神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~

じゃくまる

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第48話 光の橋と元素素材

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 光の橋を作るには光の玉が必要。
 じゃあ光の玉はどう作るんだろう? と思い【アイテムクリエイト】で調べてみると、【光結晶】が必要だと出た。
 ……ところで、【光結晶】ってなに?

 さらに詳しく調べてみると、【光結晶】とは神のみが作れる【元素素材】なのだとか。
 さらに【元素素材】を調べてみると、それぞれの元素を結晶化した素材とでた。

「元素ねぇ」
 ここでいう元素とは、いわゆる【属性】みたいなものらしい。
【闇属性】の何かを集めれば【闇元素】が集まるといった具合のようだ。
 
「作り方はわかったけど、集め方がわからない」
 お爺様に聞いてもいいのだけど、何とか解決したいところ。
 さて、どうしたものか……。

「主、何かお悩みですか?」
「あ、ミリアムさん」
 悩んでいるボクの隣にミリアムさんがやってきた。
 そうだ、ミリアムさんなら……。

「ミリアムさん、元素の集め方、わかりますか?」
「はい。仮にも私は精霊王だったものでしたので、それくらい造作もありません」
 さすがは精霊王といったところか。

「やってみたいんですけど、どうすればいいんでしょうか」
 取っ掛かりがわからないので試すこともできないのだ。
 
「では、簡単に感覚を掴みましょうか。指を軽く曲げたりして素早く振ってください」
 指示されたとおりに実行すると周りの空気が手にまとわりつく。

「ではその状態で、風を掴んでください」
 早速そのまま掴んでみる。
 すると、柔らかい何かをボクの手は掴んだのだ。

「!? なにこれ」
 手を離せば消え、また同じことをすると掴める。

「それが風を掴む感覚です。同じように陽光に手をかざして集中して掴むと、光を掴むことができます。これは精霊なら簡単にできますが、人間はできません」
「なるほど。ということは……」
 陽光に手をかざし集中する。
 そしてぐっと掴むと暖かい何かを掴むことができた。

「よし。あとはこれを……」
 掴んだ何かを手のひらに包むようにして集める。
 そして圧力を加えるような感覚で力を籠めると、暖かい白いビー玉のようなものができたのだ。

「これ?」
 調べてみると、【光結晶】と出た。
 成功だ。

「えっと、光の玉を作るには、光結晶を10個用意すればいいのか」
 光結晶を作った動作を繰り返し、10個の光結晶を用意する。
 そして【アイテムクリエイト】を実行する。

「できた……」
 光結晶10個が光の玉1個に変わったのだ。
 調べてみると、光結晶を1つにまとめたものと出た。

「これがそうなのか……。それにしても調べ方、もう少しどうにかできないかなぁ」
 今の調べ方は、頭の中で思い浮かべるとパソコンのように画面を見ることができるというものになっている。
 正直それはそれで気持ち悪いし、やめると全部消えてしまうので途中保存ができない。
 パソコンのようなものを早く用意するべきか……。
 どっちにしても日本へ戻らないとどうにもならないか……。
 というわけで、今後は少しでも楽にするために向こうでパソコンを用意しようと思う。

「さて、光の玉が出来上がった。これで光の橋は作れそう」
 というわけでみんなが見守る中、ボクは光の玉を台座の窪みにセットする。
 窪みに光の玉をセットした瞬間、台座が光、きらきらと輝く白く透明な橋が南門と思しき壁へと伸びていった。
 そして同時にボクの視界が一瞬歪み、黒い玉の絵が見えた。
 
(黒い玉……?)
 気になりはしたが、今は黒い玉に関する情報は持っていない。
(もし情報を見つけたら作ってみるか……)
 ボクは黒い玉の情報も集めることに決めた。

「さて、ええっと、ミレたちはここで馬車を見ててほしい。ミリアムさんは……」
「私もここに残ります。主が正式に認められた後、私は属神として改めて参ります」
「わ、わかりました」
 どうやらミリアムさんもここに残るようだ。

「マルムさんとセリアさんも居残りでお願いします」
「わかりました」
「おまかせを~」

「千早さんは来てもらう必要がありますよね?」
「当然です。ですが遥様? 若葉様のこと、お忘れでは?」
 出発しようと考えていたボクに千早さんがくぎを刺してきた。

「あっ」
 そういえばすっかり忘れていたっけ……。

『お母さん、今大丈夫ですか?』
『もちろんよ~? もう着いたのね?』
『えっ? はい。よくわかりましたね』
『もちろんよ。見てたもの』
『あ、あはは……』
 どうやらお母さんはずっと見ていたようだ。
 忘れていてごめんなさい。

『ところで、ここからどうやって大神殿にいけばいいのでしょうか。門を抜けた後にどうすればいいのかわからなくて……』
 順路があるなら教えてほしいところ。
 今のボクからは門の先がどうなっているのか全く分からないのだ。

『大丈夫よ~? 今から行列要員を送るからそれでわかるはずだから』
 お母さんがそう言うと、ボクの近辺に何者かが転移してきた。

「お初にお目にかかります。姫様。私は若葉様の筆頭侍従長の【三島玄斉(みしまげんさい)】と申します。以後お見知りおきを」
「は、はい。姫様? というのはよくわかりませんけど、よろしくお願いします……。【御神楽遥】です……」
 筆頭侍従長と名乗る黒髪の男性妖狐【三島玄斉】さんはそう語った。
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