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第六章 神に行き会いし少年は世界を変える
144. 激情
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6日目―――4
「っ! 冥府の災厄たるお前が何かしたのであろう? そうとしか考えられぬ!」
そう口にした『彼女』の表情は引きつっていた。
どうやら『彼女』的には、“僕に霊力を奪われた、だから自分は霊力の使用が不能になり、僕は霊力を使えるようになった”、という認識のようだ。
否定の言葉を返そうとして、僕は『彼女』が先程から度々口にする単語の意味を先に聞いてみる事にした。
「ねえ、“冥府の災厄”って、何?」
「何を寝ぼけた事を。お前の事であろうが」
「なんで僕が“冥府の災厄”なの?」
「主が教えて下さった。お前と言う冥府の災厄が、この世界に召喚された、とな」
どうやらこの世界の創造主たる女神は、僕の事をそう『彼女』に“紹介”したらしい。
しかし“召喚された”という言葉を使っているという事は、僕がこの世界に連れてこられた経緯について、何か知っているのかもしれない。
神都の酒場で出会った、あのキガルと名乗った魔族も、女神は異なる世界の壁を越えて誰かを召喚する事が、理論上可能である、と話していた。
僕は少し考えてから口を開いた。
「確かに、僕はこの世界の住人じゃない」
「やはり、この世界に災厄をもたらすために、冥府よりやって来たのを認めるのだな?」
「違うよ。僕はこことは違う世界、もちろん、冥府とは何の関係もない世界から、何者かにここへ拉致されてきたんだ」
僕は手短に、自分がこの世界に連れてこられた状況について、『彼女』に説明した。
「神都に来たのも、自分のこの状況を打開する糸口を探しに来たんだ。なのに、セリエが……」
セリエは僕と一緒に神都に来たせいで殺された!
段々と声が大きくなっていく。
「ねえ、セリエはなぜ殺されなきゃいけなかったの? 彼女はそんなに悪い事をした?」
「それは……あの少女が禁足地に入り込んだから……」
「たったそれだけで、殺されたっていうの? セリエはさあ、凄く良い子だったんだよ? いきなり知らない世界に放り出されて、途方に暮れていた僕の事、一生懸命世話してくれて、神都にも案内してくれて、無邪気で、生活に余裕無いはずなのに、僕がお金に困っているんだったら、いつまでも家に居て良いよって言ってくれて……!」
抑えていた感情が決壊した。
溢れる涙が止まらない。
「神様が好きで、じめじめした暗い洞窟に住んでいるのに、神様がくれた素敵な場所だって喜んでいて、神様のする事には間違いなんて無いって言って……それで……その神様に殺されたんだ!」
「彼女の魂が……冥府の災厄に穢されたから……」
「だから、説明しただろ! 僕は冥府なんか知らない! セリエの魂を穢したり、お前の霊力奪ったり、そんな事出来るわけないだろ! そんな事出来るんだったら、今ここで、蟻の化け物に殺されかかったりするもんか!」
絶叫した。
ダメだ。
もう、何もかもグチャグチャだ……
自分でも何を言っているのか分からなくなってきた。
「すまない……」
『彼女』が、ポツリと呟いた。
「禁足地への侵入は、本来ならば説諭しての追放。それが今回に限って、主が規則を曲げられた」
「なんだよ、それ。神様の気まぐれでセリエが死んだって言うのかよ?」
「気まぐれでは無く、何か深いお考えが……」
「どんな考えだって言うんだよ!?」
僕は『彼女』の肩に掴みかかり……そしてハッとした。
『彼女』の顔にも苦渋の表情が浮かんでいた。
「ごめん……言い過ぎた」
『彼女』は、一言も発しないまま俯いている。
「セリエを殺したのは君じゃなかったのに」
思い返してみると、『彼女』はセリエの命乞いをしてくれていた。
そして結果的に女神の不興を買って、自分と共にこんな訳の分からない場所に放り込まれて……
「……ちょっと周りの状況を確認してくるよ」
『彼女』の返事を待つことなく、僕はその場をそっと離れた。
――◇―――◇―――◇――
第045日―3
―――帝都(第139話続き)
メイとの話を終えたハーミルが自室に戻ると、すぐに念話が届いた。
『ハーミル……』
「サツキ? カケルの行方について、何か分かったの?」
『うむ。少し進展があった。見てもらった方が早い。今夜、本部に直接来られないか?』
「本当に!? 分かったわ。すぐ行くから待っていて」
ハーミルは慌てて着替えると、自室を飛び出した。
そして台所で夕食の準備中の家政婦マーサに声を掛けた。
「マーサさん、ちょっと出かけて来ます。もし夕ご飯までに戻れなかったら、先に皆で食べておいて下さい」
ハーミルは、父キースへも少し外出する旨伝えると、夕暮れ時の街中を、結社イクタス本部に繋がる古民家へと駈け出していった。
ハーミルが慌てて出かけて行く物音は、部屋にいたメイにも聞こえてきた。
さっきの話の直ぐあとである。
一体どこへ行くのだろうか?
少し躊躇ったけれど、好奇心の方が上回った彼女は、そっと目を閉じ、魔力を展開した。
そのままハーミルの姿を追跡していく。
ハーミルは自宅から20分程走った先の、古民家の中へと消えていった。
不思議な事に、メイの魔力による追跡は、ハーミルが古民家の扉を開けた瞬間、途切れてしまった。
どうやら古民家の扉部分に、魔力を遮断する仕掛けが施されているように感じられた。
あの古民家は、どういった場所であろうか?
ハーミルが本部へと到着すると、ミーシアが出迎えてくれた。
ハーミルはミーシアと共に、以前、サツキと初めて面会した、巨大なクリスタルが浮遊している広目の書斎のような場所へと向かった。
既に主要なメンバー達は、全員揃っているようであった。
サツキはいつも通り、認識疎外の効果が付与されている灰色のローブを身に纏い、机の向こうに座っていた。
ハーミルはサツキの前に、不可思議な白銀色のオーラで縁取られた、カチューシャのような物が置かれているのに気が付いた。
「さて、これで全員揃ったようじゃな」
イクタスが、一同を見渡した。
「サツキ、始めてくれ」
サツキは頷くと、目の前のカチューシャを手に取り、それを自身の頭に装着した。
すると、部屋の中央に浮遊する巨大クリスタルが一段と輝きを増し、その中に、ある情景が映し出された。
天をも突くほどに聳え立つ巨大な塔と、その周りに広がる円形都市。
さらにその周囲には、湖が広がっている。
一同の中から驚きの声が漏れた。
数秒後、その情景は霞むように消え去り、クリスタルは元の色へと戻っていた。
サツキが机に突っ伏して、荒い息を吐いている。
ミーシアがサツキに駆け寄り、そっと助け起こした。
「大丈夫?」
息を整える素振りを見せるサツキに、ハーミルが気負いこんだ雰囲気で問い掛けた。
「今のは?」
「今見せた情景が、紫の結晶が存在する、つまりカケルがいるであろう世界だ」
サツキがカチューシャを外しながら言葉を継いだ。
「カケルの持つ紫の結晶は、このカチューシャとリンクしている。ただしこのカチューシャは、紫の結晶の位置を探るのに、膨大な霊力を要求する。霊力をほぼ持たぬ今の私では、代わりに生命力を削って、数秒程度こうした情景を垣間見るのが限界だ」
以前、カケルがメイに拉致された時、サツキは紫の結晶の正確な位置を知ることが出来ていた。
あの時も、このカチューシャを使用したのであろう。
しかしあの時は正確な位置を特定出来ていたのに、今回は、上空から俯瞰した都市の情景のみなのは、何故だろうか?
ハーミルの疑問に、イクタスが代わって答えてくれた。
「前回と違い、カケルの身に付けておる紫の結晶が、別の世界に存在するからであろう。異なる世界の壁を越えて正確な場所を特定するのに必要な霊力量は、見当もつかぬ」
ハーミルの心に、『彼方の地』に今も存在するという、サツキの別人格の事が浮かんだ。
やはり、“彼女”の助力を得るしか方法が無いという事か。
そんな事を考えていると、ミーシアがサツキに問い掛けた。
「あの巨大な塔と円形都市が存在する世界、私達の世界とはどういった関係なのかしら?」
「その事なのだが……」
サツキが言葉を選ぶような素振りを見せた。
「私は、どうもあの場所に見覚えがある気がするのだ」
「っ! 冥府の災厄たるお前が何かしたのであろう? そうとしか考えられぬ!」
そう口にした『彼女』の表情は引きつっていた。
どうやら『彼女』的には、“僕に霊力を奪われた、だから自分は霊力の使用が不能になり、僕は霊力を使えるようになった”、という認識のようだ。
否定の言葉を返そうとして、僕は『彼女』が先程から度々口にする単語の意味を先に聞いてみる事にした。
「ねえ、“冥府の災厄”って、何?」
「何を寝ぼけた事を。お前の事であろうが」
「なんで僕が“冥府の災厄”なの?」
「主が教えて下さった。お前と言う冥府の災厄が、この世界に召喚された、とな」
どうやらこの世界の創造主たる女神は、僕の事をそう『彼女』に“紹介”したらしい。
しかし“召喚された”という言葉を使っているという事は、僕がこの世界に連れてこられた経緯について、何か知っているのかもしれない。
神都の酒場で出会った、あのキガルと名乗った魔族も、女神は異なる世界の壁を越えて誰かを召喚する事が、理論上可能である、と話していた。
僕は少し考えてから口を開いた。
「確かに、僕はこの世界の住人じゃない」
「やはり、この世界に災厄をもたらすために、冥府よりやって来たのを認めるのだな?」
「違うよ。僕はこことは違う世界、もちろん、冥府とは何の関係もない世界から、何者かにここへ拉致されてきたんだ」
僕は手短に、自分がこの世界に連れてこられた状況について、『彼女』に説明した。
「神都に来たのも、自分のこの状況を打開する糸口を探しに来たんだ。なのに、セリエが……」
セリエは僕と一緒に神都に来たせいで殺された!
段々と声が大きくなっていく。
「ねえ、セリエはなぜ殺されなきゃいけなかったの? 彼女はそんなに悪い事をした?」
「それは……あの少女が禁足地に入り込んだから……」
「たったそれだけで、殺されたっていうの? セリエはさあ、凄く良い子だったんだよ? いきなり知らない世界に放り出されて、途方に暮れていた僕の事、一生懸命世話してくれて、神都にも案内してくれて、無邪気で、生活に余裕無いはずなのに、僕がお金に困っているんだったら、いつまでも家に居て良いよって言ってくれて……!」
抑えていた感情が決壊した。
溢れる涙が止まらない。
「神様が好きで、じめじめした暗い洞窟に住んでいるのに、神様がくれた素敵な場所だって喜んでいて、神様のする事には間違いなんて無いって言って……それで……その神様に殺されたんだ!」
「彼女の魂が……冥府の災厄に穢されたから……」
「だから、説明しただろ! 僕は冥府なんか知らない! セリエの魂を穢したり、お前の霊力奪ったり、そんな事出来るわけないだろ! そんな事出来るんだったら、今ここで、蟻の化け物に殺されかかったりするもんか!」
絶叫した。
ダメだ。
もう、何もかもグチャグチャだ……
自分でも何を言っているのか分からなくなってきた。
「すまない……」
『彼女』が、ポツリと呟いた。
「禁足地への侵入は、本来ならば説諭しての追放。それが今回に限って、主が規則を曲げられた」
「なんだよ、それ。神様の気まぐれでセリエが死んだって言うのかよ?」
「気まぐれでは無く、何か深いお考えが……」
「どんな考えだって言うんだよ!?」
僕は『彼女』の肩に掴みかかり……そしてハッとした。
『彼女』の顔にも苦渋の表情が浮かんでいた。
「ごめん……言い過ぎた」
『彼女』は、一言も発しないまま俯いている。
「セリエを殺したのは君じゃなかったのに」
思い返してみると、『彼女』はセリエの命乞いをしてくれていた。
そして結果的に女神の不興を買って、自分と共にこんな訳の分からない場所に放り込まれて……
「……ちょっと周りの状況を確認してくるよ」
『彼女』の返事を待つことなく、僕はその場をそっと離れた。
――◇―――◇―――◇――
第045日―3
―――帝都(第139話続き)
メイとの話を終えたハーミルが自室に戻ると、すぐに念話が届いた。
『ハーミル……』
「サツキ? カケルの行方について、何か分かったの?」
『うむ。少し進展があった。見てもらった方が早い。今夜、本部に直接来られないか?』
「本当に!? 分かったわ。すぐ行くから待っていて」
ハーミルは慌てて着替えると、自室を飛び出した。
そして台所で夕食の準備中の家政婦マーサに声を掛けた。
「マーサさん、ちょっと出かけて来ます。もし夕ご飯までに戻れなかったら、先に皆で食べておいて下さい」
ハーミルは、父キースへも少し外出する旨伝えると、夕暮れ時の街中を、結社イクタス本部に繋がる古民家へと駈け出していった。
ハーミルが慌てて出かけて行く物音は、部屋にいたメイにも聞こえてきた。
さっきの話の直ぐあとである。
一体どこへ行くのだろうか?
少し躊躇ったけれど、好奇心の方が上回った彼女は、そっと目を閉じ、魔力を展開した。
そのままハーミルの姿を追跡していく。
ハーミルは自宅から20分程走った先の、古民家の中へと消えていった。
不思議な事に、メイの魔力による追跡は、ハーミルが古民家の扉を開けた瞬間、途切れてしまった。
どうやら古民家の扉部分に、魔力を遮断する仕掛けが施されているように感じられた。
あの古民家は、どういった場所であろうか?
ハーミルが本部へと到着すると、ミーシアが出迎えてくれた。
ハーミルはミーシアと共に、以前、サツキと初めて面会した、巨大なクリスタルが浮遊している広目の書斎のような場所へと向かった。
既に主要なメンバー達は、全員揃っているようであった。
サツキはいつも通り、認識疎外の効果が付与されている灰色のローブを身に纏い、机の向こうに座っていた。
ハーミルはサツキの前に、不可思議な白銀色のオーラで縁取られた、カチューシャのような物が置かれているのに気が付いた。
「さて、これで全員揃ったようじゃな」
イクタスが、一同を見渡した。
「サツキ、始めてくれ」
サツキは頷くと、目の前のカチューシャを手に取り、それを自身の頭に装着した。
すると、部屋の中央に浮遊する巨大クリスタルが一段と輝きを増し、その中に、ある情景が映し出された。
天をも突くほどに聳え立つ巨大な塔と、その周りに広がる円形都市。
さらにその周囲には、湖が広がっている。
一同の中から驚きの声が漏れた。
数秒後、その情景は霞むように消え去り、クリスタルは元の色へと戻っていた。
サツキが机に突っ伏して、荒い息を吐いている。
ミーシアがサツキに駆け寄り、そっと助け起こした。
「大丈夫?」
息を整える素振りを見せるサツキに、ハーミルが気負いこんだ雰囲気で問い掛けた。
「今のは?」
「今見せた情景が、紫の結晶が存在する、つまりカケルがいるであろう世界だ」
サツキがカチューシャを外しながら言葉を継いだ。
「カケルの持つ紫の結晶は、このカチューシャとリンクしている。ただしこのカチューシャは、紫の結晶の位置を探るのに、膨大な霊力を要求する。霊力をほぼ持たぬ今の私では、代わりに生命力を削って、数秒程度こうした情景を垣間見るのが限界だ」
以前、カケルがメイに拉致された時、サツキは紫の結晶の正確な位置を知ることが出来ていた。
あの時も、このカチューシャを使用したのであろう。
しかしあの時は正確な位置を特定出来ていたのに、今回は、上空から俯瞰した都市の情景のみなのは、何故だろうか?
ハーミルの疑問に、イクタスが代わって答えてくれた。
「前回と違い、カケルの身に付けておる紫の結晶が、別の世界に存在するからであろう。異なる世界の壁を越えて正確な場所を特定するのに必要な霊力量は、見当もつかぬ」
ハーミルの心に、『彼方の地』に今も存在するという、サツキの別人格の事が浮かんだ。
やはり、“彼女”の助力を得るしか方法が無いという事か。
そんな事を考えていると、ミーシアがサツキに問い掛けた。
「あの巨大な塔と円形都市が存在する世界、私達の世界とはどういった関係なのかしら?」
「その事なのだが……」
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