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第60話 新世界鉱物発見
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新世界を訪れたハーンさんは興味深そうに周囲を見ている。
世界の形は色々あると思うけど、今いる場所はただの森なので別に珍しくはないんじゃないかな?
「ハーンさんの世界って魔界、でしたっけ?」
たしか魔界の神とも名乗っていたと思うんだけど……。
「魔界と言っても、正式には【魔法界】なんです。一部の地域を除くと普通の世界と同じですよ」
ボクは魔界と聞いて暗くじめじめしたような世界を思い浮かべていた。
でも実際はボクの世界と変わらないらしい。
「ではなぜ物珍しそうに?」
だとしたら、ハーンさんは何で物珍しそうに見ていたのだろうか。
「この世界、精霊力と魔力と妖力が混じってるんですよ。それが珍しくて。たぶん僕が定義していない力もここにある気がしますね」
ハーンさんはやっぱり興味深そうに周囲を見ていた。
うーん、ハーンさんも定義していない力かぁ……。
「遥様! 近くに鉱山がありました!」
ハーンさんと話していると、フェアリーノームの一人がボクにそんな報告を持ってきてくれた。
ちなみに今報告してくれた子は新顔で、アンカルの街から増員としてやってきてくれたこのようだ。
「どんな鉱石がありましたか?」
「これです!」
そう言って渡されたのは銀色に輝く鉱石。
銀、だよね?
「これって銀とかプラチナとかじゃないんですか?」
それっぽい色のものは結構ある。
この鉱石が同じとまではいかないが……。
「違います。私、【鉱石鑑定】を持っているんですけど、これはどれにも当てはまらないものでした」
「【鉱石鑑定】ってなんですか?」
新顔のフェアリーノームからでた新たなスキル名。
すっごく気になります。
「鉱石類を鑑定して効果などを知ることができます。遥様も習得できるはずなのでぜひ覚えてみてください」
「へぇ~。ボクにも習得できるなら覚えたいです。どうすればいいんですか?」
たぶん【空間収納】に入れればわかるんだと思うけど、それ以外でも詳しく知る手段があるならやるしかないよね。
「鉱石を持ってひたすら魔力を通して調べてください。そうすれば習得できますよ。ということで、これをお使いください」
フェアリーノームに先ほどの謎鉱石を手渡された。
言われた通り調べてみようかなぁ。
「ええっと、石を持って……どうすればいいんだろう?」
「石を持ってから、手のひらで魔力を送るようイメージしてみてください」
フェアリーノームの指示に従いながら石を覆うように石に意識を集中させる。
すると、言葉が思い浮かんだ。
『【名称】なし【説明】妖力と銀鉱石が結びついた鉱石。精製すると銀素材でありながら軽く硬くなる【効果】物の怪や亡者、亡霊、魔法生物などに非常に有効【その他】創造者である御神楽遥により生み出された新鉱物』
「あ、わかった! わかりました!!」
なんとなく浮かんだ言葉をそのままフェアリーノームに伝える。
「さすがは遥様です。そこまで詳しくわかるなんて! 新鉱物は【妖銀鉱】と名付けましょう!」
フェアリーノームはうれしそうだ。
「もしかして新しい鉱石が生まれたのですか? 1つ貰ってもいいですか?」
「はいどうぞ。ハーンさん」
ハーンさんが興味を持ったようなので、【妖銀鉱】を1つ手渡した。
「ありがとうございます。これはベルザ兄さんも興味を引きそうですね」
ハーンさんが興味を抱く素材が見つかってよかった。
「そういえばハーンさん。神様って下界に降りてきてもいいんですか?」
今更だけどこれだけは聞いておきたい。
「今仕事を押し付けられていて、ここにはこれないイーサ兄さんもそうですけど、力を抑えるために制限をつけて降りてきています。そのままの力で行くと世界が揺らぐので……」
どうやら何かしらの制限を設けた上で来ているようだ。
というか、イーサさん、仕事押し付けられてたのかぁ……。
道理で戻ってこないわけだ。
「遥様~! またまた知らない鉱石見つけました~!!」
探索班のフェアリーノームたちが続々と新発見の報告をしてくる。
どうやらこの世界には未知の資源が眠っているようだ。
「ミレ様、遥様! 液体エーテルの地底湖を発見しました!!」
焦った様子で報告してくる探索班のフェアリーノーム。
「液体エーテルですって?」
「液体エーテル??」
「それは本当に液体エーテルだったんですか? だとしたら由々しき問題ですよ」
ボクは何のことだか分らなかったけど、ミレとハーンさんは敏感に反応した。
液体エーテルってなんなの??
「遥がさっきまでいた世界には魔力というか【マナ】というものがあります。【魔素】と呼ばれるものから生成されていますが。これは魔物化させることもある不安定な物質でもあるんです」
「不安定……ですか」
「はい。私のいる魔法界にもマナの湖がありますが、そこからは定期的に魔物が生まれます」
「ぶ、物騒な話ですね……」
魔物の生まれるマナの湖、怖い。
「エーテルというのはマナを純化したものです。なのでマナの湖を浄化するとエーテルの湖になるというわけです」
「は、はぁ……」
魔法を司るだけあってマナとエーテルについて詳しいらしい。
さすがハーン叔父さん。
「で、何が問題なんでしょうか」
よく分からないので素直に聞く。
「浄化していない状態で、エーテルが存在することはありえないんです。ましてやそれが地底にたまって湖を形成しているなど……」
ということはどういうことなのだろうか?
「マナは誰でも浄化できるんですか?」
「できません。神殿にて神に浄化を願って、初めてマナがエーテルに変化するんです。つまり、神の手が加わらないとできません」
つまり、神の手が加わったのと同じ状態がそこにできていると……。
「ど、どうすれば……」
「おそらくそこは聖域になっていることでしょう。原因は間違いなく、遥です」
どうやら面倒なことになっているようだった。
世界の形は色々あると思うけど、今いる場所はただの森なので別に珍しくはないんじゃないかな?
「ハーンさんの世界って魔界、でしたっけ?」
たしか魔界の神とも名乗っていたと思うんだけど……。
「魔界と言っても、正式には【魔法界】なんです。一部の地域を除くと普通の世界と同じですよ」
ボクは魔界と聞いて暗くじめじめしたような世界を思い浮かべていた。
でも実際はボクの世界と変わらないらしい。
「ではなぜ物珍しそうに?」
だとしたら、ハーンさんは何で物珍しそうに見ていたのだろうか。
「この世界、精霊力と魔力と妖力が混じってるんですよ。それが珍しくて。たぶん僕が定義していない力もここにある気がしますね」
ハーンさんはやっぱり興味深そうに周囲を見ていた。
うーん、ハーンさんも定義していない力かぁ……。
「遥様! 近くに鉱山がありました!」
ハーンさんと話していると、フェアリーノームの一人がボクにそんな報告を持ってきてくれた。
ちなみに今報告してくれた子は新顔で、アンカルの街から増員としてやってきてくれたこのようだ。
「どんな鉱石がありましたか?」
「これです!」
そう言って渡されたのは銀色に輝く鉱石。
銀、だよね?
「これって銀とかプラチナとかじゃないんですか?」
それっぽい色のものは結構ある。
この鉱石が同じとまではいかないが……。
「違います。私、【鉱石鑑定】を持っているんですけど、これはどれにも当てはまらないものでした」
「【鉱石鑑定】ってなんですか?」
新顔のフェアリーノームからでた新たなスキル名。
すっごく気になります。
「鉱石類を鑑定して効果などを知ることができます。遥様も習得できるはずなのでぜひ覚えてみてください」
「へぇ~。ボクにも習得できるなら覚えたいです。どうすればいいんですか?」
たぶん【空間収納】に入れればわかるんだと思うけど、それ以外でも詳しく知る手段があるならやるしかないよね。
「鉱石を持ってひたすら魔力を通して調べてください。そうすれば習得できますよ。ということで、これをお使いください」
フェアリーノームに先ほどの謎鉱石を手渡された。
言われた通り調べてみようかなぁ。
「ええっと、石を持って……どうすればいいんだろう?」
「石を持ってから、手のひらで魔力を送るようイメージしてみてください」
フェアリーノームの指示に従いながら石を覆うように石に意識を集中させる。
すると、言葉が思い浮かんだ。
『【名称】なし【説明】妖力と銀鉱石が結びついた鉱石。精製すると銀素材でありながら軽く硬くなる【効果】物の怪や亡者、亡霊、魔法生物などに非常に有効【その他】創造者である御神楽遥により生み出された新鉱物』
「あ、わかった! わかりました!!」
なんとなく浮かんだ言葉をそのままフェアリーノームに伝える。
「さすがは遥様です。そこまで詳しくわかるなんて! 新鉱物は【妖銀鉱】と名付けましょう!」
フェアリーノームはうれしそうだ。
「もしかして新しい鉱石が生まれたのですか? 1つ貰ってもいいですか?」
「はいどうぞ。ハーンさん」
ハーンさんが興味を持ったようなので、【妖銀鉱】を1つ手渡した。
「ありがとうございます。これはベルザ兄さんも興味を引きそうですね」
ハーンさんが興味を抱く素材が見つかってよかった。
「そういえばハーンさん。神様って下界に降りてきてもいいんですか?」
今更だけどこれだけは聞いておきたい。
「今仕事を押し付けられていて、ここにはこれないイーサ兄さんもそうですけど、力を抑えるために制限をつけて降りてきています。そのままの力で行くと世界が揺らぐので……」
どうやら何かしらの制限を設けた上で来ているようだ。
というか、イーサさん、仕事押し付けられてたのかぁ……。
道理で戻ってこないわけだ。
「遥様~! またまた知らない鉱石見つけました~!!」
探索班のフェアリーノームたちが続々と新発見の報告をしてくる。
どうやらこの世界には未知の資源が眠っているようだ。
「ミレ様、遥様! 液体エーテルの地底湖を発見しました!!」
焦った様子で報告してくる探索班のフェアリーノーム。
「液体エーテルですって?」
「液体エーテル??」
「それは本当に液体エーテルだったんですか? だとしたら由々しき問題ですよ」
ボクは何のことだか分らなかったけど、ミレとハーンさんは敏感に反応した。
液体エーテルってなんなの??
「遥がさっきまでいた世界には魔力というか【マナ】というものがあります。【魔素】と呼ばれるものから生成されていますが。これは魔物化させることもある不安定な物質でもあるんです」
「不安定……ですか」
「はい。私のいる魔法界にもマナの湖がありますが、そこからは定期的に魔物が生まれます」
「ぶ、物騒な話ですね……」
魔物の生まれるマナの湖、怖い。
「エーテルというのはマナを純化したものです。なのでマナの湖を浄化するとエーテルの湖になるというわけです」
「は、はぁ……」
魔法を司るだけあってマナとエーテルについて詳しいらしい。
さすがハーン叔父さん。
「で、何が問題なんでしょうか」
よく分からないので素直に聞く。
「浄化していない状態で、エーテルが存在することはありえないんです。ましてやそれが地底にたまって湖を形成しているなど……」
ということはどういうことなのだろうか?
「マナは誰でも浄化できるんですか?」
「できません。神殿にて神に浄化を願って、初めてマナがエーテルに変化するんです。つまり、神の手が加わらないとできません」
つまり、神の手が加わったのと同じ状態がそこにできていると……。
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どうやら面倒なことになっているようだった。
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