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建設5
しおりを挟む建築初日、午前中に買い物行って夕方過ぎに帰って来たら一軒家が建っていました。
しかも、この街の外観に全くそぐわないまさかの和風建築。
日本人として嬉しいけど、こりゃ目立つ。
経った一日、いや一日も経っていないのにここまで進む?
セーフティアではもっと掛かった、もしかして今まで俺が関わってあの速度だけどケンゾウだけならこの速さなのだろうか。
とても自信無くすけどどうする?
「おぉ主よ、帰って来たか。どうじゃ、まだ外観だけで中身はまだまだではあるがなかなかのもんじゃろ?」
「中々どころかかなりのもんだよ。これなら今すぐにでも住めるね。」
すると、くわっと目を見開くケンゾウ。
「主よ、まだじゃ…まだじゃ!完璧に完成しなければ主を住まわせる訳にはいかん!」
そんな怒鳴るような言い方しなくても…。
職人のこだわりは怖いよ。
「だったら、買って来た家具だけ渡しておくよ。でも、まさか和風だと思わなかったから普通にがっつり洋風寄りのテーブルとか椅子だけど大丈夫?」
「安心しておくれい。儂がちょちょっとアレンジするでのう。」
「了解。じゃあ渡すよ、でも明日ね。今日はもう宿屋に戻ろう。ちなみにケンゾウの目測では何日くらいで完成予定?」
「むっふっふ、あと3日くれい。主に相応しい家を作るからのう!」
「うん、楽しみ!」
そして、3日後ついに完成。
お家ってこんな短期間で出来るんだね。結界の外から見えるのは未だ未完成の土地。
解除したらいきなり異質な和が出てくる。
嫌でも注目されそう。
だから、リリーには悪いけど結界の外から見えるのは一ヶ月くらいゆっくり完成していく様で調整してもらう。
でも、住むのは今日から。
コンゴの店は昨日まででマーロさんともちゃんとさよならをした。
マーロさん的にはまだ家は完成していないのに何処に泊まるんだと不思議そうにしていたけど大丈夫の一言でどうにか押し切った。
けれど、コロックさんやジンさん達には近々お家に招待しようと思う。
この街で最も親しいと思える間柄だもん。
「主よ、そろそろ家へ入らんかのう?」
「あ、ごめんごめん。早速ケンゾウに色々説明してもらおうかな。」
ケンゾウを筆頭に入っていく。
3階建ての日本家屋らしい、中もちゃんと和風だ。
どこぞの姉妹が真っ黒なくろすけを叫びそうなくらい和で統一されている。
靴を脱いで床を歩む。木材の軋む音と香りが田舎のお婆ちゃんを思い出す。
都市開発が進んで途中からお婆ちゃんマンション住みになったけどなんだか懐かしい。
やっぱりおらは日本人なんだな。
廊下を進み居間に入る。
畳だ。
しかも掘りごたつもある。冬でもない場違い感があるけどとても感動。
「これはのう、掘りごたつなんじゃが温度調節付きで涼しくも熱くも出来るぞい。」
お次はキッチン。
ここは見た目超近代的。IHクッキングヒーターみたいなのが備わっている。
てっきり釜戸とかかと思ってた。
「だってのう、その内クックを解放するんじゃろう?あやつはこだわりが強いから最高完備のキッチンにせんとうるさいでのう。」
あぁうん、納得。
クックは俺の配下で料理長。
ケンゾウの言う通り家が出来次第すぐに解放する予定でした。もう塩だけの異世界料理は勘弁だからね。
そして、他に注目すべきはお風呂。
お風呂は五右衛門風呂。
それだけでなくサウナに水風呂、電気風呂泡風呂牛乳風呂ローション風呂。
色々聞きたいことはあるけれど多種多様で一週間毎日違うお風呂に入れる仕様だ。
どんどん楽しみが増えていく。
ひとまず大まかに一階はこんな感じ。
その他の二階三階は配下や俺の部屋らしい。三階は全部俺の部屋で二階は配下10部屋分。ここは俺が生んだ順で配下を配置する。
じゃあ、残りの配下は?
答えは地下。
地下はエレベーターで降りる仕掛け。
魔物の素材と鉱石だけでどうやって作ったんだろうか?
ケンゾウは笑うだけで教えてくれない。
話を戻して地下には配下の部屋だけではない。ちゃんと俺が要望した訓練場的なものから鍛冶場とかも設置されている。
これらは追々説明していこう。
今回の紹介はここまで。
いよいよまた配下を解放して行こう。
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