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第六章 神に行き会いし少年は世界を変える
143. 共闘
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6日目―――3
蟻の化け物が槍のような脚を『彼女』目掛けて振り下ろしてきたのを目にした僕は、咄嗟に『彼女』に飛びついた。
もつれるように地面を転がる僕の視界の中、槍のような脚が、寸前まで『彼女』がいたはずの地面を抉るのが見えた。
「何をする!」
彼女が僕を突き飛ばして立ち上がった。
そして再び襲い掛かって来ようとしたところで、蟻の化け物が咆哮を上げた。
―――キェェェェ!
『彼女』が背後を振り返った。
「ファイアーアント!?」
一瞬虚を突かれたような雰囲気だったけれど、すぐに『彼女』は右の手の平を巨大な蟻の化け物、ファイアーアントに向けた。
恐らく、霊力による拘束か攻撃を意図しての行動?
しかし何故か霊力の発動は見られない。
ファイアーアントは当然、何ら制約を受ける事も無く、『彼女』目掛けて、口から何かの液体を噴射した。
無防備な『彼女』にそれが降り注ぐ寸前……!
「危ない!」
僕は反射的に、なけなしの霊力を振り絞り、それを盾に変えながら『彼女』を突き飛ばした。
結果的に、ファイアーアントの噴射した液体は、『彼女』ではなく、僕に振り注いできた。
やはり展開出来る霊力が微弱過ぎるためだろう。
防御しきれなかった液体が鎧を溶かし、皮膚を焼いた。
全身に激痛を感じ、苦悶の声を上げながらも、僕は『彼女』に視線を向けてみた。
『彼女』は地面にしりもちをついた姿勢で、自分の右の手の平を見つめ、呆然としていた。
僕は腰の剣を抜き、ファイアーアントを牽制してから、『彼女』の下に駆け寄った。
「大丈夫!?」
しかし彼女は問い掛けに答える代わりに、自分の右の手の平を見つめながら呟いた。
「何故だ……霊力が……」
僕は彼女の両肩を掴み、強く揺さぶった。
「しっかりして!」
ハッとしたような顔でこちらに視線を向けてきた彼女に、言葉を掛けた。
「僕があいつの注意を引き付けるから、背後から攻撃して!」
「お前は何を言っている。共闘しろとでもいう気か?」
「そうしないと、あいつは倒せないよ」
「冥府の災厄の助けを借りる位なら、死んだ方がましだ!」
押し問答している僕達に、ファイアーアントが襲い掛かってきた。
僕は『彼女』を庇いながら霊力の盾を展開したけれど、ファイアーアントの攻撃を相殺しきれず、『彼女』もろとも弾き飛ばされた。
それでも痛みをこらえながら立ち上がり、ともかくファイアーアントの注意を引こうと大声を上げた。
ファイアーアントは上手い具合に僕の方へ向かってきた。
僕はダメ元で、手に構えた剣にありったけの霊力を込めてみた。
そしてその剣で、ファイアーアントの正面から斬りかかった。
―――ギェェェェ!
外殻を斬り裂く確かな手応えと同時に、ファイアーアントが悲鳴を上げた。
しかし致命傷を与えるには程遠かったらしく、ファイアーアントは素早い動きで僕から距離を取った。
僕は『彼女』の様子を確認した。
『彼女』は立ち上がり、一応剣を構えていた。
しかしそれはあくまでも防御の為であって、積極的に戦いに加わってくれそうな雰囲気は感じられない。
どうやら、自分だけで何とかするしかなさそうだ。
僕は再び剣にありったけの霊力を込めてみた。
そしてそれを手に、ファイアーアントに向かって突撃した。
僕の剣がファイアーアントの胸元に食い込むのとほぼ同時に、ファイアーアントの巨大な牙が僕の身体を貫いた。
骨が砕かれ、内臓が咬み裂かれる激痛の中、薄れゆく意識を懸命に繋ぎ止めながら、僕は剣先の一点のみに霊力を集中させた。
ファイアーアントの胸元が、盛大に爆散した。
―――ギギギィィィ……
ファイアーアントが仰け反りながら絶叫を上げたけれど、それはすぐに小さくなっていく。
今度こそ致命傷になってくれ……
ぼんやりとそんな事を願いながら、次第に僕の意識は遠くなっていった……
……
…………
次第に意識が戻って来た。
どれ位気を失っていた?
僕は自分の状況を確認してみた。
身体のあちこちに、まだ痛みが残ってはいたものの、幸い、表面上の傷は癒えているようだ。
ただしせっかくヨーデの街で新調した鎧は、すっかりボロボロになっていた。
ファイアーアントはどうなった?
周囲に視線を向けてみると、少し離れた場所に、頭部と胴体とが斬り離されたファイアーアントの死体が転がっていた。
そしてそのすぐ傍に、『彼女』が座り込んでいた。
確か僕の最後の記憶では、ファイアーアントの胸元を大きく抉っただけ。
状況から類推すれば、ファイアーアントの頭部を斬り落としたのは『彼女』だろう。
上半身を起こした僕に気付いたのだろう。
『彼女』が立ち上がり、こちらに近付いて来た。
僕は『彼女』に声を掛けた。
「アイツに止め、刺してくれたんだ。有り難う」
「勘違いするな。身に降りかかる火の粉を払ったまで。冥府の災厄と共闘等有り得ぬ」
『彼女』は束の間、僕に探るような視線を向けてきた後、矢継ぎ早に問い質してきた。
「先程の戦いで、お前は霊力を使っていたな? それにその回復力。霊力の介在抜きでは説明がつかない。何故お前が霊力を使える? それにその腕輪。なぜお前が守護者の腕輪を持っている?」
『彼女』の視線は、僕の右腕に向けられていた。
そこには、あの紫の水晶が嵌め込まれた腕輪が装着されていた。
今までは鎧の下に隠れていたのが、鎧がボロボロになってしまったせいで、露出してしまったようだ。
まさか霊力も腕輪も、目の前で険しい表情をしている『彼女』そっくりな存在が絡んでいる、と説明する訳にもいかないだろう。
仕方なく、僕は無難な言葉で説明を試みた。
「え~と……実はこの力、いつの間にか身に付いていたんだ。それと、この腕輪は、大事な人からのプレゼントだよ」
『彼女』が険しい表情のまま、言葉を返してきた。
「有り得ない話だ。霊力は本来、全能なる創造主のみが持つ奇跡の力。霊力も腕輪も、主より特別に分け与えられた、我等守護者達しか所持していない物のはず」
「そう言われても……って、君も腕輪を身に着けているの?」
『彼女』が無言で、自分の右腕に装着されている腕輪を見せてきた。
それは驚く事に、紫の結晶の大きさ、腕輪の意匠その他が、僕の持つそれと完全に一致しているように見えた。
「それ、僕のと全く同じに見えるんだけど?」
「だからこそ、有り得ない話だと言っている。腕輪は、主が我等守護者達に下賜されたものであり、それぞれ意匠が異なる。アルファである私の腕輪は、当然、ベータ以下、他の守護者達のそれとは異なる意匠だ。なのになぜお前が、私の持つ腕輪と全く同じ物を持っているのだ?」
確かに不思議な話であった。
もしかしてこの世界は、実はナレタニア帝国が存在する世界の遥か過去であり、この『彼女』が、ゆくゆくは、自分と出会うサツキになった……?
しかし一方で、この世界は僕の知る世界とは余りにも体制が違い過ぎる。
実体を伴った創造神が自ら君臨する世界と、魔王と勇者がせめぎあう世界。
しかも以前キガルから聞いた話、そして今の『彼女』の口振りからすると、どうやら『守護者』も複数存在するらしい。
やはりここは、僕の知る世界とはパラレルワールド的な、似て非なる世界なのだろうか?
僕の思索は、再び口を開いた『彼女』によって中断された。
「まさか、お前……私の力を奪ったのか?」
ん?
急に何の話だろう?
「力を奪うって、もしかして霊力の事? 霊力って、奪ったり出来るの?」
「本来は、主以外に霊力を扱う能力を与えたり奪ったりは、不可能なはずだ。しかし、そうでも考えないと……」
僕は先程の戦いの序盤、『彼女』が霊力を使おうとして、発動に失敗していたように見えたのを思い出した。
「もしかして、霊力、使えなくなっている?」
『彼女』が引きつったような表情になった。
「っ! 冥府の災厄たるお前が何かしたのであろう? そうとしか考えられぬ!」
蟻の化け物が槍のような脚を『彼女』目掛けて振り下ろしてきたのを目にした僕は、咄嗟に『彼女』に飛びついた。
もつれるように地面を転がる僕の視界の中、槍のような脚が、寸前まで『彼女』がいたはずの地面を抉るのが見えた。
「何をする!」
彼女が僕を突き飛ばして立ち上がった。
そして再び襲い掛かって来ようとしたところで、蟻の化け物が咆哮を上げた。
―――キェェェェ!
『彼女』が背後を振り返った。
「ファイアーアント!?」
一瞬虚を突かれたような雰囲気だったけれど、すぐに『彼女』は右の手の平を巨大な蟻の化け物、ファイアーアントに向けた。
恐らく、霊力による拘束か攻撃を意図しての行動?
しかし何故か霊力の発動は見られない。
ファイアーアントは当然、何ら制約を受ける事も無く、『彼女』目掛けて、口から何かの液体を噴射した。
無防備な『彼女』にそれが降り注ぐ寸前……!
「危ない!」
僕は反射的に、なけなしの霊力を振り絞り、それを盾に変えながら『彼女』を突き飛ばした。
結果的に、ファイアーアントの噴射した液体は、『彼女』ではなく、僕に振り注いできた。
やはり展開出来る霊力が微弱過ぎるためだろう。
防御しきれなかった液体が鎧を溶かし、皮膚を焼いた。
全身に激痛を感じ、苦悶の声を上げながらも、僕は『彼女』に視線を向けてみた。
『彼女』は地面にしりもちをついた姿勢で、自分の右の手の平を見つめ、呆然としていた。
僕は腰の剣を抜き、ファイアーアントを牽制してから、『彼女』の下に駆け寄った。
「大丈夫!?」
しかし彼女は問い掛けに答える代わりに、自分の右の手の平を見つめながら呟いた。
「何故だ……霊力が……」
僕は彼女の両肩を掴み、強く揺さぶった。
「しっかりして!」
ハッとしたような顔でこちらに視線を向けてきた彼女に、言葉を掛けた。
「僕があいつの注意を引き付けるから、背後から攻撃して!」
「お前は何を言っている。共闘しろとでもいう気か?」
「そうしないと、あいつは倒せないよ」
「冥府の災厄の助けを借りる位なら、死んだ方がましだ!」
押し問答している僕達に、ファイアーアントが襲い掛かってきた。
僕は『彼女』を庇いながら霊力の盾を展開したけれど、ファイアーアントの攻撃を相殺しきれず、『彼女』もろとも弾き飛ばされた。
それでも痛みをこらえながら立ち上がり、ともかくファイアーアントの注意を引こうと大声を上げた。
ファイアーアントは上手い具合に僕の方へ向かってきた。
僕はダメ元で、手に構えた剣にありったけの霊力を込めてみた。
そしてその剣で、ファイアーアントの正面から斬りかかった。
―――ギェェェェ!
外殻を斬り裂く確かな手応えと同時に、ファイアーアントが悲鳴を上げた。
しかし致命傷を与えるには程遠かったらしく、ファイアーアントは素早い動きで僕から距離を取った。
僕は『彼女』の様子を確認した。
『彼女』は立ち上がり、一応剣を構えていた。
しかしそれはあくまでも防御の為であって、積極的に戦いに加わってくれそうな雰囲気は感じられない。
どうやら、自分だけで何とかするしかなさそうだ。
僕は再び剣にありったけの霊力を込めてみた。
そしてそれを手に、ファイアーアントに向かって突撃した。
僕の剣がファイアーアントの胸元に食い込むのとほぼ同時に、ファイアーアントの巨大な牙が僕の身体を貫いた。
骨が砕かれ、内臓が咬み裂かれる激痛の中、薄れゆく意識を懸命に繋ぎ止めながら、僕は剣先の一点のみに霊力を集中させた。
ファイアーアントの胸元が、盛大に爆散した。
―――ギギギィィィ……
ファイアーアントが仰け反りながら絶叫を上げたけれど、それはすぐに小さくなっていく。
今度こそ致命傷になってくれ……
ぼんやりとそんな事を願いながら、次第に僕の意識は遠くなっていった……
……
…………
次第に意識が戻って来た。
どれ位気を失っていた?
僕は自分の状況を確認してみた。
身体のあちこちに、まだ痛みが残ってはいたものの、幸い、表面上の傷は癒えているようだ。
ただしせっかくヨーデの街で新調した鎧は、すっかりボロボロになっていた。
ファイアーアントはどうなった?
周囲に視線を向けてみると、少し離れた場所に、頭部と胴体とが斬り離されたファイアーアントの死体が転がっていた。
そしてそのすぐ傍に、『彼女』が座り込んでいた。
確か僕の最後の記憶では、ファイアーアントの胸元を大きく抉っただけ。
状況から類推すれば、ファイアーアントの頭部を斬り落としたのは『彼女』だろう。
上半身を起こした僕に気付いたのだろう。
『彼女』が立ち上がり、こちらに近付いて来た。
僕は『彼女』に声を掛けた。
「アイツに止め、刺してくれたんだ。有り難う」
「勘違いするな。身に降りかかる火の粉を払ったまで。冥府の災厄と共闘等有り得ぬ」
『彼女』は束の間、僕に探るような視線を向けてきた後、矢継ぎ早に問い質してきた。
「先程の戦いで、お前は霊力を使っていたな? それにその回復力。霊力の介在抜きでは説明がつかない。何故お前が霊力を使える? それにその腕輪。なぜお前が守護者の腕輪を持っている?」
『彼女』の視線は、僕の右腕に向けられていた。
そこには、あの紫の水晶が嵌め込まれた腕輪が装着されていた。
今までは鎧の下に隠れていたのが、鎧がボロボロになってしまったせいで、露出してしまったようだ。
まさか霊力も腕輪も、目の前で険しい表情をしている『彼女』そっくりな存在が絡んでいる、と説明する訳にもいかないだろう。
仕方なく、僕は無難な言葉で説明を試みた。
「え~と……実はこの力、いつの間にか身に付いていたんだ。それと、この腕輪は、大事な人からのプレゼントだよ」
『彼女』が険しい表情のまま、言葉を返してきた。
「有り得ない話だ。霊力は本来、全能なる創造主のみが持つ奇跡の力。霊力も腕輪も、主より特別に分け与えられた、我等守護者達しか所持していない物のはず」
「そう言われても……って、君も腕輪を身に着けているの?」
『彼女』が無言で、自分の右腕に装着されている腕輪を見せてきた。
それは驚く事に、紫の結晶の大きさ、腕輪の意匠その他が、僕の持つそれと完全に一致しているように見えた。
「それ、僕のと全く同じに見えるんだけど?」
「だからこそ、有り得ない話だと言っている。腕輪は、主が我等守護者達に下賜されたものであり、それぞれ意匠が異なる。アルファである私の腕輪は、当然、ベータ以下、他の守護者達のそれとは異なる意匠だ。なのになぜお前が、私の持つ腕輪と全く同じ物を持っているのだ?」
確かに不思議な話であった。
もしかしてこの世界は、実はナレタニア帝国が存在する世界の遥か過去であり、この『彼女』が、ゆくゆくは、自分と出会うサツキになった……?
しかし一方で、この世界は僕の知る世界とは余りにも体制が違い過ぎる。
実体を伴った創造神が自ら君臨する世界と、魔王と勇者がせめぎあう世界。
しかも以前キガルから聞いた話、そして今の『彼女』の口振りからすると、どうやら『守護者』も複数存在するらしい。
やはりここは、僕の知る世界とはパラレルワールド的な、似て非なる世界なのだろうか?
僕の思索は、再び口を開いた『彼女』によって中断された。
「まさか、お前……私の力を奪ったのか?」
ん?
急に何の話だろう?
「力を奪うって、もしかして霊力の事? 霊力って、奪ったり出来るの?」
「本来は、主以外に霊力を扱う能力を与えたり奪ったりは、不可能なはずだ。しかし、そうでも考えないと……」
僕は先程の戦いの序盤、『彼女』が霊力を使おうとして、発動に失敗していたように見えたのを思い出した。
「もしかして、霊力、使えなくなっている?」
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