廃課金ゲーマーの異世界ライフ〜何処へ行っても課金は追ってくる〜

こう7

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拠点地入手

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危うく放心してしまうところだった。
たった一回の迷宮攻略で宝くじ一等分並みに稼いでしまった。

「大丈夫ですか?」

「は、はい大丈夫です。予想以上に売れたようでびっくりしました。」

「ドラゴンは骨から血まで全てが貴重な素材ですからね。私としてはもう少し頑張りたかったんですがね。まぁ、それはさておきこちら一応、確認して下さいませ。」

この中にきっちり入っているかなんて数えるのに時間が掛かり過ぎるよ。

『旦那、アイテムボックスに収納したら金額表示されるんじゃありやせんか?』

ナイス、クロコ!

助言を頼りに全部仕舞うと、確かに1億8千万ありました。
これはニヤニヤが止められない。

「コロックさん確かにありました問題無いです。」

「えっ数え終えたんですか?どうやって?」

「それは秘密です。」

つい人差し指を唇に当てて中二な病が発症。
今晩はまた頭を抱えて悶えるのが確定だ。

「むむ、いつかお聞かせ願いたいものです。ところで今回の件でやはり誰がこの偉業を成し遂げたのか各方面より圧力が掛かっております。まだユウ様の事は明かしておりませんが時間の問題だと思って下さい。」

「はい、それについては俺らは特に問題ありません。もし悪意を持って色々小細工をしてくるなら全力で答えるまでですから。」

「ドラゴンを倒す方に喧嘩を売る人なんて居ないと思いたいですが…。」

居そうですよね。
冒険者ギルドとかギルドマスターとか。
同じ考えが浮かんだのかコロックさんと苦笑する。

嫌なことは一旦忘れて俺の用件を伝えよう。


「実はコロックさんにまた相談したいことがございまして…。」

「相談ですか?なんでしょうか、ユウ様の頼みであれば出来る限りお応えしたいと思っておりますよ。」

なら、考えていた拠点について伝えていく。

「家ですか…。規模によっては難しいですが、私の紹介状で多少は融通がきくかと。ちなみにお住いになるのはこちらに居る方で全員ですか?」

ゆくゆくは全配下100人を解放するつもり。
だから、100人は生活出来る家が欲しい。

「えーと、今後増えるので最低百人以上が住めるお家が良いんですがどうでしょうか?」

コロックさんの表情に影が入る。普通に考えて百人暮らせるってどんな大豪邸だよって話だもんね。

やっぱり難しいか。

「申し訳ございません。それ程の人数が住める家となると私の紹介状だけでは足りません。」

「あーそうですか。土地だけってのはないですか?建てるのはこちらでやりますので。」

「土地だけですか…少々お待ち下さいませ。」

そう言ってコロックさんは一度客間を出る。ついでに金貨を運んでくれた従業員さん達も。

さてさてどうなることやら。

「主、私達の愛の巣どうなる?」

コロックさんとの歓談中ずっと大人しくしていた面々。
ちゃんとタイミングは図れるようだ。
でも、愛の巣ではない。

「土地さえあれば建築が得意な配下のケンゾウを解放して一緒に建てるつもりだけど、土地がね…。最悪、狭い土地でも地下を拡げて造れるとは思うけど。」

「リリーは主の部屋の隣を所望する。」

「「はぁ?」」

何故かシルヴィアと言葉が重なった。

「ず、ズルいぞ。しゅ、主君、私は護衛として近くで主君をお守りするのが使命。な、なので私を主君の隣の部屋に!」

そして、また始まるにらめっこ。
反省はあの時だけの反省か、俺は悲しいよ。
ここでまた威圧を放ったらランパード商会の面々に万が一の事があるかもしれない。

「クロコ、ひとまず影の中で反省させて。」

『へ、へい。』

二人の抵抗を拒むように影が触手の様に絡み付いていく。

「「主君(主)!?」」

解こうと頑張るけどもう遅い。

「二人はしばらく反省で。少々は許容したいけどここは他所様の場所、迷惑掛けちゃ駄目でしょう。だから、反省で。」

「「う、うあ…ああぁぁ…。」」

影に沈んでいく二人。
宿屋に帰ったら解放してあげよう。



呆れる一幕を終えたところでコロックさんが戻って来た。
手にはいくつかの書類を持っている。

「お待たせ致しました…ってあれ?お嬢様方は?」

「話が長くなるかもしれないので先に帰らせました。」

キョロキョロシルヴィア達の行方を当ても無く探す。
適当な嘘で誤魔化す。

「左様ですか分かりました。では、お話の続きをしましょう。まず家に関しましては紹介出来ず申し訳ありません。しかし、土地ならばご用意出来ます。」

「ご用意?」

「本来なら身分証が無く私の紹介状だけでは土地であっても100人以上が過ごせる場所は売ってもらえません。しかし、私が所有している土地を直接ユウ様にお売りすることであれば可能でございます。」

おぉ、なんだか良い流れ。

「前に倉庫として使っていた場所がございます。今はここに商会を移転したので更地となっています。街の中心部からかなり離れている為少し不便かもしれませんが、なかなかの広さを保有した土地でございます。どうでしょうか?」

「はい、そこを買わせて下さい。」

即決。
下見とか必要ない。

まさかの即決にコロックさんが驚いた表情を見せる。
悩んでなんていられない、あとはお値段のみ。

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