廃課金ゲーマーの異世界ライフ〜何処へ行っても課金は追ってくる〜

こう7

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楽しい旅行5

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女性冒険者達が髪を染めてピアスを付ける日は近い。
ヤオイのお陰でまた一難を過ぎ去ることが出来ました。

でも、まだまだ先は長いだろう。冒険者は誰でも登録するだけでなれる簡単な職業、数は無駄に多い。
倒しても殺しても幾らでも湧いてくる。

『そんな旦那へ朗報っす!あっしらがあまりにも簡単に突破しているので恐れをなした者は逃げて行き、その他の者はお城の前で集合しようとしているみたいっす。』

あ、やっぱり観測係みたいなのが隠れていたんだね。
一々個別で戦うよりまとまっていた方がかなり楽だ。

「それはラッキーだね。それに沢山居るんだったらその中には話の分かる奴も居るかも。」

少し心に気楽が混じってきた。
クロコの言葉通り全く敵と出会さない。
王都に入ってからのようやく落ち着きタイム。

また屋台でも寄りながら行こう。
今度は肉団子の野菜巻き
さっきの肉串もそうだけどクックの味を知った今はシンプルな味付けが新鮮に感じる。

『旦那、そろそろ行きやしょう。城の前で待機している冒険者達が待ちぼうけでどんどん苛立っていやす。交渉のしようが無くなりますぜ。』

約束していないのに勝手に待って苛々するってなんて理不尽。
話の分かる奴が居てくれるだろうか。

そんなこんなでお城前。
総勢50名以上の皆さんでお出迎えしてくれた。
中には、冒険者だけでなくこのお城に勤める騎士まで居る。
あの王子は徹底的に俺達と殺り合いたいらしい。

さてこの中で話が通じそうな人は居るかな?

俺がキョロキョロ眺めていると一人の白髭を蓄えた老人が一歩前へ出てきた。
誰だろう?

『聴いた会話の中で総帥と呼ばれていた爺さんっすね。冒険者ギルドのトップみたいっすよ。』

なるほど。
ついにあの馬鹿ギルドマスターの更に上が出てきたか。

「お主がユウか?」

それほど声を張っていない。
なのに、ちゃんと耳まで届く。
それに加えて威厳や風格も込み込みでめっちゃ強者感がある。

ちょっと警戒しとこ。

「はい、そうです俺がユウです。非ぬ疑いを掛けられたので晴らしに来ました。」

「非ぬ疑い?」

「そうです。理不尽な要求に加えて断ったら襲って来て、それを返り討ちにしたら犯罪者。随分と舐められたものなので落とし前をつけてもらおうと思ってお城にやって来ました。」

「それは真じゃろうか?」

お?
もしかして、初の話が通じる人?

「ここまで来て嘘を言う理由が無いですよ。なので、そこを退いてください。貴方達に用はありません。用があるのはあのお城の中です。」

「待て待て、はいそうですかと通せる訳なかろう。どうも聞いた話と辻褄が合わん。ここはひとまず拘束されてくれんか?お主の話が事実なら悪いようにはせんから。」

うーん、唯一話が通じそうだけど大人しく拘束されるなんて柄じゃない。
どうしよう?

「おいおい爺さん、相手が餓鬼だからって躊躇ってんのかよ。事実がどうであろうとあれは犯罪者なんだ。しかも、多額の賞金が付いたな。こっちは早く殺して山分けしたいんだよ。」

爺ちゃんとのお話に割り込んできた背丈ほどにある大剣を背負った大男。

「待つのじゃ、無実かもしれんじゃろう。」

「サイモンの旦那が嘘付いたって言いたいのか?そんな訳無いだろうよ。」

「しかしのぅ…。」

「おいクソガキ、このSランク冒険者である俺ブロンゴ様が直々に殺してやろう。」

知りたくもないのに自己紹介ありがとう。

「おっと、待ちたまえ。あれは私達の獲物ですよ。少年、このSランクパーティー赤き聖剣が君の命を頂きましょう。」

ぞろぞろと爺ちゃんの後ろから出てくる自称最強達。
オロオロする爺ちゃんが可哀想。

「えーと、これは交渉決裂かな?」

「ご主人様、所詮相手は話の通じない低能の愚物共です諦めましょう。メシアお願いします。」

今度はメシアがやるのね。

「メシアあのお爺ちゃんは話の分かる人っぽいから生かしてあげてね。」

「天が大地を穿つ時、その契は果たされよう。(はい!あの爺さん以外は殺します!)」

翻訳の方がちょっと殺伐ってる。
自称強者全滅の日はもう近い。


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