩、優しい所もあるんだね)
玄関の扉を開けると、そこには黒いスーツ姿の痩せた中年男性が眉を八の字にし、赤い薔薇の花束を抱えて立っていた。黒髪をオールバックに整髪した姿は、どことなく執事らしい雰囲気を漂わせている。
「コンシェルジュの松原です。春日様、申し訳ありません、また今日も届きまして」
「あぁ、いえ。適当に処分しておいてください」
赤い薔薇の花は大体数十本はあるだろうか。ピンクの包装紙に束ねられた姿は可愛らしさと豪華さが共存しているように見える。
「先輩、これは……」
「ストーカー」
吐き出された言葉は咲良の脳を簡単に爆発させるほどの威力だった。
確かにこの美貌だ、ストーカーにあってもおかしくはないとは咲良自身予想してはいたが、実際にあっていると知ると衝撃は殊の外重かった。
「女なのはわかってるんだけどね。なかなかしつこくて……」
「わあ……薔薇以外にも何かされたりしてるんですか!?」
「愛しているとか、そんな手紙が来る。尾行はされてないな……多分されてるかもしれないけど」
腕組みをして苦笑いを浮かべる秀介。彼の顔つきを見た瞬間、咲良の胸の内で正義心にも母性にも似た感情が沸き起こった。
「先輩、私が守ります!」
自分でもびっくりするくらいの大声に、咲良はさっと口を両手で覆った。
「咲良?」
「だ、だって、春日先輩に何かあったらって思うと心配です……! 春日先輩の事、放っておけないですよ……!」
自分の好きな人に何かあったらどうしよう。そんな心配さと不安さが前へ前へと動き出して心臓の鼓動を速くさせる。
「微力かもしれないです。けど」
秀介は目を点にすると、すぐにふっと口元を緩めた。
「咲良、ありがとうな」
すると彼の顔が近づいて、唇がふさがれる。温かな感触と甘い香りは咲良の心の中を支配していた不安を一瞬で鎮めてくれた。
彼の愛を受け止めながら、柔らかくて心地よいのを堪能していると、松原がいたのを咲良は思い出す。
「んむっ! 先輩っ」
慌てて唇を離し、ちらりと松原を見る。彼はにこにこと微笑みを携えたまま。そんな瞳が咲良の羞恥心を更に掻き立てる。
「ひっ人前でこんなのっ……! 恥ずかしいですよ……! あっ松原さんなんかすみません!」
「いえ。春日さんに恋人が出来たのだと思うと、私としては感無量ですよ」
「ああ松原さん。紹介しよう。俺の妻だ」
「ほえ?!」
岩のように固まった咲良へ、松原は目をきらきらと輝かせた。
「ご結婚おめでとうございます! それはそれは、素晴らしい……! ああ、早速お祝いの品々をご用意しなければ……!」
「えっ、松原さん?」
「松原さんはいつもあんな感じだから気にしないで大丈夫。後ですっごいのが届くと思うけど」
(いやいやいや! 何が起こるの?! えっともしかして……オードブルとか?!)
咲良の目の前では松原が顎の下に手を添えて、贈り物を何にするか考えるのに没頭し始めている。そんな彼へ秀介はそっと声を掛けた。
「今はお気持ちだけで大丈夫ですよ。贈り物はまた後日で全然いいんで」
「はっ! 失礼いたしました。ですがなるべくお早めにご準備いたします! それではこちらの花束は処分しておきますね」
「お願いします~」
松原が去り、再びリビングへ戻り食事に戻ろうとする。しかし咲良の狙い通りにはいかなかった。
「で、咲良。結婚の話、どうする? 君からの意見もちゃんと聞いておかないと」
(わっ! 忘れてた! てかさっき松原さんにはもう言っちゃってるじゃん!)
「お試し、っていうのもアリだとは俺は思うけど」
その手があったかと咲良は合点がいく。
「でっでは、そのお試し契約って事でいいですかね? 私はまだまだ先輩について知らないですし」
「嘘つけ知ってるくせに。ん、いいよ。どれくらいにする?」
「そうですね……3か月くらい、はいかがですか?」
「わかった。じゃあ3か月のお試し契約な。俺はクーリングオフするつもりは微塵もないけどね」
ふふっと笑う秀介を見て、きゅっと胸の奥がきつく締まる感覚を覚える。
3か月の試用期間が終われば、そのまま籍を入れて本当の妻になってくれてもいいし、お別れしてもいい……と秀介から再度念を押される。
「でも俺は君と結婚したいって真剣に思ってるから」
そう語りながら咲良の顔をまじまじと見て来るので、咲良の食欲はどこかへと消え去ってしまったのだった。
(返さない意志満々過ぎて……! こんなの断れないじゃん!)
「わ、わかりました」
だが、衣食住がしっかり保証されている点に関しては安心感を持てる。
「気になるなら転職活動もやって大丈夫だから。そのあたりは咲良に任せる」
「は、はい。ありがとうございます」
「決まりだな。って事で改めてよろしく。俺の可愛い奥さん? ああ、マイハニーだっけ?」
突然同人誌のセリフを真正面からささやかれたせいで咲良の顔面は火が吹き出そうな勢いを覚える。
「ちょ……!」
「どうした? 食べないなら俺が貰おうか」
「や、大丈夫です。食べますから」
「ははっ飯はしっかり食べないと力つかないからね」
ご飯のおかわりをしに席を立った秀介のしなやかな背中を、咲良は頬を紅潮させたまま眺め続けた。
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